名前の由来
<朝鮮朝顔>
  花の形がアサガオの花に似ている事から、朝鮮は、外来の意味で付けられた。
<木立朝鮮朝顔>
  朝鮮朝顔に似ていて、樹木の幹のような草姿から名付けられた。
<洋種朝鮮朝顔>
  朝鮮朝顔に似ていて洋種は、外来の意味で付けられた。
<白花洋種朝鮮朝顔>
  洋種朝鮮朝顔に似ていて白花なので名付けられた。
<アメリカ朝鮮朝顔>
  朝鮮朝顔に似ていて北米原産なので、アメリカが付けられた。
<毛朝鮮朝顔>
  朝鮮朝顔に似ていて全体に軟毛が生えていることから、毛が付けられた。
<朝顔>
  現在のアサガオは薬用植物として平安時代初期(799年頃)に中国から渡来した
  と言われ、万葉集(760年代に完成)では、ノアサガオ、キキョウやムクゲを朝咲く
  花としてアサガオと呼んでいたようです。
  その後、アサガオは本草和名(918年)に中国の漢名の”牽牛子”に”和名阿佐加保”
  と記述されて、
  アサガオを他の花と区別する素地が出来、その後に書かれた”枕草子(平安時代の
  随筆;清少納言作;993〜1000年頃成立)”に”をみなえし、桔梗、あさがお、かるか
  や、菊”と区別され、
  ”源氏物語”第20帖”朝顔巻”等から、平安時代には現在と同じ用法が確定したと言
  われている。
  開花時間は朝だけなので、”朝の花:朝の顔”から、呼ばれたようです。
<牽牛子>
  中国の、本草綱目(1596年)に、王様の病気をアサガオの種子で治した褒美に
  当時は貴重な財産であった牛を与えられ、牛を牽(ひ)いて帰ったと云う事から、
  漢名の牽牛子(けんごし:子は種子の事)と付けたという記述があるそうです。