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旅のエッセイ |
香港釣り事情(陸っぱり編) [003]
香港人は釣りが大好きなようです。たいていの堤防で釣り人の姿が見られます。灣仔埠頭にもいるし、尖沙咀のスターフェリー乗り場にももちろんいます。
しかし、日本の堤防釣りの風情とは全然違います。ほとんどの人が釣竿を使いません。プラスチックの糸巻きに3号位のナイロン糸を巻いたものが釣り道具屋さん(結構市内にあります)で売っていて、それに1号位の錘と針が一体化したもの(日本で言うカブラ針またはジグヘッドのようなもの)を結んだだけの仕掛けに活き蝦またはイソメ類をつけて腕力でブン投げるだけの釣り方が一般的なようです。
釣果を覗いてみるとまあまあ釣れているのだけど、内湾だと泥孟(アイゴ?ヒレ毒はないみたい、沖縄で言うスクガラス)という魚ばかり釣れるようです。魚が居ないのではなくて、泥孟がたくさん居すぎて他の魚が喰わないといったところでしょう。
私も釣ってみましたが、アタリは即来ておもしろいのなんの。日本の最新仕掛けで臨んだところ人だかりが出来て緊張しましたが・・・。上記の人は仕事帰りにちょっとだけって感じですが、休日の離島行きフェリー等には本気の釣り人が乗ってきます。この人たちは、ちゃんと釣竿も持っていて(すべて日本製)格好もそれなりにキメてます。 観察するとほぼ全員が魚を容れる不思議な容器を持っています。10リットル位のポリタンクの上端を斜めにカットして、手が痛くないようにビニールホースを巻いたひもを取っ手用に二本通してある代物なんだけど、ちゃんとエアポンプを取り付けるところもあってえらく機能的でした。どうやって作るのだろうかと思案してたところ、ちゃんと釣り道具屋さんで売っていました。(日本に持ち帰るにはチトでかいですな)
ちなみに長洲島で潜ったところ、やはり泥孟ばかりでした。
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