いろいろ日記　ピンク

色彩・・・いろいろ日記

pink

２００９年　秋物　　　　　　　　マフラー

少しベージュ系のピンクにおとなしく色をミックスして
落ち着いた感じの出来上がり。
よく私らしい色のように言われるけれど、あまり作らない色。
こちらから発する色というより、こちらにくるイメージのような
ものを大切にして表現した色かな？やさしい・・・・・な。

２００９年　１月１０日ホームスパンの仕事を始めてもう３０年以上経った。世の中の動きや時代の波とか関係のない仕事と思っていた。というより今まで結構忙しかった。一人でこなしていく数こそ少ないものの、注文が途絶えるなんてなかった。ところがこの冬は仕事なし！初めての事。去年は丸々１年間、個展の制作で何も考えず頑張ってきたから、この毎日はちょっと途方に暮れたりしてしまう。「何もしていない　何もすることがない」家族は「今まで忙しかったんだからのんびりしなさいよー」なんて言ってくれるけど・・・・・
	貧乏性の私。　妙な罪悪感とか不安とか、変な落ち込み。暇なら他にやることいっぱいあるのに・・・・という訳で、この何年もの間ため込んでいた「作りたいものを作る」　「心に抱いていた色」　「イメージを表現する」この欲求を　「今だからできる」　「今しかできないかも」「やっとこういう時がきた」　という方向に転換して、自分の作りたかったものを作ることに・・マフラーで表現　初春らしくピンクからスタート毎回個展で人気の色　（なぜかはわからないけれど赤はいつも手元に残る）　好きなんだけれど難しい色さてどう行きますかな？
今まで染色してきたピンクはほとんどが酸性染料ひとつはコチニールかな？　あるある１０色はある。「なんでこんなにあるのー」　とうきうきしながらその中から、ベースになる色を２色、淡いオレンジ、ちょっと鮮やかなオレンジ、矢車附子で染めた白に近いグレー、茜のくすんだ色、くるみのグレーをミックスする。いつも仕事を始める時、まずは押入れに詰め込んである染色した羊毛の山を取り出し、何色があるのか、何色が足りないのか、思っている色、作りたい色をしっかり描いてからとりかかる。今回のマフラーは少し妥協。お許しをもう一人の私に請う何もかもこうして一人でやるんだ！
	糸にするといい感じなので、これで行くことに決定！色を創る・・・・羊毛は絵の具、カード機はパレットかな羊毛を混ぜたり足したり引いたりして色を創るホームスパンの最大の魅力はここ。　一番楽しいところ。そして私らしさを表現する。大切なのは自分が好きな色かどうかという簡単なこと。嫌いな色は無理して作らなくていいのかもしれない。プロらしからぬ言葉。あくまで無理なく自然体の自分を大切に仕事ができればうれしいという望み。ふと何かに感謝したい気持ちによくなるのもこんな時。さてさてマフラーが出来上がるまで先が長いわ。

１月１８日

ミックスのマフラー用の糸はひとまず出来上がり

次はこの２色で、二重織りのちびネックウェアを
作ることに。
このサイズは昨年の個展用に作ったもの。
二重織りは今までなんとなく避けてきた織りの組織。
私の中であるものが、風船のごとく割れてしまい、こだわりが
壊れてしまって、窮屈なことから脱出できた。
それと二重織りとどう関係あるのか、ないのか・・・・

物を作るということは、こんな心の出来事をみつめていく
ことなのかもしれない。

１月２５日

マフラーとネックウェアの糸の出来上がり

織る作業はもう少し後にする。あといくつか糸が出来てから
取り掛かることに。
何せ狭い仕事場。、羊毛でいっぱいで、これからの作業が
何も出来ない。羊毛というより色の山と言った方がいいかな。
ピンクの違う色も作ろうかな？
少しやさしすぎたので、明るく派手目な色を染色しようか
ちょっと迷ってしまう。ピンクからは一旦離れて
次の色に取り掛かることにしよーっと！

２００９年　１月１０日ホームスパンの仕事を始めてもう３０年以上経った。世の中の動きや時代の波とか関係のない仕事と思っていた。というより今まで結構忙しかった。一人でこなしていく数こそ少ないものの、注文が途絶えるなんてなかった。ところがこの冬は仕事なし！初めての事。去年は丸々１年間、個展の制作で何も考えず頑張ってきたから、この毎日はちょっと途方に暮れたりしてしまう。「何もしていない　何もすることがない」家族は「今まで忙しかったんだからのんびりしなさいよー」なんて言ってくれるけど・・・・・
	貧乏性の私。　妙な罪悪感とか不安とか、変な落ち込み。暇なら他にやることいっぱいあるのに・・・・という訳で、この何年もの間ため込んでいた「作りたいものを作る」　「心に抱いていた色」　「イメージを表現する」この欲求を　「今だからできる」　「今しかできないかも」「やっとこういう時がきた」　という方向に転換して、自分の作りたかったものを作ることに・・マフラーで表現　初春らしくピンクからスタート毎回個展で人気の色　（なぜかはわからないけれど赤はいつも手元に残る）　好きなんだけれど難しい色さてどう行きますかな？
今まで染色してきたピンクはほとんどが酸性染料ひとつはコチニールかな？　あるある１０色はある。「なんでこんなにあるのー」　とうきうきしながらその中から、ベースになる色を２色、淡いオレンジ、ちょっと鮮やかなオレンジ、矢車附子で染めた白に近いグレー、茜のくすんだ色、くるみのグレーをミックスする。いつも仕事を始める時、まずは押入れに詰め込んである染色した羊毛の山を取り出し、何色があるのか、何色が足りないのか、思っている色、作りたい色をしっかり描いてからとりかかる。今回のマフラーは少し妥協。お許しをもう一人の私に請う何もかもこうして一人でやるんだ！
	糸にするといい感じなので、これで行くことに決定！色を創る・・・・羊毛は絵の具、カード機はパレットかな羊毛を混ぜたり足したり引いたりして色を創るホームスパンの最大の魅力はここ。　一番楽しいところ。そして私らしさを表現する。大切なのは自分が好きな色かどうかという簡単なこと。嫌いな色は無理して作らなくていいのかもしれない。プロらしからぬ言葉。あくまで無理なく自然体の自分を大切に仕事ができればうれしいという望み。ふと何かに感謝したい気持ちによくなるのもこんな時。さてさてマフラーが出来上がるまで先が長いわ。