薬草と毒草
生薬名 マンダラヨウ(曼陀羅葉)、ダツラ、ダツラシ
生薬部分 葉、種子
薬用成分 ヒヨスチアミン他(アルカロイド類)
適用 硫酸アトロピン(鎮痛、 鎮痙薬)、臭化水素酸スコポラミンの製造原料となる。
ヒヨスチアミンは抽出中にアトロピンになり、恐ろしいサリンの解毒薬になる。
葉は曼陀羅葉と呼ばれ喘息に用いる。
有毒部分 全草、種子、花(最も多く毒性を含んでいる)、根
有毒成分 スコポラミン、アトロピン、ヒヨスチアミンなどのアルカロイド
中毒症状 せん妄、幻聴、頭痛、めまい、興奮、最悪では、意識喪失、呼吸停止
株全体にアルカロイドを含む為、汁液が皮膚に付着すると炎症を起こす。
葉茎などの液汁が目に入ると瞳孔が散大し、見えなくなったり、重症の場合は失明することがあります。
誤食の原因 根をゴボウと間違える、葉をハーブのボリジやモロヘイヤと間違える、
つぼみをオクラと間違える、種子をゴマと間違えるなどの、誤食事故が発生しています。