マギンティ夫人は死んだ
Mrs McGinty's Dead

放送履歴

日本

オリジナル版

  • 2010年09月13日 21時00分〜 (NHK衛星第2)
  • 2012年08月13日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

ハイビジョンリマスター版

  • 2016年12月03日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
  • 2017年05月17日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)

海外

  • 2008年09月01日 20時00分〜 (典・TV4)
  • 2008年09月14日 21時00分〜 (英・ITV1)
  • 2009年06月28日 21時00分〜 (米・WGBH)

原作

邦訳

  • 『マギンティ夫人は死んだ』 クリスティー文庫 田村隆一訳
  • 『マギンティ夫人は死んだ』 ハヤカワミステリ文庫 田村隆一訳

オープニングクレジット

日本

オリジナル版

マギンティ夫人は死んだ // DAVID SUCHET / Agatha Christie POIROT / MRS McGINTY'S DEAD based on the novel by Agatha Christie / Screenplay NICK DEAR / JOE ABSOLOM, RAQUELL CASSIDY, RICHARD DILLANE / RUTH GEMMELL, RICHARD HOPE, RICHARD LINTERN / SIÂN PHILIPS, PAUL RHYS, AMANDA ROOT / SIMON SHEPHERD, SARAH SMART, MARY STOCKLEY / and ZOË WANAMAKER as ARIADNE OLIVER / Producer TREVOR HOPKINS / Director ASHLEY PEARCE

エンディングクレジット

日本

オリジナル版

原作 アガサ・クリスティー  脚本 ニック・ディア 演出 アシュレイ・ピアース 制作 ITV プロダクション/WGBHボストン アガサ・クリスティー・リミテッド (イギリス・アメリカ 2008年)  声の出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄  オリヴァ(ゾーイ・ワナメイカー) 山本陽子  ロビン・アップワード(ポール・リース) 平田広明 ジェームズ・ゴードン・ベントリー(ジョー・アブソロム) 小野塚貴志  スペンス警視 坂部文昭 レンデル医師 木下浩之 シーラ・レンデル 園田恵子 ローラ・アップワード 菅原チネ子  永木貴依子 石井隆夫 種田文子 小形満 岩本裕美子  瀬尾恵子 福岡ゆか 池田ヒトシ 小林美奈 坂本大地 真田五郎  <日本語版制作スタッフ> 翻訳・台本 中村久世 演出 佐藤敏夫 調整 田中直也 録音 三田英登 プロデューサー 武士俣公佑 間瀬博美  制作統括 柴田幸裕 小坂聖

ハイビジョンリマスター版

原作 アガサ・クリスティー 脚本 ニック・ディア 演出 アシュレイ・ピアース 制作 ITVプロダクション WGBHボストン アガサ・クリスティー Ltd. (イギリス・アメリカ)  出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄  オリヴァ(ゾーイ・ワナメイカー) 山本 陽子 ロビン・アップワード(ポール・リース) 平田 広明 ジェームズ・ゴードン・ベントリー(ジョー・アブソロム) 小野塚 貴志  スペンス警視 坂部 文昭 レンデル医師 木下 浩之 シーラ・レンデル 園田 恵子 ローラ・アップワード 菅原 チネ子  永木 貴依子 石井 隆夫 種田 文子 小形 満 山口 裕美子 瀬尾 恵子 福岡 ゆか 池田 ヒトシ 小林 美奈 坂本 大地 真田 五郎  日本語版スタッフ 翻訳 中村 久世 演出 佐藤 敏夫 音声 田中 直也 プロデューサー 武士俣 公佑 間瀬 博美

海外

オリジナル版

Hercule Poirot: DAVID SUCHET; James Bentley: JOE ABSOLOM; District Judge: SIMON MOLLOY; Spence: RICHARD HOPE; George: DAVID YELLAND / Maude: SARAH SMART; Maureen Summerhayes: RAQUEL CASSIDY; Major Summerhayes: RICHARD DILLANE; Dr Rendell: SIMON SHEPHERD; Bessie Burch: EMMA AMOS / Joe Burch: BILLY GERAGHTY; Miss Sweetiman: RUTH GEMMELL; Eve Carpenter: MARY STOCKLEY; Ariadne Oliver: ZOË WANAMAKER; Robin Upward: PAUL RHYS / Mrs Upward: SIÂN PHILIPS; Pamela Horsfall: CATHERINE RUSSELL; Mrs Rendell: AMANDA ROOT; Guy Carpenter: RICHARD LINTERN / (中略) / Production Executive: JULIE BURNELL; Casting: SUSIE PARRISS; Editor: PAUL GARRICK; Production Designer: JEFF TESSLER; Director of Photography: ALAN ALMOND BSC; Line Producer: MATTHEW HAMILTON / Series Producer: KAREN THRUSSELL / Executive Producer for WGBH Boston: REBECCA EATON / Executive Producer for Chorion: PHIL CLYMER / Executive Producer: MICHELE BUCK; Executive Producer: DAMIEN TIMMER; © Agatha Christie Ltd. (a Chorion company) 2008 / A Co-Production of Granada and WGBH BOSTON in association with Agatha Christie Ltd (a Chorion Company)

あらすじ

 マギンティ夫人という掃除婦の殺害事件でスペンス警視は間借人のベントリーを逮捕した。ベントリーは裁判でも有罪を宣告され、今や死刑を待つ身。しかし、警視にはどうしても彼が犯人とは思えなかった。警視はポワロのもとを訪ね、事件の再調査を依頼するが……

事件発生時期

1934年12月上旬?

主要登場人物

エルキュール・ポワロ私立探偵
ハロルド・スペンス警視
アリアドニ・オリヴァ推理作家
アビゲール・マギンティ掃除婦、故人
ジェームズ・ゴードン・ベントリーマギンティ夫人の間借人
ベシー・バーチマギンティ夫人の姪
ジョー・バーチベシーの夫
モーリン・サマーヘイズマギンティ夫人の雇い主、下宿屋の女主人
ジョニー・サマーヘイズモーリンの夫、少佐
ロビン・アップワード劇作家、オリヴァ夫人の知人
ローラ・アップワードマギンティ夫人の雇い主、ロビンの母
シーラ・レンデルマギンティ夫人の雇い主
レンデルシーラの夫、医師
イブ・カーペンターマギンティ夫人の雇い主
ガイ・カーペンターイブの新しい夫
スウィーティマン夫人郵便局員
モード・ウィリアムズベントリーの友人
ジョージポワロの執事

解説、みたいなもの

 原作は1952年刊行。原作の刊行順としては前シリーズでドラマ化された「満潮に乗って」「葬儀を終えて」にはさまれた作品で、掃除婦という被害者の設定や下宿人を置かざるを得ない村の名家など、やはり第二次大戦後の時代の変遷を感じさせる設定を持っている。しかし、ブロードヒニー村の住人からウェザビー一家が削られたほか、マギンティ夫人殺害の手がかりとなる過去の事件が4つから2つになるなどの省略はあるものの、全体としては非常に原作に忠実な映像化。他作品では撮影時期などに合わせて比較的柔軟に変更されている日付も原作どおりで、マギンティ夫人殺害の日付が“1年前の11月22日水曜日”と設定されている。これは原作が最初に発表された1951年の前年1950年の曜日と一致するが、1930年代に当てはめると1933年もしくは1939年となる。一方、スウィーティマン夫人の郵便局には、月の名前は読み取れないが、1日が土曜日(イギリスのカレンダーは通常月曜始まり)で31日ある月のカレンダーがかかっており、1934年ないしは1940年でこれに一致するのは1934年12月となる。
 撮影時期は2007年10〜11月頃。ゾーイ・ワナメイカー演じるオリヴァ夫人やリチャード・ホープ演じるスペンス警視、デビッド・イェランド演じるジョージが再登場。ただし、吹替は全員交代となり、オリヴァ夫人は藤波京子さんから山本陽子さんへ、スペンス警視は野島昭生さんから坂部文昭さんへ、ジョージは堀部隆一さんから坂本大地さんへ引き継がれた。「ひらいたトランプ」でポワロ物に初登場したオリヴァ夫人や、「満潮に乗って」で初登場したスペンス警視が本作で2度目の登場をする流れは原作どおり(厳密には、「満潮に乗って」原作のスペンス警視はオーストシャー警察所属で、キルチェスター警察所属の本作登場人物とは別人とも考えられる)で、以降の作品でもオリヴァ夫人やジョージは原作同様に準レギュラーとなるが、スペンス警視は「ハロウィーン・パーティー」「象は忘れない」では出番を削られ、本作が最後の登場となった。
 ポワロがロング・メドーズに滞在した初日、モーリン・サマーヘイズが画面を横切った直後、画面右奥、ポワロの後ろにスタッフと思われる女性が顔を覗かせる。
 夜にポワロの部屋でスペンス警視と捜査の進捗を整理する場面の前にマンションの玄関前が映る場面は、「ひらいたトランプ」では昼間だった映像の色合いを調整したもので、明かりを放つマンションの外灯も合成。
 ポワロがロンドン警視庁に速達で送る包みの中身はシュガーハンマーと思われるが、その割にはやけに軽そうに扱われている。
 キルチェスターのブリーザー&スカットル不動産周辺の撮影が行われたのは、実際にはロンドン郊外リッチモンドのリッチモンド・グリーン周辺。実は、ブリーザー&スカットル不動産のある建物は、ちょうどタイトルが表示される場面でポワロが向かっている方向の反対側にあり、同じ場所を行ったり来たりして撮影したようだ。また、後半に登場するキルチェスター劇場も、そのすぐ近くにあるリッチモンド劇場。ブロードヒニー村のロケ地は「白昼の悪魔」のブラックリッジ村や「杉の柩」のハンタベリー村と同じハンブルデンだが、サマーヘイズ夫妻の家はオックスフォードシャー州ハープスデンにあるハープスデン・コート、レンデル夫妻の家はバッキンガムシャー州ハイ・ウィカム近郊のハートフォードシャー・ハウス、カーペンター夫妻の家はサリー州チャートシーにあるセント・アンズ・コートで撮影されている。ハープスデン・コートは、ジェラルディン・マクイーワン主演の「ミス・マープル」シリーズで「親指のうずき」のサニー・リッジ養護ホームや「復讐の女神」の聖エルスペス教会、セント・アンズ・コートは、「プリマス行き急行列車」でハリデイ親子の住むフラット内部としても使われていた。サンデー・コメット社の社屋は、「西洋の星の盗難事件」「あなたの庭はどんな庭?」「スズメバチの巣」「盗まれたロイヤル・ルビー」「愛国殺人」「青列車の秘密」と度々使われてきたフリーメイソンズ・ホール。キルチェスターとブロードヒニーの駅はともに、「スタイルズ荘の怪事件」「プリマス行き急行列車」「ABC殺人事件」「葬儀を終えて」でおなじみのブルーベル鉄道ホーステッド・ケインズ駅。ほかには、「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」「死人の鏡」「ポワロのクリスマス」でも同駅の駅舎や駅前が撮影に使用されている。ポワロがベントリーと面会をしているのも、「マースドン荘の惨劇」の集会所のほか、「二重の罪」「なぞの遺言書」「葬儀を終えて」で講堂として使われていたラングドン・ダウン・センターのノーマンズフィールド・シアター。ラストシーンでポワロがベントリーを待っている場所は王立裁判所の敷地内。
 ガイ・カーペンター役のリチャード・リンターン、レンデル医師役のサイモン・シェパード、パメラ・ホースフォール役のキャサリン・ラッセルはそれぞれ、「死人の鏡」のジョン・レイク役、「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」のアンドルー・ホール役、「あなたの庭はどんな庭?」のカトリーナ・レイガー役以来の「名探偵ポワロ」再出演。ベントリーの裁判の判事を演じるサイモン・モリーも、「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」では、駅でポワロをラッキー・レンと間違える観光客の役で出演していた。ジェラルディン・マクイーワンおよびジュリア・マッケンジー主演の「ミス・マープル」シリーズでは、ロビン・アップワード役のポール・リースが「青いゼラニウム」のルイス・プリチャード役、モード・ウィリアムズ役のサラ・スマートが「魔術の殺人」のミルドレッド役、イブ・カーペンター役のメアリ・ストックリーが「書斎の死体」のジョージー・ターナー役を演じている。
 » 結末や真相に触れる内容を表示

ロケ地写真

カットされた場面

なし

映像ソフト

  • 「名探偵ポワロ NEW SEASON DVD-BOX 3」に収録

同原作の映像化作品

  • [映画] 「Murder Most Foul」 1964年 監督:ジョージ・ポロック 出演:マーガレット・ラザフォード
2018年2月19日更新