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分類 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
名前の由来 | 花がサクラ(ヤマザクラ)に似るところから。 名前色々 ・日本桜草の学名はプリムラ・シーボルディ(Primula Sieboldi)で、種名 はシーボルト(蘭学医として、日本の医学に大きな貢献をしたドイツ人。 1823年〜1828年まで滞在)を記念して名付けられた。 ・西洋種を園芸ではプリムラ(学名の属名)と呼ぶが、これはラテン語のプ リマ(Prima)で“最初の”と云う意味があり、春に先駆けて花が咲く事か ら名付けられた。 |
桜草の 園芸品種 |
徳川家康は江戸開府後、しばしば浮間ヶ原(東京都北区と板橋区の境)で鷹狩り行い、その折りに雑草の中に混じって咲いている桜草に心をひかれ、持ち帰って鑑賞したのが始まりであると云われます。 その後、家康が愛でているのを知った、大名や旗本が競って栽培を始め、やがて町民の間にも広まり、 桜草愛好家達は、自然の突然変異による花変りのものを自生地から採取したり、また、交配によって新種を作り出すことも意欲的にとり組みました。 文化(1804〜1817年)から天保時代(1830〜1843年)には桜草の花比べも盛んに行われ、園芸桜草の全盛時代が築き上げられ、一時は300を超える品種があったと云われています。 |
花の構造と 受粉 |
サクラソウの花は雄しべと雌しべの長さに特徴があり2つのタイプがあり、その一つは雌しべが短く(短花柱花)、雄しべが上にあります。 他の一つは雌しべが長く(長花柱花)、雄しべが下にあります。 短花柱花の雄しべは長花柱花の雌しべの位置に相当するので、昆虫が短花柱花の蜜を吸いに来た時に付いた花粉は、その昆虫が長花柱花を訪れれば雌しべに付きます。 逆も成り立つので、サクラソウの花は短花柱花と長花柱花の間で交配することになります。 このように、花の構造が自家受粉を避けるような構造になっており、 自分の花粉や株は異なっても同じタイプの花粉が雌しべについた場合に、自家受精を避ける仕組みが働くようになっているようで、同型の雌しべについた花粉は、花粉管が伸びず受精しないようです。 |