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別名 | アカヤジオウ(赤矢地黄) |
分類 | ゴマノハグサ科 ジオウ属 |
原産地 | 中国北部から東北部、モンゴル 平安時代以前に中国より渡来し山城国(京都府南部)での栽培記録が“延喜式(927年)”に残っており、江戸時代には奈良県で大々的に栽培され、その名残が町名(奈良県橿原市地黄町)として残っています。 |
生薬名 | ジオウ (地黄) 日本薬局方 |
薬用部分 | 根茎 |
成分 | イリドイド配糖体(カタルポール)ヨノン配糖体 |
適用 | 加工処理によって薬効に顕著な変化が見られる生薬で 生地黄:掘り取った根を日陰の砂地に蓄えたもので、別名鮮地黄。 血行障害で止血や通経に、漢方処方の生地黄湯や炙甘草湯な どに配剤される 乾地黄:掘り取った根を天日乾燥したもの。血糖降下作用があり、血行 不良が原因のしびれを取り、筋肉の発育不良など滋陰養血に 八味地黄丸、当帰六黄湯などに配剤される。 熟地黄:水または酒とともに煮る、蒸すなどの処理をしてから乾燥させた もの。 補血、強壮、滋養などに、十全大補湯、六味地黄丸、四物湯など の補剤として配剤される。 単味では用いず、漢方処方に配剤する。 |
名前の由来 | 漢名の音読みで、黄色い肥大した根と云う意味から名付けられた。 また、江戸時代に花姿が矢を連想させる淡黄色花のシロヤジオウと区別するため、同じ花姿の赤い花の地黄という意味からアカヤジオウと呼ばれるようになったようです。 |