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分類 | マメ科 カワラケツメイ属 |
原産地 | アフリカ、インド |
生薬名 | センナ 日本薬局方 |
薬用部分 | 小葉 |
成分 | ジアントロン配糖体(センノシドA,B)、アントラキノン誘導体(クリソファノール)、アロエ・エモジン、レイン、フラボノイドなど |
適用 | 便秘などに緩下薬 センノシドAおよびBは大腸に達してから腸内細菌の作用でレインアンスロンに変質し、瀉下効果を現します。 副作用として、しばしば腹痛を伴うことがあるため、慎重に使用することが重要です。 妊婦の場合には子宮収縮も起こるので、注意が必要です。 |
名前の由来 | <チンネベリー・センナ> 学名カシア・アングスディフォリアの小葉で、アラビアからインドに自生し南インドのチンネベリーで栽培されるので、この名がつきました。 また、ツチコリンから船積みされるためツチコリン・センナとも呼ばれます。 <アレキサンドリア・センナ> 学名カシア・アクティフォリアの小葉で、アフリカ東北部のナイル川中流域に自生し、また、栽培される。 アレキサンドリア港より船積みされるので、この名があります。 この両種は同じ薬効を発揮するので、日本薬局方ではセンナとして両種が登録されている。 日本の市場に出ているセンナと呼ばれるものは、大部分がチンネベリー・センナで、欧米ではアレキサンドリア・センナが多く用いられます。 <センナ(Senna)> インドのベンガル語に由来し、世界最古のエジプトの医学書“エーベルス・パピルス(紀元前1552年)”に、「ヒマシ」や「アロエ」とともに収載されている緩下(かんげ)薬です。 欧州では、古くから薬用として使用され、緩下薬として広く用いられてきています。 また、薬局にも一般の民間薬と同じように置かれて販売されています。 中国では近年になってから薬用とされたもので20世紀の初頭の書かれた“飲片新参”に“番瀉葉”の名で収録されています。 |