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お題:  春のしらべ

チチブドウダン  [秩父灯台/秩父満天星]
分類 ツツジ科 ドウダンツツジ属
名前の由来 “チチブ+ドウダン”の名前付けで、サラサドウダンの変種で赤花のベニドウダンが中国、四国、九州地方に多いのに対して、やはり同じ赤花のチチブドウダンは関東地方が中心で、秩父の山地に多いのでチチブの名が付けられまた。
また、ベニドウダンとチチブドウダンを区別しないで、チチブドウダンをベニドウダンの別名とする説もあります。
<ドウダンツツジ>
枝が良く分岐(車輪状)する姿を、木の枝や棒、細い竹を三本交叉して結び合わせて、上端の三叉状の台架の上に灯明皿を置いた形式の灯明台を結灯台と云います。
この灯台は最も古い形式のもので、今でも神社の神事や宮中の古式行事などに用いられています。
この灯台の上部の灯明皿を載せる部分を、枝の分岐する姿と重ね合わせて、“トウダイツツジ”と呼ばれたのが転訛して“ドウダンツツジ(灯台躑躅)”と呼ばれるようになった。
また、“満天星躑躅”とも書き、これは、昔、中国の太上老君が仙宮で霊薬を練っているうち、誤ってこぼした玉盤の霊水が、たまたまこの木の枝に降り注ぎ、凍って壷状の玉になり、あたかも“満天の星”のように輝いたと云う故事に因んで付けられた、漢名の“満天星”を充てた。
学名(属名)のエンキアンツス(Enkianthus)は、ギリシア語のエンキオス(enkyos:妊娠する)とアントス(anthos:花)の合成語で膨らんだ花の意で、花の形に由来した名前。

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