4階の部屋
The Third Floor Flat

放送履歴

日本

オリジナル版

  • 1990年02月17日 22時15分〜 (NHK総合)
  • 1992年04月10日 17時05分〜 (NHK総合)
  • 1998年10月14日 15時10分〜 (NHK総合)
  • 2000年07月27日 15時10分〜 (NHK総合)
  • 2003年05月16日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

ハイビジョンリマスター版

  • 2015年11月21日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
  • 2016年05月04日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

海外

  • 1989年02月05日 (英・ITV)

原作

邦訳

  • 「四階のフラット」 - 『愛の探偵たち』 クリスティー文庫 宇佐川晶子訳
  • 「四階の部屋」 - 『愛の探偵たち』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
  • 「四階の部屋」 - 『二十四羽の黒ツグミ』 創元推理文庫 宇野利泰訳

原書

雑誌等掲載

  • The Third-Floor Flat, Hutchinson's Story Magazine, January 1929 (UK)
  • The Third-Floor Flat, Detective Story Magazine, 5 January 1929 (USA)

短篇集

  • The Third-Floor Flat, Three Blind Mice and Other Stories, Dodd Mead, 1950 (USA)
  • The Third-Floor Flat, Poirot's Early Cases, Collins, September 1974 (UK)

オープニングクレジット

日本

オリジナル版

名探偵ポワロ / AGATHA CHRISTIE'S POIROT / DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / 4階の部屋, THE THIRD FLOOR FLAT / Dramatized by MICHAEL BAKER, Script Consultant CLIVE EXTON

ハイビジョンリマスター版

名探偵ポワロ / DAVID SUCHET / AGATHA CHRISTIE'S POIROT / 4階の部屋 // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / THE THIRD FLOOR FLAT / Dramatized by MICHAEL BAKER, Script Consultant CLIVE EXTON

エンディングクレジット

日本

オリジナル版

原作 アガサ・クリスティー 脚本 マイケル・ベイカー 監督 エドワード・ベネット 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  パトリシア 小山茉美 ドノバン 神谷明  島本須美 大塚芳忠 宗形智子 藤本譲 岸野一彦 島田敏 浅井淑子 竹口安芸子 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司 福岡浩美 南部満治 金谷和美

ハイビジョンリマスター版

原作 アガサ・クリスティー 脚本 マイケル・ベイカー 演出 エドワード・ベネット 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  パトリシア 小山 茉美 ドノバン 神谷 明/平川 大輔  島本 須美 大塚 芳忠 宗形 智子 藤本 譲 岸野 一彦 島田 敏 浅井 淑子 竹口 安芸子 西川 幾雄  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千

海外

オリジナル版

Hercule Poirot: DAVID SUCHET; Captain Hastings: HUGH FRASER; Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON; Miss Lemon: PAULINE MORAN; Patricia Mathews: SUZANNE BURDEN; Donovan: NICHOLAS PRITCHARD; Jimmy: ROBERT HINES; Mildred: AMANDA ELWES; Mrs. Grant: JOSIE LAWRENCE; Trotter: SUSAN PORRETT; Inspector Flint: ALAN PARTINGTON; Major Sadler: JAMES AIDAN; Mrs. Sadler: GILLIAN BUSH BAILEY; Vicar: NORMAN LUMSDEN; Dicker: GEORGE LITTLE; Police Constable: JONA JONES; Removal Men: JOHN GOLINGHTLY, PETER AUBREY; Coffee Stall Owner: HELENA McCARTHY; Stuntmen: VALENTINO MUSETTI, TOM LUCY; Stunt Arranger: NICK GILLARD / Developed for Television by Picture Partnership Productions / (中略) / Production Designer: ROB HARRIS / Director of Photography: IVAN STRASBURG / Music: CHRISTOPHER GUNNING / Executive Producers: NICK ELLIOTT, LINDA AGRAN / Producer: BRIAN EASTMAN / Director: EDWARD BENNETT

あらすじ

 ポワロの真下の部屋に住むパトリシア(パット)は、劇場からの帰りに部屋の鍵をなくしてしまった。そこで、友人のドノバンとジミーが荷物用のリフトから彼女の部屋へ侵入を試みることに。ところが、間違えて1階下の4階の部屋に入ってしまった二人は……

事件発生時期

1935年10月上旬

主要登場人物

エルキュール・ポワロ私立探偵
アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
フェリシティ・レモンポワロの秘書
パトリシア・マシューズ46B号室の住人、愛称パット
ドノバン・ベイリーパトリシアの友人
ジミー・フォークナーパトリシアの友人
ミルドレッドパトリシアの友人
アーネスティン・グラント36B号室の住人
ミス・トロッターグラント夫人の家政婦

解説、みたいなもの

 ポワロの「お膝元」で起こった事件を扱った今回はホワイトヘイブン・マンションの内部が多く描かれていて、上下の関係にある部屋は間取りや内装が同じであること、エレベーターやごみ出し用リフトがあること、ポワロの部屋が向かって左側にあることなどがよくわかる。一方で不思議な部分も多く、たとえば「24羽の黒つぐみ」のポワロの部屋は廊下に面しており、向かいは壁だったのに、この話では踊り場に面しており、向かいには54号室のドアが見える(本作以降の作品では、56B号室の向かいは54号室となる)。36B号室を犯人が訪れる場面のみ、廊下の床に青い絨毯が敷かれていない。荷物用のリフトをポワロとヘイスティングスが覗き込む場面で、ポワロの部屋 (6階) とグラント夫人の部屋 (4階) の間にはパットの部屋 (5階) があるはずだが、なぜかドアが見あたらない。46B号室だけ廊下の突き当たりのドアが異なる。44号室のドアだけ、部屋番号のパネルが妙に上寄りについている――などなど。さらには、36B号室のミス・トロッターが寝ていた部屋は、2階上の56B号室では、あろうことかバスルーム。こうしたことが起きたのは、スタジオ内セットを含む複数の場所で撮影した映像をつなぎ合わせて一つの建物内のように見せているためで、ホワイトヘイブン・マンション内部のうち、エレベーターとその周辺は実はフローリン・コートではなく、救世軍ウィリアム・ブース・カレッジで撮影されている。
 原作のミルドレッドはパットと性格的に対比されていたが、ドラマではそれがあまり明瞭でなく、後半にほとんど出番がないこともあって、印象が薄くなってしまった。また原作では、ドノバンとジミーが一度パットの部屋まで行ってから手についた血に気づいて4階に引き返し死体を発見するのだが、ドラマでは最初にグラント夫人の部屋に入ったときにすぐ死体を発見する展開に圧縮されており、メイドが郵便を置いたときに死体に気づかなかったのが原作よりも不自然になっている。そのほかの変更点では、パットの名字はドラマではマシューズだが、原作ではガーネット。また、細かい点だが、原作ではハンカチにジョン・フレイザーの名前があり、手紙の方が頭文字だった。ところで、この頭文字 J. F. はジミー・フォークナーの頭文字とも一致しているが、ドラマでも原作でも、特にそのことには言及されない。
 イギリスでは地面と同じ高さの階を the ground floor と呼び、日本で言うところの2階が the first floor (1階) になる。日本語での階数と部屋番号の十の位がずれているのもこのため。
 劇場でポワロが芝居の犯人と考える人物を書きつけた紙片は、ヘイスティングスがポケットから取り出したときにはポワロがちぎったときよりも大きく、またその内容を大写しにしたときには折り目の向きが変わっている。
 グラント夫人役のジョシー・ローレンスは、ジェラルディン・マクイーワン主演の「ミス・マープル」の一篇、「親指のうずき」のハンナ・ベレスフォード役でも見ることができる。
 オリジナル版ではエンディングクレジットに台本(翻訳)の宇津木道子さんと演出(音響監督)の山田悦司さん以外の日本語版スタッフが表示されるようになり、ようやくエンディングクレジットのスタイルが確立する。

ロケ地写真

カットされた場面

日本

オリジナル版

[08:24/0:21]劇場での幕間、ヘイスティングスが「サドラー夫人が怪しい」という場面
[10:44/0:28]推理劇の脚本に不満を言うポワロ 〜 エレベーターで上がってくるパットたち
[14:48/0:35]ドノバンたちがグラント夫人の死をパットたちに伝える場面
[44:21/1:01]事件翌朝、すっかり風邪が治ったポワロとミス・レモンのやりとり

映像ソフト

  • [VHS] 「名探偵ポアロシリーズ 船上の怪事件, 四階の部屋」(字幕) TDK
  • [VHS] 「名探偵エルキュール・ポアロ 第37巻 4階の部屋」(字幕) 日本クラウン
  • [DVD] 「名探偵ポワロ 3 4階の部屋, 砂に書かれた三角形」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
  • [DVD] 「名探偵ポワロ [完全版] 3 4階の部屋, 砂に書かれた三角形」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
  • [BD] 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 2 4階の部屋, 砂に書かれた三角形, 海上の悲劇, なぞの盗難事件」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
2018年3月7日更新