色 彩・・・いろいろ日記

beige


2月1日

ベージュ色は自然のままの羊の色。
洗っていない羊毛の内側はほんときれいな色。

ホームスパンには欠かせない色。服地を作る場合、
洗った羊毛の白だと白すぎることがあるので、ベージュ色に
染めて使う。そうするとしっくりとなじんだ感じになっていい。
あと染色していない白の羊毛は、
時間が経つとどうしても黄ばんできてしまうので、
目立たない程度の色合いに染色して使った方が安心。

酸性染料は茶系は多い。この薄い色は赤系の茶の染料で
染色。ピーチベージュってこんな色かな?

まずはピーチベージュの羊毛をベースに、くるみで染色した
グレー系の茶の濃淡、西洋茜で染色したくすんだピンク、
淡いオレンジなど、草木染めの羊毛をミックスして糸にする
ことに。またここでも途中で色を足したり引いたりして
好きな色に作っていく。とにかくこの工程がとっても
楽しくて好き♪

経糸緯糸同じでも良いし、緯糸を淡い茶色かオレンジ色に
しても良いし・・・・。あれこれイメージを膨らませて
これからの作業に取り掛かる。






2009年 1月9日

ミックスした糸は静かな感じの出来上がり。アクセントの
色が抑えぎみだったので、少し多めに加えて変化を
つけた。これは経糸にしたらいいのかな?
それとも緯糸にしたらいいのかな?
オレンジ系の色を緯糸にして杉綾に織ろうかな。

服地ではベージュ系のこんなミックス糸を経糸にして
茶とかグレーとかの濃い目の色を緯糸にした杉綾は定番。

昨年の個展ではオレンジ色と合わせた千鳥格子が
とってもかわいい服地に出来上がってうれしかったな。

淡いシンプルな糸も欲しいので、半分は単色の糸に。
やさしい色合いの糸の出来上がり。

単色の糸はチェックにする時に使う。
チェックとか縞の柄物は、実際出来た糸を組み合わせて
みないとわからないので、こうしていくつか作っておいてから
デザインをする。意外と考えてもみなかった色の
組み合わせが出来たりするので、それも楽しみの1つに
して、また違う色の糸作りに取り掛かろう。

この糸はこれだけではマフラーにはならない。
他に違う色の糸もいくつか作らないと。

自然の羊毛に近いベージュ色も作ろう!
サンドベージュ・・・・あこがれの色、これも作りたい。