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別名 | マトリカリア(園芸用の名称)、フィーバーフュー(薬用の名称) |
分類 | キク科 キク属/ピレツルム属 |
原産地 | 西アジア、バルカン半島 |
薬用部分 | 葉 |
成分 | パルテノライド |
適用 | 片頭痛(偏頭痛)、めまい、耳鳴、リウマチ性関節炎、月経痛・月経不順などに。 妊婦は、子宮の活動を刺激する作用があるので、使用してはいけない。 |
名前の由来 | 文字通り、開花期が初夏〜夏で、花色が白の菊なので。 |
欧州での 歴史 |
古代ギリシア時代から炎症、月経困難や腫れののための治療薬として用いられました。 イギリスの1600年代の医師達は、すべての頭の痛みに対して非常に効果があると知られていて、発熱や関節炎の治療のときに鎮痛剤として広く用いられていました。 その後も研究が続けられ1985年に“ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(イギリス)”に偏頭痛で苦しんでいる人270人を対象にした試験でフィーバーフューの葉をかんだ人の72%が偏頭痛が起きる 回数が減り、痛みが軽くなったと報告しています。 更に研究が進められ、その薬効発揮のメカニズムも解明され、有効成分であるパルテノライドは血小板の凝集を抑制することでヒスタミンの放出を制限し、結果、血小板からのセロトニンの放出が抑えられるので、片頭痛(偏頭痛)の痛みの程度や持続時間、そして頻度を減らし、血管の緊張度を改善させます。 このように近代の医薬品として注目され始めました。 |