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お題:  夏の炎

チョウセンアザミ  [朝鮮薊]
別名 総苞に棘の有る
カルドン(英名:Cardon)<学名:Cynara cardunculus L.>
総苞に棘が無い
アーティーチョーク(英名:Artichoke)<学名:Cynara scolymus L.>
カルドンがアーティチョークの原種とされています。
分類 キク科 チョウセンアザミ属/キナラ属
原産 地中海沿岸、カナリー諸島
江戸時代中期に観賞用に移入されたが、気候が適さず普及しなかったと云われます。、
現在でも三浦半島などで少量作られている程度で、大半はアメリカ、イタリアから食材として輸入されます。
薬用部分
成分 サイナリン、セスキテルペン配糖体、フラボノイド、イヌリン、シナロピクチンなど
適用 強壮、利尿 、食欲増進、肝機能を高め、血中のコレステロールを抑えるなどの効用があり、コレステロールを分解するシナーラという薬品の製薬原料にもされます。
食用 食用には蕾を用います。
日本人には馴染が薄いが、イタリアやフランスで特に好まれ、すでにローマ時代から食べられていたと
云われる、今でも日常的に使われるポピュラーな野菜です。
イタリアからフランスへ伝えたのは、フランス王妃としてイタリアから嫁入りした
カトリーヌ・ド・メディシスで、彼女は大好物であったと伝えられています。
タケノコに似た風味で、茹でて肉料理の付け合せ、サラダやワインのつまみなどに、ドレッシングや
ソースなどをつけて食べたり、芯の部分は炒めるなどします。
総包片を一枚ずつはがし、根元の肉厚の部分の中身を歯でこさぎながら食べるそうです。
授乳中の方は、母乳の出が悪くなることがあります。

名前の由来 “朝鮮+薊”で“朝鮮は外来”の意で、花姿がアザミに似ているので、“外来の薊”の意味から、名付けられました。
学名(属名)の“Cynara”は、“犬”の意味で、総苞の先が鋭く尖って花姿を、犬の牙に見立てて名付けられた。
栽培品種 フランス系:早生の“カミュー・ド・ブルターニュ”、総苞片が紫色になる
       “ビオレ・ド・プロバンス”
アメリカ系:“グリーン・グローブ”
などがあります。

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