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香港合時
   蛇 羹
  snake soup     

 香港の人は、季節ならではのものや、おいしい物をよく親切に教えてくれる。
たとえば、
「月餅を食べたことがある?」「食べたことない」
「おいしいよ、今度食べてごらん」
とか、
「***のエッグタルト食べた?」「いーえ」
「今流行ってるよ、行ってごらん」

 とか。あなたの気が向いたら、今度試してみてね、的なアドバイスをくれる。しかし、このパターンの会話が成り立たなかったのが、蛇のスープに関してだった。

「蛇のスープ(蛇羹)食べたことある?」
「ないです」
「……なぜ?????」

 そこからとうとうと、冬に香港に来るのに、あーんなにうまくてあんなに体によくてあんなに安くて手軽なものを食べないのはどうしてなの何故なぜ何故!? とまくしたてられた経験がある。
 ただ、香港人のありがたいのは、「食べといてね」では済まなくて、「じゃ、食べに行きましょう!」になるところ。2年前の大晦日、大埔墟でちょいと遅めの初体験となった。蛇羹はうまかった。とっても好きになり、佐敦などでも店を見つければ立ち寄るようになったのだけど、大埔墟とはちょっと違う。あれおいしかったからもう一度連れてってよぅ!とお願いして、先日久しぶりに大埔墟の蛇屋に向かった。
蛇料理 ランチセットA餐は、蛇羹(とろみのついたスープ)と蛇湯(さらっとしたスープ)に、鶏のぶつ切りのせご飯。これは初めて来たときに食べたから、よし、今日はB餐を試そう!こちらは蛇羹に亀スープ、鶏のぶつ切りご飯のセットだ。66ドルぐらいするけど、同行の友人とシェアするから高くは感じない。
 ここの店の蛇羹は、肉がどっさりだ。とろとろのスープに、これでもかというくらい蛇の切り身が入っている。レモングラスとワンタン皮の揚げたのを入れて、ずるずる、というか、もぐもぐ食べる。亀スープもうまい、色は亀ゼリーで、味は塩味、さらさら。
「亀も飲みなよ」と友人に言ったら「私は遠慮する、家で亀飼ってるし、なんかちょっと」。はー、うちも亀飼ってますそれも2匹、なんて言えない雰囲気の中、ラッキーにも亀スープは一人で全部いただいた。
 蛇羹が半分くらいになり、少し冷めてきたところで友人が蛇湯をオーダー。これはさらさらした蛇のスープで、先ほどのドロッとした蛇羹の残りに入れて、少しのばして飲む。これがおいしいんだけど、佐敦や銅鑼灣では蛇湯が見つけられずにうまくオーダーできないでいる。今日は飲めてよかった!鶏ごはんもうまいし、来てよかった、よかった。駅からちょっと離れていて場所がよくわかっていなかったんだけど、今日は正しい場所を「街道地方指南」にマークしてもらっちゃったし、もうひとりで迷わずに来れる。冬の香港、ますます楽しみになった!

※「蛇王如」大埔墟駅からマーケットを越えてぐるぐる歩くと行き着きます。駅近のナントカいう店よりこっちがおいしいんだ、と友人は言っていた。


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