ベールをかけた女

The Veiled Lady
  • 放送履歴

    1990年07月18日 20時00分〜 (NHK総合)
    1992年04月22日 17時05分〜 (NHK総合)
    1998年10月26日 15時10分〜 (NHK総合)
    2003年06月02日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

    2016年01月16日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2016年06月22日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    1990年01月14日 (英・ITV)

  • 原作邦訳

    「ヴェールをかけた女」 - 『ポアロ登場』 クリスティー文庫 真崎義博訳
    「ヴェールをかけた女」 - 『ポアロ登場』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
    「ヴェールをかけた貴婦人」 - 『ポワロの事件簿2』 創元推理文庫 厚木淳訳
  • OPクレジット

    DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / ベールをかけた女, THE VEILED LADY / Dramatized by CLIVE EXTON
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 監督 エドワード・ベネット 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  小原乃梨子 有川博 寺島信子 関根信昭 辻谷耕史 平井隆博 小関一 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司 福岡浩美 南部満治 金谷和美
    “辻”のしんにょうは点2つ
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 演出 エドワード・ベネット 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  レディ・ミリセント(ガーティ) 小原 乃梨子 ラビントン(ジョーイ) 有川 博  寺島 信子 関根 信昭 辻谷 耕史 平井 隆博 小関 一  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Captain Hastings: HUGH FRASER / Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON / Miss Lemon: PAULINE MORAN / Lady Millicent: FRANCES BARBER / Lavington: TERENCE HARVEY / Mrs Godber: CAROLE HAYMAN / Sergeant: TONY STEPHENS / Constable: DON WILLIAMS / Museum Guards: LLOYD McGUIRE, PETER GEDDIS / Stunts: VALENTINO MUSETTI / Brass Band: THE BRITISH CONCERT WINDS / Conductor: PETER CRAEN // Developed for Television by Picture Partnership Productions // (中略)First Assistant Director: SIMON HINKLY / Location Manager: NIGEL GOSTELOW / Script Supervisor: SHEILA WILSON / Production Co-ordinator: MONICA ROGERS / Accountant: JOHN BEHARRELL / Camera Operator: STEVEN ALCORN / Focus Puller: DERMOT HICKEY / Grip: JOHN ETHERINGTON / Boom Operator: TONY BELL / Gaffer: DEREK RYMER / Art Director: PETER WENHAM / Production Buyer: LUDMILLA BARRAS / Property Master: MICKY LENNON / Construction Manager: LES PEACH / Dubbing: PETER LENNARD, MIKE MURR, RUPERT SCRIVENER / Post Production Superviser: RAY HELM / Panaflex 16(R) Camera by Panavision(R) / Grip Equipment by Grip House Ltd / Lighting & Generators by Samuelson Lighting Ltd / Made at Twickenham Studios, London, England / Costume Designer: SHARON LEWIS / Make up Supervisor: ROSEANN SAMUEL / Sound Recordist: KEN WESTON / Titles: PAT GAVIN / Production Manager: MARTIN BOND / Casting: REBECCA HOWARD, LUCY ABERCROMBIE / Editor: DEREK BAIN / Production Supervisor: DONALD TOMS // Production Designer: ROB HARRIS // Director of Photography: PETER BARTLETT // Theme Music: CHRISTOPHER GUNNING / Incidental Music: FIACHRA TRENCH / Conductor: DAVID SNELL // Executive Producer: NICK ELLIOTT // Producer: BRIAN EASTMAN // Director: EDWARD BENNETT
  • あらすじ

     依頼がなくてご機嫌斜めなポワロのもとへ、レディ・ミリセントと名乗る女性から、恐喝者の手にある手紙を取り戻してほしいと依頼があった。彼女の言う恐喝者に会ったポワロとヘイスティングスは、その家へ手紙を盗みに入ることにしたが……
  • 事件発生時期

    1935年7月
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
    ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
    フェリシティ・レモンポワロの秘書
    レディ・ミリセントキラニー伯爵令嬢
    ラビントン恐喝者
    ゴッドバー夫人ラビントンの家政婦
  • 解説、みたいなもの

     ポワロが高貴な依頼人の窮地を救おうと恐喝者の家へ盗みに入るという、『シャーロック・ホームズの帰還』の「犯人は二人」を思わせる作品だが、最後には何ともクリスティーらしい茶目っ気あふれる真相が待っている。「名探偵ポワロ」の作品中で唯一、クレジットのゲストキャストに役名の表示がまったくないのがミソ。
     原作では「依頼人は金髪碧眼のすごい美人」だったが、ドラマでは色の濃い焦茶色の髪の毛の女性。また、ポワロが逮捕されてしまう部分はドラマオリジナル。原作ではポワロが真相を見破った原因は「オランダで謎の死を遂げたイギリス人」の正体ではなく、依頼人の履いていた靴だった。ドラマでは特に靴のことには触れられず、謎解きにも関係しないが、靴に注目して観ていると、最後の直前の場面で、それまでとは依頼人の靴の色が変わってしまっているのに気づく。
     劇中の時期は、ゴッドバー夫人が言う「フレッド・ペリーが連続優勝してからよけいひどいのよ (It's been beyond all since that Fred Perry won again this year)」という台詞から1935年[1]、ポワロの台詞から7月であることがわかる。なお、ペリーは1935年6月に全仏オープン・テニス・トーナメントで優勝して史上初の4大大会制覇を実現したところであり、ゴッドバー夫人の台詞はその人気の過熱ぶりを窺わせる。
     冒頭で男が宝石店から盗んだアクセサリーについていた宝石と、あとでばらされていた宝石は別物のように見える。ちなみに、“中国の魔法の小箱”に書かれた〈経営位置〉とは、位置を経営する、すなわち構図をうまく構成することで、南斉の謝赫が著作『古画品録』の中で絵画に必要な要素の第五として挙げたもの、らしい。
     冒頭のバーリントン・アーケードはロンドンに実在の、王室御用達の高級店が並ぶショッピング・アーケード。中国風の四阿の浮かぶ池が印象的な公園はロンドン西部郊外にあるオスタリー・パークだが、劇中に見られる四阿は現在は撤去されている。最初にポワロたちが呼び出された先の、アシーナ・ホテルとして撮影に使われたのは、ロンドン大学セナト・ハウス内クラッシュ・ホール。ウィンブルドン警察の建物は、ガラット・レーンにある元アールスフィールド警察署。手紙を取り戻したポワロたちが出向いた自然史博物館は、ロンドンのサウス・ケンジントンに実在。ウィンブルドンのラビントンの家周辺はセント・マーガレッツのエイルサ・ロードおよびセント・ジョージズ・ロードで撮影されており、ポワロが自転車でラビントンの家に向かう場面では「スズメバチの巣」のクロード・ラングトンの家の前を通っている。ところで、一瞬だけ映るこのラングトンの家のお隣の車、妙に現代的に見えるのだけれど……
     公園から戻った直後のポワロの台詞は、日本語の「こう依頼がなくては、さすがのポワロも手の施しようがありません」に対して、原語では 'Read all about it! Monsieur Big reveals everything!(これに全部書いてあるよ! ムッシュウ・ビッグがすべてを暴露!)' とぜんぜん別の台詞。これは直前にカットされた場面があり、元はそこからつながった台詞だったため。また、やや唐突な印象がする“ラビントン”の台詞、「彼女、おれの気が変とでも思ってるのかな」は、原語では 'Does she think I'm going to change my mind?' となっており、本来は「彼女、おれの気が変わるとでも思ってるのかな」だったと思われるのだが、台本印刷時の誤植か、吹替収録時の読み間違いだろうか。さらにその後、取り引きの対象がレディ・ミリセントの手紙であるのは共通理解であるはずなのに「おれはあるものを売りに出してるが」とぼかした表現になるところは、原語では 'I have something for sale' という表現。英語の something には、日本語の「あるもの」のように意図的に明言を避けるニュアンスは必ずしもなく、「おれは物を売りに出してる」くらいのニュアンス。
     ガーティ役のフランシス・バーバーは、ジェラルディン・マクイーワン主演の「ミス・マープル」の一篇、「予告殺人」ではリジー・ヒンチクリフ役を演じている。
     ジョーイ・ウェザリーの吹替の有川博さんは、映画「エグゼクティブ・デシジョン」でデビッド・スーシェの吹替をしている。
     ドラマ本篇とは関係ないが、下で紹介しているDVDの解説文の「をして」の用法は誤用。
  • ロケ地写真


  • カットされた場面

    [03:28/0:43] 公園でジャップ警部と別れたあと、ポワロが犯罪者の自分を空想する場面
    [15:07/1:03] ラビントンの住所の判明後、その家に盗みに入ることを決める場面
    [29:28/0:24] 留置所のポワロを、ジャップ警部が追跡中の犯罪者のように言う場面
    [42:43/0:47] 公園でブラスバンドが演奏している場面
  • 映像ソフト

    【VHS, LD】 「名探偵ポアロシリーズ ヴェールをかけた女, 消えた廃坑」(字幕) ハミングバード
    【VHS】 「名探偵エルキュール・ポアロ 第12巻 ヴェールをかけた女」(字幕) 日本クラウン
    【DVD】 「名探偵ポワロ 7 ベールをかけた女, 消えた廃坑」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
    【DVD】 「名探偵ポワロ [完全版] 7 ベールをかけた女, 消えた廃坑」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    【BD】 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 4 ベールをかけた女, 消えた廃坑, コーンワルの毒殺事件, ダベンハイム失そう事件」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
2017年12月11日更新


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