分類 | ツツジ科 アセビ属 |
有毒部分 | 樹皮、葉及び花 |
有毒成分 | アセボトキシン他(呼吸中枢を麻痺させる有毒成分) |
中毒症状 | 食べると嘔吐やけいれんが起き、最悪死亡する。 |
名前の由来 | 万葉集(600年から759年)には”安之碑/安志妣/馬酔/ 馬酔木”などと書かれるように、古くはアシビと呼ばれていました。 万葉集で歌われた年代を、見ると 馬酔木:大伯皇女:680年頃 安之婢:三形王、大伴家持、甘南備伊香真人:いずれも750年頃 安志妣/馬酔は作者不明で、現在使われている”馬酔木”の方が使 われた年代が、約70年古いのです。 こう云った事から。 大陸から移入(400年頃)した馬がアセビを知らず、食べて酔ったよ うにふらつき、果ては昏睡状態に陥るところから、これを見た、馬を 連れてきた渡来人達が”馬酔木”(和製漢字と思われる)の文字を 充て”アシビ”が”アセビ”に訛ったと思われます。 私は、子供のころ母から”アシビ”と教えられていた記憶があります。 アシビと云う習慣は、まだあるのではと思うのですが。 <アシビの由来は?> 人や馬が誤ってこれを食べると、足が痺れたようになることから、 アシシビレが訛ったものと云われています。 |