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別名 | マリアアザミ、ミルクシスル、オオヒレアザミ |
分類 | キク科 オオアザミ属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
利用方法 | ヨーロッパではサラダなどの料理に使われることもあり、ギリシャ本草書デイオスコリデスには、”シルボン”の名で登場し、若葉は油と塩で炒めて食用とすると記されています。 西暦1世紀にはローマの博物学者の大プリニウスが肝臓薬として勧めており、古くから肝臓の薬とされてきました。 種の中に肝臓に薬理学的な効果をもたらす成分が含まれてい有効成分 シリマリンが発見されたのは最近のことでした。 ドイツでは肝炎や肝硬変の治療薬として用いられているようです。 日本では、種から抽出したエキスを肝臓健康にする、健康食品として販売されているようです。 |
名前の由来 | 草丈が2m位になり、文字通り大きい事に由来 |
マリアアザミ の由来 |
聖母マリアは、ヘロデ王の兵士達から我が子を守ろうとして、アザミの大きな葉の下に幼子イエスを隠したと云う。 その時、彼女の胸から数滴の母乳の雫が葉の上へとこぼれ落ち、今でも 葉脈のそばにこの母乳の痕跡をとどめていると言われている。 もう一つは 聖母マリアに捧げるミルクを運んでいた娘に、マリアアザミのとげが刺さり、その痛みに思わずミルクを葉にこぼしてそれが斑点になった、などの伝説があります。 いずれも、葉に乳色の縞模様があることに、因んだ話です。 |