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お題:  小さな宇宙

ジンチョウゲ [沈丁花]  有毒植物
分類 ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
原産地 中国中部〜南部、ヒマラヤ
中国から伝来したもので室町時代には既に栽培されていた。
雌雄異株で日本では殆どが雄株のため、赤く熟す果実を付ける事は稀で、希に赤い果実を付ける事がありますが、有毒です。
薬用 花を日干しにして煎じた液を、歯痛や口内炎、のどの痛みなどに、うがい薬や服用したりします。
他の利用 繊維は紙の原料
有毒部分 乳汁、樹皮、根
有毒成分 不明
中毒症状 皮膚炎、水泡
名前の由来 牧野冨太郎博士の“この花の香りを沈香と丁字にたとえていったもの”と云う説と大言海の“香、沈香のごとく、花、丁字に似たりとてこの名をなす”と花の香と花の形から名付けた説があります。
漢名は“瑞香(ずいこう)”と云い、次のような故事に由来します。
「ある山林の中で眠っていた修行僧が、夢の中で甘い良い香りがしたので眼を覚ませ、その辺りを探したところ、ジンチョウゲが一面に咲いていました。
そこで、僧は、この植物に“睡香”という名前をつけました。
後になって、これはめでたい前ぶれ(祥瑞)であると考えた人が、“瑞香”と名付けたと云われてます。」

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