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お題:  陽だまり

ボケ  [木瓜]
分類 バラ科 ボケ属
原産地 中国
カリンの仲間で花は雄花と雌花があり、楕円形の果実を結実させ、やがて黄熟します。
平安時代(927年:延喜式に3束を献上したとの記述がある)に薬用として中国より渡来し、結実の数が非常に少ない為に次第に観賞用として利用するようになり江戸の時代には盛んに園芸品種が作出された。
現在では鑑賞用として栽培されている園芸品種がおよそ200品種あり、一重咲き、半八重咲き、八重咲きなどの品種があり花色はピンク、赤、白、絞り咲きなどバラエティーに富んでいます。
生薬名 モクカ(木瓜)
薬用部分 果実(熟す前の未熟果)
成分 リンゴ酸、クエン酸、酒石酸などの有機酸と果糖など
適用 日本での薬用には、クサボケやカリンが用いられ、殆ど利用されません。
中国では、強壮、鎮痙、鎮咳、利尿薬として用います。
ボケ酒として、疲労回復、暑気あたり、低血圧、冷えなどに利用されます
名前の由来 実が瓜のような形であるところから中国名で“木瓜”と書き、本草和名(918年)には“木瓜 和名毛介(モッケ)”とあり、“モケ”となり“ボケ”となったようです。
中国の木瓜は、現在、日本で云っている木瓜とは近縁ではあるが別の物もので、カリンとボケの中間のような植物だといい、本草和名で云う木瓜はボケ属のどの種類をさしているのか不明のようです。

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