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分類 | ケシ科 キケマン属 |
原産地 | 中国 |
生薬名 | エンゴサク(延胡索) 日本薬局方 |
薬用部分 | 塊茎 |
成分・薬効 | コリダリン:鎮痙 アルカロイド(コリダリン、デヒドロコリダリン:胃液分泌抑制、潰瘍治癒促 進) テトラヒドロパルマチン:中枢抑制、鎮痛、鎮痙 (10数種のプロトベルベリン型アルカロイド等) |
適用 | アンチュウサン(安中散)などの漢方処方に配合され、浄血・鎮痛・鎮痙薬として頭痛、胸やけ、胃痛、腹痛、月経痛に用いられます。 また、鎮痛鎮けい薬として配合(胃腸薬)の原料とされます。 |
有毒部分 | 塊茎 |
有毒成分 | プロトピン |
中毒症状 | 呼吸麻痺、痙攣 |
日本産の 延胡索は? |
日本に自生している、ジロボウエンゴサク、ヤマエンゴサク、エゾエンゴサクも延胡索として利用できるが、市場で流通しているものは全て中国産のようです。 |
名前の由来 | 漢方原料である中国名の”延胡索”を漢字音読みしたものです。 <ジロボウって何?> 江戸時代の子供の遊びに因んで付けられた名前で、スミレの花と、この草の花を絡ませ引っ張り合う花相撲の遊びがあった。三重県の伊勢地方の方言でスミレの花を”太郎坊”と呼び、この草の花を”次郎坊”と呼んだ。 そしてこの草は、漢方の延胡索と同じ仲間なので”次郎坊+延胡索”と名づけたようです。ヤマ、エゾエンゴサクは、自生地ないしは最初の発見地を示す。 |