<ヒナゲシ[雛罌粟]> 「雛」は”小さい”とか”可愛い”の意味で、ケシの花の中では小型で可愛い花 である事から名付けられた。 <ポピー> ギリシャ語の”opium”が語源の英名で阿片が取れる”ケシ”を意味します。 日本では、栽培してよい”ケシ”を言います。 <アイスランドポピー/シベリアひなげし> 18世紀にベーリング(ロシア)による北極探検隊がシベリアで、発見したことか ら名付けられた。 ポピーといえばたいがいこのアイスランドポピーのことを指します。 <ぐびじんそう[虞美人草」> 中国は三国志の時代、楚(そ)の国の項羽(こうう)と、漢の国の劉邦 (りゅうほう)の最後の戦いの時、項羽は愛する后の虞妃(ぐき)と共に劉邦軍 に包囲された。 項羽は別れの宴を催し、楚の国の歌を歌ってから最後の出撃(これが ”四面楚歌:しめんそか”の言葉の由来)をし、虞妃も自刃して殉じ、その跡に ヒナゲシの美しい花が咲いた。 それを見た人々が、この花を”虞美人草(ぐびじんそう)”と呼ぶようになった。 <オニゲシ[鬼罌粟]> ケシやポピーに比べたら、茎太く、葉は大きく、花は鮮烈な深紅やオレンジ で、如何にも強そうに見えるので、”鬼 ”を付けた。 <アツミゲシ[渥美罌粟]> 渥美半島で最初の帰化が確認されたことによる <ハカマオニゲシ[袴鬼罌粟]> オニゲシに良く似ているが、花の下に4〜8個の苞葉があります。 この苞葉をハカマ(袴)と見立てて、ハカマオニゲシと名付けられました。 |