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お題:  春を留める

イカリソウ [碇草・錨草]
分類 メギ科 イカリソウ属
生薬名 インヨウカク(淫羊かく)は、中国産のホザキノイカリソウの中国名です。
薬用部分 茎葉又は地上部
成分 配糖体エピメジン、イカリイン(フラボノイド類)、マグノフリン(アルカロイド類)
適用 一般には強壮の目的や不眠などに、薬酒にして服用される。
漢方処方例 二仙湯、羊カク桑寄湯など
*キバナイカリソウ、トキワイカリソウ、バイカイカリソウは生薬にならない。
名前の由来 船の錨(いかり)に似た花をつけることから名が付いたと言う。
現代の船の錨は、二本爪で船体に密着する形ですよね、先人達は何故、四本の爪が有るように見える花を錨と見立てたのでしょうか。
それは中国で使われていた四本爪鉄製アンカー型碇が安土桃山時代には日本に伝来してたようで四本爪の錨が使われていたからです。
尚、二本爪の錨は、欧州で発展したものです。
碇草とも書き俳句の春の季語です。
生薬名の”淫羊かく”の”淫羊”とは、イカリソウを食べた羊が一日に百回もの交尾をしたとの伝説によるものです。

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