美女と野獣






「キャ〜御柳君〜vvvv」


「ろっくんメルアド交換して〜!!!」


「白春君ーこのマフラー受け取ってー!!!」








まったくこう見学者がうるさくては、
選手の集中力が切れてしまう…。




「屑桐君ー!こっち向いてー!!」











ブチッ!!!








「貴様ら用が無いならさっさと帰れ!!!」



怒りのオーラを出しながら、見学者の方に歩いて行く。






「キャー屑桐君がこっちに来たわよーー!!」


「きっと私に用があるのよ!!」


「何いってるのよ!絶対私よ!!」


などなど、屑桐が向かっている場所ではそんな会話がされていた。


「貴様らいい加減にしろ!騒ぐのならさっさと帰れ!!」


女の子相手に睨めつける屑桐。


「怒った顔もかっこいい〜vvv大好きです屑桐君vvv」


「私もですvvv」


私も私も、と言い合っている中とうとう屑桐の堪忍袋の緒が切れかかっていた。





「キーサーマーラー!!!!!」


「おーい。」



「さっさと帰れ!はっきり言って練習の邪魔だ!!」


「もしもーし。」


「だいたいなんで貴様ら部活に行かないんだ!!華武は強制だぞ!!」


「無涯くーん。」


「だって屑桐君に会いたかったんだもんvvv」


「だってじゃない!!さっさと帰るか部活に行け!」


「聞こえてますかー?」


「もー屑桐君のお願いじゃ行くしかないわねv
 じゃーまた来るわねvvv」


「二度と来るな!!」


まったく!と、ため息をついていると、


「ちょっと、無涯君!シカトはいけないんだぞ!!っと!」


っと指をビシッと屑桐に向けた。












「…。なんだ居たのか。」


全然気付かなかったと言う顔をしているぞ!そこの無涯君!!←?


「居たのかですって!!さっきから呼んでたわよ!!」


この二人は仲が良いんだか悪いんだかの幼馴染の仲。


「そうか。分からなかった。悪かったな。」


「なんで、棒読みなのよ!!」


「知るか。で、何かようか?」


「あーありますとも!あるから、わざわざ来てるんじゃない!!」


「分かったから、そう怒るな。で、なんだ?」


よくぞ聞いてくれました!!と言わんばかりに
自分の顔の前で手を握る。


「んとね〜。
せんぱ〜い(^0^)」え?」




ガシャーン








という効果音と共に録が…。







録が




フェンスを乗り越えて





上から降ってきた。




「うそーーーー!!!!」





「先輩キャッチしてくださーい
 \(>▽<)/」







「ムリムリムリムリムリムリムリムリムリー!!









ドーン







「ワ〜イ先輩にキャッチしてもらった気(*^ω^*)」


「いたたたー。」


キャッチしたんですか?さん?


「お、おい大丈夫か?」


「え、あ、うん大丈夫!ってか録君離れてくれない?」


「え〜嫌気ー(_ _)」


のお腹あたりにうずくまる録。


「録離れろ。」


「屑桐さんの頼みじゃ嫌気〜(−ε−)」


(何言ってるんお前は!!)


「録、離れろと言ってるのが分からないのか?」


「ほら、早くしないと、無涯君怒っちゃうよ?
 あんなに眉間にしわ寄せて…。」


(無涯君が怒ったらメチャクチャ恐いの知ってるでしょ?)


「でも・・・。」


「録。」


「やっぱり嫌気!(―д―)」


「録君…。」


(はぁー。怒られるよー。)


「録!貴様いい加減にから離れろ!!」


「あー!!分かった気ーー!!俺が先輩から離れたら

 屑桐さん
独り占めするきだ気〜(><)」


はい?今なんとおしゃいました?無涯君が私を独り占め?


「///な!何馬鹿なことを言っている!!!」


「だって〜。屑桐さん先輩の
「録」


もの凄く低い声で録の話を中断させた。


(こ、恐気Σ(゜◇゜ι))


「貴様いい加減にしないとなぁー…。」


屑桐さんマジで切れる5秒前!!略してMK5←古ッ!!


「だだだだだだだだだだって、俺だって先輩は譲れな気(>◇<)」


「いいから離れろ!今すぐ離れろ!
さっさと死ね!!」←かなりひどっ!


「もー二人ともなにやってんのー!!私は用があって来たんだからね!」


「用ってなに気(?0?)」


「ん?だから…。「あ゛ー先輩ぎでだんですか?」


後ろから季節感が無い鼻水ズコズコの白春が話しかけてきた。


「こんにちは。白春君!!」


「ごんにち゛は!」


白春があいさつをすると、先輩の腰に手を回されていることに気付いた。
しかも、肌の色で分かるほど自分の知っている人物だと分かった。


「録!先輩から離しング!!」


「い・や・気!(−ε−)」


プイッとそっぽを向く。これには白春カチーンと来たらしい。
録の方に歩いていき、足を持ち引っ張り出した。


「はーなーしーンーグ!!」


「いーやー気!!!!(>皿<)」


録も負けじと先輩にしがみ付く。


「うぉー!!二人とも何やってるのですかーーー!!」


痛い!痛い!普通に痛いよ!


「録、早く離しング!!」


「嫌気―!!!(>◇<)」


「むぅー。じゃーおらも、先輩に抱きつきング!!!」
















ってなんでやねん!!


「ちょ!二人とも!!普通に重いから!!」


さすがに小柄な二人でも重いものは重い!!
あ!白春君は普通の身長か…。


「録!白春!何やってるんだ貴様ら!!」


「「あれ?屑桐さん、まだ居たですか?」」


何気に黒いぞv二人ともvv


「おまえらなぁーーー!!!」


(や、やば!無涯君マジで切れるよ…。)


「ほ、ほら、二人とも!早く離れなって!ね!」


「ん゛〜先輩のお願いな゛らしょうがない゛ング。」


先輩のお願いならしょうがなさ気(^▽^ゞ)」


「うん!ありがとう二人とも!」


(はぁー。これでやっと軽くなったよ〜。)


「おい!録、白春。」


「「なんですか?」」


「お前ら二人は、に抱きついた罰として、グランド20周だ!!」










「Σ(─□─‖)」


「!!!」







そりゃ20周はきついよね〜。




「「屑桐さんのあほんだら〜。先輩が好きなくせに〜!!!」」


言いたいことは言って逃げていく二人。


「///な!貴様ら!」







「え?え?むむむむむむむ無涯君が、わわわわ、私をーーーー!!!」


「どもりすぎだ、落ち着け。」


「落ち着けと言われても無理だよ///。」


「そうか。」


(ま、まて。この反応は、期待しても
OKということなのか?

そうかそうか。分かった。では、俺から告白をしようではないか。)


…」


「な〜に?」


(くそ!やっぱり可愛いなv
じゃなくてーー!!)


「あ、あの。そのだな…。」


(しまった!!俺としたことがーー!!告白の言葉ぐらい考えておけよ!!)


「いや、だからな…。」


「どうしたの無涯君?」


(よ〜し!言うぞ!)


。俺は、お前の事が…。」


「///え!」


「す、す「あーーー。じゃーん!!!」


「あ!芭唐vvv」


皆と格段に違う反応。


「どうしたんだよ。」


「もー今日は一緒に帰るって約束したじゃない!!

 それに、夕飯一緒に買いに行くって言ったじゃん!!もー。」


「んな、怒んなよ〜。可愛い顔が台無しだぜv」


バカップルには良くあるような会話。


「っもーそうやってすぐにはぐらかすんだから〜。」


「まっ!いいじゃん!」


「おい。お前ら。」


「「な(んすか?)(に?)」」


((もー今ラブラブタイムだったのに〜。))


「お前らいったいどういう関係だ?」


「え?俺らっすか?」


「関係も何も…ねぇー芭唐vvv」


「なーーvvv」


「?」


「「(俺達)(私達)いいなずけどうし(っす!)(なのー。)」」














「「「なにーーーー!!!」」」


「ん?お前ら走っていたのではなかったか?」


「そそそそんなことより今のは本当気(○□○‖)」


「本当だよ!録君!」


「ガーン((((((‖‖○□○‖‖))))))」


「ショッキング!!!」


二人戦闘離脱。




「芭唐まだ練習終わらないの〜。」


「んぁー。もう少しで終わるんでないの。」


「そっかv早くしてねvv」


「おう!じゃー屑桐さんそういうことでさいなら!!」


「あぁ。って待て!部活をサボる事は許さんぞ!!」


「もー頭固いんだからー。無涯君はー。」


「そうっすよ!」


「許さんと言ったら許さん!」


「むぅー。無涯君の石頭ーーー!!!」


「な!」







かなりのショックを受ける屑桐 無涯 17歳 
華武高校出身野球部主将、山羊座のA型






「行こう芭唐!!」


「はいはい。」


俺達三人が最後に見たのは、御柳の…















御柳の


『先輩達じゃ、俺のはどうあっても
落とせねぇよ!!


という感じの目だった…。







☆END☆






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+作者コメント+
りりこ様いかがだったでしょうか?大変お待たせしました!!なんか、逆ハーになってないは、芭唐の出番は
少ないはで、大変申し訳ないです!!こんな駄文やろうしか作れないやつに、リクエストをして下さってありがとうございました!!
本当に嬉しいです!!それでは、こんなのでよければ持っていって下さい。