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分類 | キンポーゲ科 クリスマスローズ属/ヘレボラス属 |
原産地 | 東欧州を中心に欧州全域(例外:中国原産のチベタヌス種) |
薬用部分 | 全草、根茎 |
成分 | 強心配糖体ヘレボリン, ヘレボリゲニン |
適用 | 強心作用、吐剤、下剤 |
有毒部分 | 全草、根茎、汁 |
有毒成分 | 強心配糖体ヘレボリン, ヘレボリゲニン、サポニン、プロトアネモニン |
中毒症状 | 不整脈、心臓麻痺、嘔吐、眩暈、皮膚炎、水疱 強心作用が有り、誤って食べると心臓停止により、死に至る危険もあるので絶対に口にしないで下さい。 子供やペットが誤って食べることのないように注意が必要です。 |
名前の由来 | クリスマスローズの種類には、大きく分けて花期(冬咲種:12月から/春咲種:2月から)と草姿(無茎種/有茎種)を組合せた基本種は四種で、他に交雑種があります。 英名のクリスマスローズは、冬咲/無茎/野生種である“ヘレボラス・ニゲル:花色は白色”の事を呼びます。 ですから、“クリスマスの頃に咲くバラのような花”の意味から名付けられました。 欧州では、冬咲種をクリスマスローズ、春咲種は、レンテンローズと呼れているようです。 冬咲種/春咲種の共通の一般名は学名である“ヘレボラス”が使われていますが、日本では、クリスマスローズと呼んでいます。 日本で一般的に栽培されているのは、春咲/無茎/交雑種である“ヘレボラス・オリエンタリス”です。 “ヘレボラス・ニゲル”は、暑さに弱いので日本の夏を乗り切るには、西日を避け涼しい所に移すなどの管理が面倒なので、一般的には栽培されていない。 <ヘレボラス> 学名“Helleborus”の元はギリシャ語の“Helenin :殺す”と“bora =食べ物”の意味の合成語から来ています。 古代ギリシャ時代には、頭を良くする霊薬として、哲学者などが好んで服用されたと云われてます。 <レンテンローズ> キリスト教の四旬節(レント)の時期に咲くことから呼ばれています。 “レント”とは、イースター(春分の日以降、最初の満月の直後の日曜日で、キリストの復活を祝う日)前の5週間を指し、春の訪れを喜ぶ日でもあるとの事です。 |