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別名 | アブラギク(油菊)/ハマカンギク(浜寒菊) |
分類 | キク科 キク属 野菊の基原植物で、中国では薬用にされる。 |
生薬名 | 野菊花、菊花 |
薬用部分 | 頭花 |
成分 | フラボノイド、精油 |
適用 | 解熱、解毒、鎮痛、消炎(風邪、胃腸炎、高血圧、湿疹)を目的に漢方の釣藤散、杞菊地黄丸、滋腎明目湯に配剤される。 菊茶として飲んでも良い(中国では良く飲まれているそうです) |
名前の由来 | “島+寒+菊”の三部作の名前で、これは島で寒い季節に咲くキクの意味なのですが、島の名がつているが、山間部の大きな川沿いに多いので、牧野富太郎先生は島に有る訳ではないから、“島寒菊”はおかしいと言い、長崎で花を油に浸けてキズ薬にしたため“アブラギク”と呼ぶように 奨めたそうです。 漢名の“菊”を音読みして“キク”と呼ぶようになり、また、菊という文字は古くから見られ、元は鞠(まり)と書き蹴鞠(けまり)のことで、キクの顕花を蹴鞠に見立てたものでした。 菊は和名で加波良与毛木(かわらよもぎ)、齢草(よわいぐさ)、寿客(じゅかく)などと呼ばれていました。 <ハマカンギク> 海岸に生えるものを、呼ぶ別名があります。 <アブラギク> 江戸時代に長崎でこの花を油に浸して傷薬にしたところからの別名があります。 同様の使い方をすることから“アワコガネギク(泡黄金菊)/キクタニギク(菊渓菊/菊谷菊)”の事を“アブラギク”とも呼びます。 |
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