ジョニー・ウェイバリー誘拐事件

The Adventure of Johnnie Waverly
  • 放送履歴

    1990年01月27日 22時00分〜 (NHK総合)
    1992年04月08日 17時05分〜 (NHK総合)
    1998年10月12日 15時10分〜 (NHK総合)
    2000年07月25日 15時10分〜 (NHK総合)
    2003年05月12日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

    2015年11月07日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2016年04月20日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    1989年01月22日 (英・ITV)

  • 原作邦訳

    「ジョニー・ウェイバリーの冒険」 - 『愛の探偵たち』 クリスティー文庫 宇佐川晶子訳
    「ジョニー・ウェイヴァリー誘拐事件」 - 『愛の探偵たち』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
    「ジョニー・ウェイヴァリーの冒険」 - 『二十四羽の黒ツグミ』 創元推理文庫 宇野利泰訳
  • OPクレジット

    DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, THE ADVENTURE OF JOHNNIE WAVERLY / Dramatized by CLIVE EXTON
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 監督 レニー・ライ 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  ウェイバリー 樋浦勉 ウェイバリー夫人 一柳みる  吉田理保子 前田敏子 宮内幸平 上田敏也 中村幸介 石森達幸 津田英三 森一 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 演出 レニー・ライ 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  ウェイバリー 樋浦 勉 ウェイバリー夫人 一柳 みる 吉田 理保子 前田 敏子 宮内 幸平 上田 敏也 中村 幸介 石森 達幸 津田 英三 森 一 松田 尚樹  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Captain Hastings: HUGH FRASER / Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON / Miss Lemon: PAULINE MORAN / Marcus Waverly: GEOFFREY BATEMAN / Ada Waverly: JULIA CHAMBERS / Johnnie Waverly: DOMINIC ROUGIER / Tredwell: PATRICK JORDAN / Jessie Withers: CAROL FRAZER / Miss Collins: SANDRA FREEMAN / Rogers: ROBERT PUTT / Hughes: PATRICK CONNOR / Sergeant: PHILLIP MANIKUM / Constable: JONA JONES / Policeman: JONATHAN MAGNANTI / Barmaid: SAMANTHA BECKINSALE // Developed for Television by Picture Partnership Productions // (中略)First Assistant Director: EDWARD BRETT / Location Managers: RICHARD DOBSON, NIGEL GOSTELOW / Production Assistant and Continuity: SAM DONOVAN / Production Accountant: MIKE LITTLEJOHN / Camera Operator: JAMIE HARCOURT / Gaffer: JOE SPENCE / Production Buyer: LUDMILLA BARRAS / Property Master: MICKY LENNON / Construction Manager: LES PEACH / Dubbing Editor: COLIN CHAPMAN // Panaflex 16(R) Camera by Panavision(R) / Made at Twickenham Studios, London, England / Our thanks to Regalian Properties for Poirot's Apartment Block // Costume Designer: LINDA MATTOCK / Make up Supervisor: HILARY MARTIN / Film Editor: JON COSTELLOE / Sound Recordist: SANDY MACRAE / Titles: PAT GAVIN / Production Manager: MARTIN BOND / Casting Drector: REBECCA HOWARD / Production Supervisor: DAVID FITZGERALD // Production Designer: MIKE OXLEY // Director of Photography: PETER JESSOP. BSC // Music: CHRISTOPHER GUNNING // Executive Producers: NICK ELLIOTT, LINDA AGRAN // Producer: BRIAN EASTMAN // Director: RENNY RYE
  • あらすじ

     身代金を支払わなければ息子を誘拐するという脅迫状がウェイバリー氏のもとへ届いた。しかし、警察は捜査に乗り気でなく、氏はポワロのところへ相談に訪れる。結局、ポワロと警察がウェイバリー邸に赴くが、ジョニーは目の前で誘拐されてしまう……
  • 事件発生時期

    某年某月下旬
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
    ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
    フェリシティ・レモンポワロの秘書
    マーカス・ウェイバリー依頼人、地方の地主
    エイダ・ウェイバリーマーカスの妻
    ジョニー・ウェイバリーウェイバリー夫妻の息子
    トレッドウェルウェイバリー家の執事
    ジェシー・ウィザースジョニーの乳母
    ミス・コリンズウェイバリー夫人の秘書
    ジョー・ロジャースホームレス
  • 解説、みたいなもの

     ジョニー少年誘拐までの経過は、ウェイバリー氏が脅迫状段階で依頼に訪れたためにポワロが現場に出向いている以外、原作とほぼ同じ流れで進むが、原作に比較的忠実だった前2話とは違って、その後の展開は原作の筋を大きくアレンジしている。しかし誘拐後の部分も、原作にある台詞を随所に織り込んでいたり、原作よりも伏線を活かしている箇所があったりするなど、単に原作から離れるだけには終わっていない。また、原作で事件の捜査に当たっていたのは準レギュラーのミラー警部だったが、ドラマではジャップ警部に置き換えられている。このように原作の捜査関係者をジャップ警部に置き換える脚色は今後の作品でも何度か見られ、本作品以外でもミラー警部の出番はすべてジャップ警部に置き換えられており、このドラマシリーズではミラー警部の姿を見ることはできない。
     原作では『スタイルズ荘の怪事件』などにポワロが片足を引きずっているという描写があるが、ドラマで片足をかばうように歩くポワロが見られるのはこの作品くらい。ただ、これは単に疲労した状態でステッキをついて歩いているためにそう見えているだけで、意図した演技ではないかもしれない。また、途中でポワロが花を摘んで上着の襟にとめる場面があるが、いつものブローチをつけていない姿はめずらしい。ただし、いつものブローチに関する記述は原作にないのに対して、ポワロがボタンホールに花を挿しているという記述は「ホロー荘の殺人」原作に存在する。一方、ドラマのブローチに関しては、のちの「チョコレートの箱」で秘められた思い出が語られる。
     旧家の当主であるウェイバリー氏と資産家出身の夫人という夫婦の設定は、19世紀の終わり頃から社会情勢の変化で旧家の地位が衰退していくなか、資金力を求める旧家と歴史的権威を求める資産家との思惑の一致によって実際によく見られた関係であり、イギリス国内にとどまらず、しばしばアメリカから資産家の娘を迎えることもあったという。
     ウェイバリー館のロケ地は、ハートフォードシャーにあるローサム・パーク。ウェイバリー館の建物について、ウェイバリー氏が「1760年に館が火事で焼けたあとに建てられたんです」と言う台詞があるが、ローサム・パークの建物はそれとほぼ同時期の1754年に設計され、1883年に火事の被害に遭ったが元と同じデザインで修復された。ラストに登場する駅は、保存鉄道であるブルーベル鉄道のホーステッド・ケインズ駅。
     ロジャースが言う「上だけ生やしてよ」は、ポワロでなくてもわからないような気がする。原語で「上だけ」は 'tache で、口髭を表す mustache の略語。
     ロジャースの吹替の宮内幸平さんはすでに故人(1995年6月2日没)。
     今回はEDクレジットの表示のされ方がいつもと異なり、まず原作、次に脚本・監督・制作が1画面に表示され、出演以降が通常通りのスクロール表示になる。
     ハイビジョンリマスター版で見られるポワロとヘイスティングスがパブで昼食をとる場面が撮影されたのは、バッキンガムシャーのタービルという村にあるブル・アンド・ブッチャー。マイケル・キッチン主演の「刑事フォイル」でタービルがロケ地になった「侵略」では、このパブの主人をフィリップ・ジャクソンが演じた。このタービルはほかに、ジェラルディン・マクイーワン主演の「ミス・マープル2」の一篇「親指のうずき」ではファレル・セント・エドマンド村、デビッド・ウォリアムズとジェシカ・レイン主演の「トミーとタペンス ―2人で探偵を―」シリーズではベレスフォード家の最寄りの村として撮影に使われている。
     » 結末や真相に触れる内容を表示事件解決後、ポワロがウェイバリー氏に対して「あなたならジョニーを連れ帰るうまい口実を考えるのに苦労なさらんでしょう」と言うが、実際にどのような口実でジョニーを連れ帰ったかは気になるところ。そもそも、仮に犯行が成功したところで、ジョニーに危害を加えるつもりがなかった以上、あとで彼の口から真相が語られるのは大いに予想できるところだし、現在の経済的状況を村人にすら知られているようでは、手に入れた身代金も(すくなくとも彼自身の望むようなことには)使いようがないと思うのだけれど。これについて何か解決策を考えていたとすれば、確かに“ジョニーを連れ帰るうまい口実を考える”くらい簡単に違いない。でもまさか、何も考えずに行き当たりばったりだったなんてことは……
  • ロケ地写真


  • カットされた場面

    [02:06/1:09] ミス・レモンが完成間近のファイリングシステムを披露する場面
    [03:12/0:29] ヘイスティングスがル・マンの登録書をミス・レモンに見せる場面
    [12:20/0:41] ウェイバリー邸でのディナーの場面後半
    [16:32/0:01] フェードイン前のBGMのみ鳴っている部分
    [19:08/1:44] ジャップ警部がウェイバリー邸に部下を配置する場面 〜 ポワロとヘイスティングスが村で食事をとる場面 〜 館で警戒する警官たち 〜 帰りの車でポワロとヘイスティングスが歌を歌う場面
  • 映像ソフト

    【VHS】 「名探偵エルキュール・ポアロ 第36巻 ジョニー・ウェイヴァリー誘拐事件」(字幕) 日本クラウン
    【DVD】 「名探偵ポワロ 2 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
    【DVD】 「名探偵ポワロ [完全版] 2 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    【BD】 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 1 コックを捜せ, ミューズ街の殺人, ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
2017年10月10日更新


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