サルビア・セージの名前の由来
サルビアの中でも、英名が“セージ(コモンセージとも云う)”、和名が“薬用サルビア”のサルビア・オフィシナリスが薬用として古代から、生活にはなくてはならないものでした。
古代ギリシャ・ローマ時代には、腎臓疾患の治療薬とされ、“救いの主サルビア”と重用され、へびの噛み傷に効く、頭を良くするとも云われました。
薬用以外の利用では、料理用ハーブとして肉料理の香りづけや煮込み料理に使われます。
大プリニウス(Plinius:ローマの博物学者:AD23〜79年)が用いたラテン語名に由来し、
“salvare(救う、治癒)、salvus(健康である)”に因み、フランスに伝わって“sauge(ソージュ)”に変化し、更にイギリスで“sage(賢人)”になったと云われている。