別名 | コンフリー(英名Comfrey)、シンフィツム(学名Symphytum) |
分類 | ムラサキ科 ヒレハリソウ属 |
原産地 | 欧州、小アジア、シベリア西部 明治時代に、牧草として日本に入ってから薬用、食用として、一時は広く栽培され帰化している。 スタミナ増強に効果がある健康食品として、ブームになったが海外に於いて肝障害が相次いでいるとして、2004年6月18日付で厚生労働省は食品衛生法に基づき、コンフリーを含む加工食品の販売禁止、 また、個人での消費も自粛することを決め、自治体や関係業者に通知した。 (主な種類:コンフリー、プリックリーコンフリー、ロシアンコンフリーなどと、これらの交配種) |
生薬名 | 根茎:コンソリダ根、シンフィツム根 |
薬用部分 | 葉、根茎 |
成分 | アルカロイド(コソリジン、シンフィトシノグロシン)、粘液質、タンニン |
適用 | 貧血、強壮、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、低血圧、高血圧、糖尿病や下痢には、煎じて服用します。 ウルシなどのかぶれ、あせも、湿疹には、煎液がさめてから、患部に湿布し、のどの腫れや痛みには、うがいをします。 <誤食に注意> 根茎は、ゴボウのように煮て食べるたり、薬酒にしたり、また、葉は茹でたり、天ぷらにしたり、ハーブ茶にしていましたが、葉はジギタリス(ゴマノハグサ科 ジギタリス属)と間違い易く、中毒事件が絶えません。 ジギタリスには猛烈な苦味がありますが、コンフリーと間違えてテンプラや青汁にした人が死亡する事故が起こっています。 ジギタリスの葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯:きょし)がありますが、コンフリーにはありません。 |
名前の由来 | 花の付く上の葉が翼のように茎と繋がるのを“ヒレ”白っぽい淡紅色の花をハリ(玻璃:水晶のこと)に見立てて名付けた。 |