2/1(アーグラー)
長い一日目が開けて二日目が始まる。
朝からトイレがつまる、カメラが壊れるなどのハプニングがあったお陰で行動開始の時間が遅れる
デリーでアーグラーから次の都市に行く切符を買っていて、
それが今夜発の深夜列車のため急いでタージマハルを見に行く。
チケットを買うときに係員が必死になって何かを言っている。なんだろうと思っていると周りにいたインド人や
軍隊の人まで、後で買ったほうが言いという。
どうやら、今日この後国王が来るのでいったん一般客の入場を制限するということらしい。
だから、もし、今入ったとしても30分しか見れないのだから、午後にまた解放するからその時に
入ったほうがいいといっているようだ。
昨日、色々あってインド人に対して疑心暗鬼だったためあまり信用はしていなかったが、とりあえずしょうがないので
この町を散策することにした
アーグラーという町は、タージマハルがあるせいで外人客が多いいので客引きが凄い
最初はゲンナリしたものだ。が、しかし、一つ路地を変えてみればそこには生活臭溢れる通りに直面する
洗濯をする子供。建物を作る男。料理をする母親。日向ぼっこをしている老人
一昔前の日本もこうだったのではないかなと思う。
このように、周りの人と仲良く協力して日々生活することは、毎日が不安定かもしれないが
人間の本当の生き方ではないかと思う。
それにしても面白い
一つ路地を変えただけで、客引きなど全くない上に、私たち外国人が歩いても気に留めていない。
それがすこしおかしかった。
散策した後、タージマハルに入る。インドタイムというべきか、公開すると行った時間からかなり遅れた上に
いったんタージマハルを閉鎖していたため、見たいという人がたくさんチケット売り場に殺到していて
まるで戦場のようだった。
キヨシのお陰でチケットを購入できた私たちはタージマハルの中に入った
白く輝く城。タージマハルは美しかった。ここは王が愛した王妃の墓である。そして、王の墓でもある
本来ならば、王は自分の墓として「ブラックタージマハル」をタージマハルの後ろの川の対岸に作り
そして、お互いの墓に架け橋を作るという計画を作っていたのだ。しかし、途中、息子の謀反にあい
叶わぬ夢となったのである。
私たちは、タージマハルを見た後、次の都市ヴァナーラシに行くため深夜列車に乗ったのである。