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お題:  世評よりチャーミングでしょう

ケジギタリス [毛ジギタリス]  有毒植物
分類 ゴマノハグサ科 キツネノテブクロ属
原産地 東ヨーロッパ
園芸用に栽培される
薬用部分
成分 ジゴキシン他
適用 ジゴキシン、ラナトシド、デスラノシドなどの抽出製造の原料で、うっ血性心不全の治療薬(強心利尿薬)となる。
毛ジギタリスから製剤したものは、腸で吸収されやすく腎臓からの排泄も速いので、利用されている。
薬学の歴史ではジギタリスの方が有名ですが、今ではケジギタリスの方が重要な位置を占めいています。
薬理作用:心筋収縮力の増強、徐脈、房室伝導時間の延長など心臓に対する直接作用の他に、心機能の改善による二次的利尿作用、嘔吐作用があり、ジギタリス配糖体が強心利尿薬と云われる理由です。
有毒部分 全草
有毒成分 ジギトキシン、ジゴキシン、ギトキシン、ギタロキシン、デスラノシド
中毒症状 <急性中毒>
悪心、頭痛、嘔吐、下痢、視覚異常、錯乱、不整脈、中枢神経麻痺
<慢性中毒>
蓄積作用があり、適量でも連続投与で急性中毒と同様の症状が現れる
不整脈が現れて心停止に至ることもある。
名前の由来 ジギタリスの近縁種で、綿毛が茎の上部や穂状の花(包葉,がくなどを含む)に目立つことから。
<ジギタリス>
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