イタリア貴族殺害事件
The Adventure of the Italian Nobleman

放送履歴

日本

オリジナル版

  • 1994年04月09日 21時55分〜 (NHK総合)
  • 1995年09月05日 17時15分〜 (NHK総合)
  • 1996年03月07日 17時15分〜 (NHK総合)
  • 1999年01月05日 15時10分〜 (NHK総合)
  • 2003年09月08日 18時00分〜 (NHK衛星第2)
  • 野球中継の延長により、予定より25分遅れての開始

ハイビジョンリマスター版

  • 2016年07月16日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
  • 2016年12月21日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

海外

  • 1993年02月14日 (英・ITV)

原作

邦訳

  • 「イタリア貴族殺害事件」 - 『ポアロ登場』 クリスティー文庫 真崎義博訳
  • 「イタリア貴族殺害事件」 - 『ポアロ登場』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
  • 「イタリア貴族の事件」 - 『ポワロの事件簿1』 創元推理文庫 厚木淳訳

原書

雑誌等掲載

  • The Adventure of the Italian Nobleman, The Sketch, 24 October 1923 (UK)
  • The Italian Nobleman, The Blue Book Magazine, December 1924 (USA)

短篇集

  • The Adventure of the Italian Nobleman, Poirot Investigates, The Bodley Head, September 1924 (UK)
  • The Adventure of the Italian Nobleman, Poirot Investigates, Dodd Mead, 1925 (USA)

オープニングクレジット

日本

オリジナル版

名探偵ポワロ / DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / イタリア貴族殺害事件, THE ADVENTURE OF THE ITALIAN NOBLEMAN / Dramatized by CLIVE EXTON

ハイビジョンリマスター版

名探偵ポワロ / DAVID SUCHET / AGATHA CHRISTIE'S POIROT / イタリア貴族殺害事件 // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / THE ADVENTURE OF THE ITALIAN NOBLEMAN / Dramatized by CLIVE EXTON

エンディングクレジット

日本

オリジナル版

原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 監督 ブライアン・ファーナム 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  グレイブス 羽佐間道夫 ビッツィーニ 内田稔 ファブリ 吉田理保子  屋良有作 伊藤和晃 秋元羊介 上田敏也 横堀悦夫 石波義人 峰恵研 檀臣幸 牧野和子 中田和宏 / 日本語版 宇津木道子 山田悦司  福岡浩美 南部満治 金谷和美

ハイビジョンリマスター版

原作 アガサ・クリスティー 脚本 クライブ・エクストン 演出 ブライアン・ファーナム 制作 LWT (イギリス)  出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  グレイブス 羽佐間 道夫 ビッツィーニ 内田 稔 ファブリ 吉田 理保子/甲斐田 裕子  屋良 有作 伊藤 和晃 秋元 羊介 上田 敏也 横堀 悦夫 石波 義人 峰 恵研 檀 臣幸 牧野 和子 中田 和宏 高椋 康裕 加藤 悦子  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千

海外

オリジナル版

Hercule Poirot: DAVID SUCHET; Captain Hastings: HUGH FRASER; Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON; Miss Lemon: PAULINE MORAN; Mr. Graves: LEONARD PRESTON; Margherita Fabbri: ANNA MAZZOTTI; Bruno Vizzini: DAVID NEAL; Mario Asciano: VINCENZO RICOTTA; Count Foscanti: SIDNEY KEAN; Darida: ALBERTO JANELLI; Dr. Hawker: ARTHUR COX; 1st Secretary: VITTORIO AMANDOLA; Beddoes: BEN BAZELL; Chef: DAVID VERREY; Miss Rider: JANET LEES PRICE; Manager: BARRIE WILMORE; Neighbour: MICHAEL TUDOR BARNES; Lad: DAVID WILLOUGHBY; Stunts: ALAN STUART, PAUL HEASMAN, TIP TIPPING / Developed for Television by Carnival Films; (中略) Production Designer: TIM HUTCHINSON; Director of Photography: NORMAN LANGLEY B.S.C.; Music: CHRISTOPHER GUNNING; Executive Producer: NICK ELLIOTT / Producer: BRIAN EASTMAN; Director: BRIAN FARNHAM

あらすじ

 ミス・レモンのボーイフレンド、グレイブスが仕えるフォスカティーニ伯爵が殺された。グレイブスによれば、伯爵はイタリア政府のために秘密書類を買い戻す交渉にあたっており、その日の午後も客を迎えていたというが、現場には書類も金も見あたらず……

事件発生時期

某年5月上旬

主要登場人物

エルキュール・ポワロ私立探偵
アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
フェリシティ・レモンポワロの秘書
エドウィン・グレイブスミス・レモンのボーイフレンド
フォスカティーニ伯爵、グレイブスの主人
ブルーノ・ビッツィーニイタリア車販売店の経営者
マルゲリータ・ファブリイタリア車販売店の店員
マリオ・アスカニオフォスカティーニ伯爵の訪問客
ホーカー医師、ポワロたちの友人

解説、みたいなもの

 ミス・レモンにボーイフレンドができたという今回の冒頭は、原作の〈完璧な機械〉としてのミス・レモンに馴染みのある人には、彼女が仕事でミスを犯す「ヒッコリー・ロードの殺人」の冒頭以上に衝撃的かもしれない。また、ビッツィーニやミス・ファブリは原作に登場しない人物で、イタリアの秘密組織マスナーダに関するくだりはすべてドラマオリジナルであり、原作のアスカニオはイタリア政府に関係した人間だった。しかし、話の骨子となる事件に関する部分は、かなり原作に忠実につくられている。なお、いつものように地名も変更されており、アスカニオの宿泊先がグローブナー・ホテルからブルームズベリに実在するジェンキンズ・ホテルへ、フォスカティーニ伯爵の住まいもリージェンツ・コートから実在のアディスランド・コートへ変更されている。ただし、アディスランド・コートの実際の所在はケンジントンで、メイフェアのホール・ストリートという設定は架空。
 ヘイスティングスが車の購入の決断期限について「ちゃんと日記に書いてあるんですよ」と言うが、「日記」の原語 diary はイギリス英語において、起こったことを書きとめる日記だけでなく、予定を書いておくスケジュール帳の意味を持つ。「スズメバチの巣」で、机に向かったハリスンがめくっているのがそれ。
 ポワロたちがアディスランド・コートを2度目と3度目に訪ねたときの玄関前のカットは一度にまとめて撮影されたようで、カメラやヘイスティングスの車の位置が完全に一緒。一方、事件当日の午後の出来事は、グレイブスの説明のときとポワロの説明のときで別々に撮影し直しているらしく、日本語音声も別収録の模様。
 イタリア人同士の会話の大半は例のごとく原語音声ではイタリア語で交わされているが、日本語音声では英語同様すべて日本語に訳されている。
 ジャップ警部のオフィスでの台詞に、「動機を訊かれたから答えたんですよ」という台詞があるが、そのすこし前にポワロが動機を訊いた部分は「名探偵ポワロ」オリジナル版ではカット。また、後のジャップ警部の台詞に「どうしてアスカニオの指紋がグラスやコーヒーカップに」というものもあるが、この指紋の話が言及されていたのも同じカットシーン。
 ヘイスティングスが車を買おうとするエリソ・フレッチアのショールームとして撮影に使われたのは、メイフェアのバルダートン・ストリートにあるエイビス・レンタカーの店舗(現在閉店)。ポワロたちがミス・ファブリを訪ねた結婚式の会場は、ケンジントンのルーフ・ガーデンズで、ここはジョーン・ヒクソン主演「ミス・マープル」の「バートラム・ホテルにて」ではベス・セジウィックとラジスラウス・マリノスキーが会っていた場所。イタリア大使館の建物は、「安いマンションの事件」のときとは異なり現ローズウッド・ホテル・ロンドンで、一等書記官と面会した部屋は「愛国殺人」のブラント氏のオフィスと同じ部屋。チチェスターの港は、チチェスター市の西方にあるボザム入江。
 ドクター・ホーカー役のアーサー・コックスは、フランセスカ・アニス主演の「二人で探偵を」シリーズにおいてマリオット警部役を演じている。
 アスカニオの吹替を担当した屋良有作さんは、アニメ「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル」において、ジャップ警部を思わせるポワロの友人の警察官、シャープ警部(同名の警部は「ヒッコリー・ロードの殺人」原作に登場)の声を担当している。
 今回のヘイスティングスは、直前に髪を切ったのか、やけに頭がさっぱり。
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ロケ地写真

カットされた場面

日本

オリジナル版

[01:24/1:43]ビッツィーニの店でのポワロ、ヘイスティングス、ビッツィーニ、ミス・ファブリのやりとり
[04:13/0:13]店から帰ってきたヘイスティングスが廊下でポワロたちの話し声を聞く場面
[06:28/0:17]ミス・レモンにお茶をもう一杯頼むグレイブス 〜 ドクター・ホーカーの家でのディナーの冒頭
[10:53/0:25]調理場でポワロがシェフに皿のことを訊く場面
[15:35/0:41]ポワロとヘイスティングスがビッツィーニの店に行って、誰もいないと言われる場面
[15:50/0:39]結婚式会場の場面の一部、新郎新婦の行進中にポワロたちが現れる場面
[20:12/1:31]ミス・レモンを訪ねてきていたグレイブスがポワロとヘイスティングスに挨拶して帰る場面
[25:34/0:16]スコットランド・ヤードでのジャップ警部との会話の一部
[26:54/0:12]アディスランド・コートから帰宅直後のポワロとヘイスティングス

映像ソフト

  • [VHS] 「名探偵エルキュール・ポアロ 第27巻 イタリア貴族殺害事件」(字幕) 日本クラウン
  • [DVD] 「名探偵ポワロ 22 イタリア貴族殺害事件, チョコレートの箱」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
  • [DVD] 「名探偵ポワロ [完全版] 22 イタリア貴族殺害事件, チョコレートの箱」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
  • [BD] 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 11 黄色いアイリス, なぞの遺言書, イタリア貴族殺害事件, チョコレートの箱」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
2018年6月13日更新