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お題:  林下の聖女

ササバギンラン [笹葉銀蘭]  絶滅危惧種
分類 ラン科 キンラン属
名前の由来 黄色いランであるキンラン(金蘭)に似て、花が白いので銀色とみなしてギンランとなった。
葉が笹の葉に似たギンランのこと。
栽培は
   不可能
盗掘はやめましょう!!
キンラン、ギンランが生育していくのには、丘陵(里山)地帯の二次広葉樹林(昔、燃料材の供給源として維持管理され、下草まで適当に陽光が当る雑木林)と、そこに良く繁殖した“ラン菌”の存在が、必要条件です。
もし“ラン菌”が存在しないと“キンラン、ギンラン”は衰弱して、いづれ枯れて死滅します。
現在のところ“ラン菌の培養技術”は、確立していないと云えます。ですから、信頼の置ける園芸店などでは販売されていない訳です。
観光地などで、もし販売していたなら間違いなく盗掘品で、いずれ枯れますので購入はやめましょう。
また、栽培(庭植え、鉢植え共に)は、事実上不可能と考えてください。
絶滅を防ぐには“盗掘をしない”事はもちろんですが、自生地環境の維持には“除伐や草刈りなど積極的な環境管理”が必要なのです。

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