なぞの盗難事件

The Incredible Theft
  • 放送履歴

    1990年03月10日 22時15分〜 (NHK総合)
    1992年04月15日 17時05分〜 (NHK総合)
    1998年10月20日 15時10分〜 (NHK総合)
    2003年05月23日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

    2015年12月12日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2016年05月25日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    1989年02月26日 (英・ITV)

  • 原作邦訳

    「謎の盗難事件」 - 『死人の鏡』 クリスティー文庫 小倉多加志訳
    「謎の盗難事件」 - 『死人の鏡』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
    「謎の盗難事件」 - 『死人の鏡』 創元推理文庫 宇野利泰訳
  • OPクレジット

    DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / なぞの盗難事件, THE INCREDIBLE THEFT / Dramatized by DAVID REID and CLIVE EXTON
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 デビッド・リード 監督 エドワード・ベネット 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  サー・ジョージ 石田太郎 バンダリン夫人 田島令子  武藤礼子 宮川洋一 谷育子 大塚明夫 江原正士 小山武宏 稲葉実 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司 福岡浩美 南部満治 金谷和美
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 デビッド・リード クライブ・エクストン 演出 エドワード・ベネット 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  サー・ジョージ 石田 太郎 バンダリン夫人 田島 令子  武藤 礼子 宮川 洋一 谷 育子 大塚 明夫 江原 正士 小山 武宏 稲葉 実 石住 昭彦 友野 富美子 深水 由美  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Captain Hastings: HUGH FRASER / Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON / Miss Lemon: PAULINE MORAN / Tommy Mayfield: JOHN STRIDE / Mrs. Vanderlyn: CARMEN DU SAUTOY / Lady Mayfield: CIARAN MADDEN / Sir George Carrington: JOHN CARSON / Lady Carrington: PHILLIDA LAW / Reggie Carrington: GUY SCANTLEBURY / Carlile: ALBERT WELLING / Chauffeur: DAN HILDEBRAND / Sergeant: PHILLIP MANIKUM / Stuntmen: NICK GILLARD, CHRISSIE MONK, ROY ALON, VALENTINO MUSETTI / Stunt Arranger: NICK GILLARD // Developed for Television by Picture Partnership Productions // (中略)First Assistant Director: SIMON HINKLY / Location Managers: PHILIP MORRIS, NIGEL GOSTELOW / Production Assistant and Continuity: JANET MULLINS / Production Accountant: MIKE LITTLEJOHN / Camera Operator: STEVEN ALCORN / Gaffer: PAT COLES / Art Director: PETER WENHAM / Set Dresser: CARLOTTA BARROW / Production Buyer: PETER MACFARLAN / Property Master: MICKY LENNON / Construction Manager: LES PEACH / Dubbing Editor: COLIN CHAPMAN / Dialogue Editor: BRIGITTE ARNOLD / Dubbing Mixer: RUPERT SCRIVENER / Post Production Supervisor: RAY HELM // Panaflex 16(R) Camera by Panavision(R) / Made at Twickenham Studios, London, England // Costume Designer: SUE THOMSON / Make up Supervisor: CHRISTINE CANT / Sound Recordist: KEN WESTON / Titles: PAT GAVIN / Production Manager: MARTIN BOND / Casting Drector: REBECCA HOWARD / Film Editor: DEREK BAIN / Production Supervisor: DAVID FITZGERALD // Production Designer: ROB HARRIS // Director of Photography: IVAN STRASBURG // Music: CHRISTOPHER GUNNING // Executive Producers: NICK ELLIOTT, LINDA AGRAN // Producer: BRIAN EASTMAN // Director: EDWARD BENNETT
  • あらすじ

     ドイツのスパイという噂のあるバンダリン夫人を夫が招待していると知って心配するレディー・メイフィールドから依頼を受けたポワロはメイフィールド邸に向かう。その晩、新型戦闘機の設計図が紛失し、当然、バンダリン夫人が盗んだと思われたが……
  • 事件発生時期

    不詳
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
    ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
    フェリシティ・レモンポワロの秘書
    トミー・メイフィールド軍需企業の社長
    レディー・マーガレット・メイフィールドトミーの妻
    サー・ジョージ・キャリントン国防大臣
    レディー・イザベル・キャリントンサー・ジョージの妻
    リジー・キャリントンサー・ジョージ夫妻の息子
    ジョアンナ・バンダリンドイツのスパイと噂のある女
    カーライルメイフィールドの秘書
  • 解説、みたいなもの

     「砂に書かれた三角形」同様、第二次大戦に向かう時代の雰囲気を感じさせる作品で、上海事変のことで日本も話題にのぼる。ハイビジョンリマスター版では「日本の天皇はどうするんですか? 彼にも身の程を?」などという台詞も飛び出しているが、「名探偵ポワロ」オリジナル版では当然のようにカット(翌朝、ポワロが「ディナーの席で誰かがムッシュウ・メイフィールドに日本のことを言いましたが」と言うのはここのこと)。最後にポワロがレディー・メイフィールドに渡す手紙も日本語らしいが、大きく映らないので画面越しでは本当に日本語かどうかもわからない。
     この「なぞの盗難事件」の原作は、「ミューズ街の殺人」同様、短篇「潜水艦の設計図」をふくらませた話で、やはり「潜水艦の設計図」にのみヘイスティングスが登場し、このときの国家機密は題名が示すように潜水艦だった。当初の、国家機密の(潜水艦の)設計図の盗難事件という着想の元は、「ブルース・パーティントン設計書」(『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』所収)だろうか。
     事件への導入役となるレディー・メイフィールドはドラマで追加された人物。一方、原作の登場人物からはマキャッタ夫人とバンダリン夫人のメイドのレオニーが省かれているほか、メイフィールドとレディー・キャリントンはなぜかファーストネームが変更されている。また、レディー・キャリントンが息子を犯人と思い込む展開や、レオニーが見たという幽霊に関するくだりが彼女の省略に伴ってすべてカットされ、代わりに挿入されたバンダリン夫人の行き先を突き止めるシーンでヘイスティングスによるカーチェイスが初登場。日本のサスペンスもののドラマに、クライマックスの場面が海の近くだったり、名所・名物紹介が盛り込まれるというお約束があるように、イギリスのミステリドラマではカーチェイスがないと受けないと言われているらしく、ドラマ化に当たってしばしば登場人物に車好きという性格が追加される。それにしても、ハンドルを握ったヘイスティングスの顔は、ほかでは見られないくらいに嬉しそう。
     サー・ジョージが言う外務大臣の「イーデン氏」とは、のちの第二次中東戦争の際にはイギリス首相を務めていたアントニー・イーデンのこと。彼が初めて外務大臣になったのはボールドウィン内閣の1935年末のことで、劇中の季節がまだせいぜい秋であることを鑑みると、舞台は1936年以降と思われる。
     ポワロと“ミス・スミス”が待ち合わせた場所は、リージェンツ・パークのロンドン動物園ペンギン・プール前。ロンドン動物園は1828年に開園したヨーロッパでも最古の動物園で、この作品の放送後の1992年には財政難で経営が危ぶまれたが、存続運動によって閉鎖をまぬがれた[1]。ただし、2004年にペンギンたちは新たな飼育施設に移動しており、作中で見られるペンギン・プールは現在、空の建物だけが残った状態となっている。
     冒頭で戦闘機の試験飛行をしている飛行場は、ケント州のウェスト・モーリング王立空軍飛行場で、「メイフィールド・ケストレル」は実際にはスーパーマリン社のスピットファイアのようだ。ヘイスティングスやジャップ警部が滞在したスリー・クラウンズというパブは、バッキンガムシャーのデナム村にあるグリーン・マンおよびスワン・イン
     トミー・メイフィールドの吹替をしている宮川洋一さんはすでに故人(2001年3月19日没)。また、レディー・メイフィールドの吹替の武藤礼子さんも故人(2006年10月29日没)。
     » 結末や真相に触れる内容を表示メイフィールドがわざわざ設計書を盗まれたことにした理由についてドラマでは、設計書をバンダリン夫人に渡すところを見られると破滅だからと説明されているが、その盗まれたことになった設計書は結局どうにかしてバンダリン夫人に渡さなければならず、この説明は不十分であるように感じられる。「なぞの盗難事件」原作では、設計書をあえて盗む必要のないカーライルに疑惑が向かないようにするため、「潜水艦の設計図」では、盗難騒ぎが起きることによって渡した設計図が本物であると思わせるためと説明されている。
  • ロケ地写真


  • カットされた場面

    [03:07/0:39] ヘイスティングスが想いを寄せる建築家の卵に関するポワロとの会話
    [11:33/0:24] メイフィールド邸の庭でリジーがメイフィールドとサー・ジョージにからむ場面
    [14:35/0:24] ブリッジの席上での国際政治に関する会話
    [14:37/0:22] レディー・キャリントンの方から向き直るメイフィールド 〜 客間でのサー・ジョージとレディー・メイフィールドの会話
    [15:27/0:18] ポワロが庭に出ていく場面
    [30:38/0:58] ジャップ警部が屋根裏部屋で設計図を捜す場面
    [30:56/0:21] 宿でのジャップ警部に関するポワロとヘイスティングスの会話の一部
  • 映像ソフト

    【VHS】 「名探偵ポアロシリーズ クラブのキング, 謎の盗難事件」(字幕) TDK
    【VHS】 「名探偵エルキュール・ポアロ 第39巻 謎の盗難事件」(字幕) 日本クラウン
    【DVD】 「名探偵ポワロ 4 海上の悲劇, なぞの盗難事件」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
    【DVD】 「名探偵ポワロ [完全版] 4 海上の悲劇, なぞの盗難事件」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    【BD】 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 2 4階の部屋, 砂に書かれた三角形, 海上の悲劇, なぞの盗難事件」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ<
2017年9月15日更新


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