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別名 | サイシン(細辛) |
分類 | ウマノスズクサ科 カンアオイ属 |
生薬名 | サイシン(細辛) 日本薬局方 |
薬用部分 | 根、根茎(根は特異な芳香と辛味がある) |
成分 | 精油(メチルオイゲノールが66%と主で、他にオイゲノール、サフロール、オイカルボン、リモネン、アサリニン)、辛味成分(ペリトリン、ヒゲナミンなど)他 |
適用 | 鎮痛、鎮痙、解熱、鎮咳、去痰の目的に漢方処方(小青竜湯など)に配剤されます。 単独で煎じた煎じ液で口内炎のうがいや感冒に罹ったときの解熱や頭痛に服用する 生葉を煎じてうがいをすると口臭消しになります。 |
名前の由来 | この名前は“薄葉+細辛”から構成されており、中国の生薬“細辛”と様に細いひげ根を持ち、噛むと辛く同様の薬効があるので、“細辛”の名を借用し、その音読みで和名とした。 そして江戸時代の元禄期にカンアオイの園芸栽培が盛んになり、カンアオイの仲間の中でも葉柄が緑色のものが好まれ、この緑色のものを“細辛”と呼ぶようになり、本種の特徴である“葉が薄い”ことから“薄葉”が付けられたと思われます。 |
食草 | ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草で、カンアオイはギフチョウの食草です。 |