別名 | カントリソウ(癇取草)、レンセンソウ(連銭草) |
分類 | シソ科 カキドオシ属 |
生薬名 | レンセンソウ(連銭草) |
薬用部分 | 全草 |
成分 | リモネンなどの精油、タンニン他 |
適用 | 利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、腎臓結石、膀胱結石などに用い、また、糖尿病にも使われます。 生葉の絞り汁を、たむし、水虫に外用します。 民間で小児の疳に用いられます。 お茶として、強壮、かぜ、泌尿器の病気などに飲用します。 薬用酒として、糖尿病、肝臓病、虚弱体質、強壮、神経症などに効果あります。 漢方では解毒、黄疸、下血に使用されます。 |
食用 | 若芽を茹でて水であく抜きし食べます。 |
欧州での 利用法 |
古くから民間薬として利用され、中世の医療書にも熱病の薬として、記述されているそうです。 また、利尿薬として使うのは日本と同じで、違うのは気管支と肺の病気(鎮咳、去痰、ぜんそくの発作を止めるなど)に用いられているようです。 |
名前の由来 | <カキドウシ> 花が終わったあとに、茎が長く伸びて蔓状になり、地をはって節から根をおろし、そのつるが伸びて垣根を通り抜けることから垣根通しと呼ばれ、それがつまって垣通しになった。 <カントリソウ> 子供の癇(かん)をよく治す薬から、癇取草と名づけられました。 <レンセンソウ> 茎に対生に連なる葉の様子を銭に見立てて連銭草と云われ、中国では金銭草と呼ばれるそうです。 |