葬儀を終えて

After the Funeral
  • 放送履歴

    2006年12月14日 20時00分〜 (NHK衛星第2)
    2007年12月28日 13時00分〜 (NHK衛星第2)

    2016年11月19日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2017年04月26日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    2005年12月11日 11時00分〜 (米・A&E)
    2006年02月26日 20時30分〜 (豪・ABC)
    2006年03月26日 21時00分〜 (英・ITV1)

  • 原作邦訳

    『葬儀を終えて』 クリスティー文庫 加島祥造訳
    『葬儀を終えて』 ハヤカワミステリ文庫 加島祥造訳
  • OPクレジット

    葬儀を終えて // DAVID SUCHET / Agatha Christie POIROT / AFTER THE FUNERAL based on the novel by Agatha Christie / Screenplay PHILOMENA McDONAGH / ROBERT BATHURST, GERALDINE JAMES / ANNA COLDER-MARSHALL, MONICA DOLAN, KEVIN DOYLE / MICHAEL FASSBENDER, FIONA GLASCOTT, JULIAN OVENDEN / LUCY PUNCH, WILLIAM RUSSELL / ANTHONY VALENTINE, BENJAMIN WHITROW / Producer TREVOR HOPKINS / Director MAURICE PHILLIPS
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 フィロミーナ・マクドナー 演出 モーリス・フィリップス 制作 グラナダ・プロダクション A&E テレビジョン ネットワークス アガサ・クリスティー Ltd. (イギリス 2005年) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄  ギルバート(ロバート・バサースト) 磯部勉 ヘレン(ジェラルディン・ジェイムズ) 香野百合子 ジョージ(マイケル・ファスベンダー) 宮内敦士 ギルクリスト(モニカ・ドーラン) 小野洋子  スザンナ 五十嵐麗 ロザムンド 林真里花 マイケル 福田賢二 ティモシー 青野武 モード 峰あつ子  辻親八 糸博 佐々木省三 丸山詠二 石波義人 多田野曜平 竹口安芸子 木下紗華 宮山知衣 / 日本語版スタッフ 翻訳 たかしまちせこ 演出 高橋剛 音声 金谷和美 プロデューサー 里口千  制作統括 小川純子 廣田建三
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 フィロミーナ・マクドナー 演出 モーリス・フィリップス 制作 グラナダ・プロダクション A&E テレビジョン ネットワークス アガサ・クリスティー Ltd. (イギリス)  出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄  ギルバート(ロバート・バサースト) 磯部 勉 ヘレン(ジェラルディン・ジェイムズ) 香野 百合子 ジョージ(マイケル・ファスベンダー) 宮内 敦士 ギルクリスト(モニカ・ドーラン) 小野 洋子  スザンナ 五十嵐 麗 ロザムンド 林 真里花 マイケル 福田 賢二 ティモシー 青野 武 モード 峰 あつ子  辻 親八 糸 博 佐々木 省三 丸山 詠二 石波 義人 多田野 曜平 竹口 安芸子 木下 紗華 宮山 知衣  日本語版スタッフ 翻訳 たかしま ちせこ 演出 高橋 剛 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Vicar: PHILLIP ANTHONY / Gilbert Entwhistle: ROBERT BATHURST / Maude Abernethie: ANNA CALDER-MARSHALL // Richard Abernethie: JOHN CARSON / Inspector Morton: KEVIN DOYLE / George Abernethie: MICHAEL FASSBENDER / Rosamund: FIONA GLASCOTT / Helen Abernethie: GERALDINE JAMES // Dr. Larraby: DOMINIC JEPHCOTT / Janet: VICKY OGDEN / Michael Shane: JULIAN OVENDEN / Susannah Henderson: LUCY PUNCH / Lanscombe: WILLIAM RUSSELL // 'Miss Sorrel': ANNABEL SCHOLEY / Giovanni Gallaccio: ANTHONY VALENTINE / Timothy Abernethie: BENJAMIN WHITROW / with MONICA DOLAN as Cora and Miss Gilchrist // (中略)First Assistant Director: JONATHAN FARMER / Second Assistant Director: SEAN CLAYTON / Third Assistant Director: RACHAEL HASTON / Floor Runner: EMILY PEROWNE / Location Managers: PETER TULLO, TOM STOURTON // Production Co-ordinator: REBECCA SUTTON / Assistant Co-ordinator: SAM BAKER / Production Runner: THOM GREEN / Production Accountant: SHEILA PRICE / Assistant Accountant: REBECCA MAYBURY / Script Supervisor: SUZIE CLEGG / Dialect Coach: PAULA JACK // Camera Operator: JEREMY GEE / Focus Puller: MATT POYNTER / Grip: STEVE PUGH / Clapper Loaders: ERIN STEVENS, JAMIE PHILLIPS / Lighting Gaffer: DAN FONTAINE / Best Boy: JOHN WALKER // Supervising Art Director: PAUL GILPIN / Art Directors: PILAR FOY, DENISE BALL / Production Buyer: DAVID LEWIS / Standby Art Director: JOANNE RIDLER / Property Master: JIM GRINDLEY / Construction Manager: GUS WOOKEY // Supervising Sound Editor: JOHN DOWNER / Dialogue Editor: SARAH MORTON / Dubbing Mixer: BILLY MAHONEY / Assistant Editor: ADAM HARVEY / Colourist: JET OMOSHEBI / On Line Editor: SIMON GIBLIN // Sound Recordist: ANDREW SISSONS / Sound Maintenance Eng.: ASHLEY REYNOLDS / Sound Trainee: ROBERT ALSOP / Publicists: PETER MARES, PATRICK SMITH / A&E Senior Publicist: GINA NOCERO // Costume: JASON GILL, CHARLOTTE MITCHELL / Make-up Artists: SUE PARKINSON, KATE ROBERTS / David Suchet's Make-up: SIAN TURNER / David Suchet's Dresser: PHIL O'CONNOR // Associate Producer: DAVID SUCHET / Script Editors: BETH WILLIS, JUDE LIKNAITZKY / Post-Production Supervisor: ALASDAIR WHITELAW / Make-up Designer: CHRISTINE GREENWOOD / Costume Designer: SHEENA NAPIER / Composer: STEPHEN McKEON // Production Executive: GAIL KENNETT / Casting Director: MAUREEN DUFF / Film Editor: PAUL GARRICK / Director of Photography: DAVID HIGGS / Production Designer: JEFF TESSLER / Line Producer: HELGA DOWIE // Executive Producer for A&E Television Networks: DELIA FINE / Supervising Producer for A&E Television Networks: EMILIO NUNEZ // Executive Producer for Chorion Plc.: PHIL CLYMER // Executive Producer: MICHELE BUCK / Executive Producer: DAMIEN TIMMER / © Agatha Christie Ltd. (a Chorion company) 2005 // A Granada Production in association with A&E Television Networks and Agatha Christie Ltd (a Chorion company)
  • あらすじ

     リチャード・アバネシーの遺言状公開の席上で言われた言葉、「兄さん、本当は殺されたんでしょう?」。翌日、まるでその言葉を裏付けるかのごとく、リチャードの妹コーラが無惨に殺された。はたしてリチャードの死は本当に殺人だったのか、それとも……
  • 事件発生時期

    1936年
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    ギルバート・エントウィッスル弁護士
    リチャード・アバネシーアバネシー家当主、故人
    コーラ・ガラチオリチャードの妹
    ヘレン・アバネシーリチャードの義妹、ジョージの母
    ジョージ・アバネシーヘレンの息子
    スザンナ・ヘンダーソンリチャードの姪
    ロザムンド・シェーンリチャードの姪、スザンナの妹、女優
    マイケル・シェーンロザムンドの夫、俳優
    ティモシー・アバネシーリチャードの弟
    モード・アバネシーティモシーの妻
    ランスコムアバネシー家執事
    ギルクリストコーラのコンパニオン
    ジョバンニ・ガラチオコーラの元夫、画家、イタリア人
    モートン警部
  • 解説、みたいなもの

     原作は1953年発表。富豪の一族の中での殺人事件というクリスティー作品では典型的な舞台設定ながら、その中で、いわば庶民であるミス・ギルクリストの境遇が物語の中で重要な意味を持つあたりに、第二次大戦が終わって8年が経過した時代を感じさせる。ドラマの時代設定は過去作同様1930年代に移されているが、コーラの家を訪れたスザンナが、両手のふさがったミス・ギルクリストに当然のように荷物を持たせる場面など、ミス・ギルクリストとアバネシー一族の違いを強調する演出を随所で見ることができる。
     ドラマ化に当たって多くの登場人物が整理統合されており、原作のアバネシー家に連なる人物のうち、リチャードの愛息のモーティマー、スザンナ(原作での名前はスーザン)の夫のグレゴリー、コーラの夫のピエール・ランスケネらがカットされ、モーティマーやグレゴリーの要素はジョージに、ランスケネは鑑定家のガスリー氏とまとめられてジョバンニ・ガラチオという人物になった。また、原作では従姉妹だったスザンナとロザムンドが姉妹に、伯母と甥の関係だったヘレンとジョージが親子になっている。物語の展開では、遺言書の偽造やエンダビー・ホールの権利書の紛失などがドラマオリジナルの要素として追加されているが、原作で事件の鍵となっていた台詞や出来事は一通り網羅されており、変更点の数の割には原作に忠実な映像化という印象を残す。
     コーラの遺体が安置されていた建物には 'LYCHETT ST. MARY COTTAGE HOSPITAL' と書かれているが、原作のリチェット・セント・メアリーは 'Lytchett St Mary' と綴っていた。
     ミス・ギルクリストの職業の「コンパニオン」とは、以前の宇津木道子さんの日本語では「話し相手」と訳されていたのと同じ職業。「わたしは話し相手で召使いではないんです」という彼女の台詞が示すように、使用人とは一線を画した立場と見なされ、自ら生計を立てる必要に迫られたレディが体面を傷つけずに就ける職業とされていた。しかしながら、「あなたの庭はどんな庭?」のカトリーナや「もの言えぬ証人」のウィルミーナなどに見られるように、その立場はしばしば微妙なものだったようだ。
     ミス・ギルクリストのティーショップがつぶれる原因になった「大手の店」は原語だと a Lyons' establishment と言っており、 Lyons' とは現在も存続する実在のイギリス大手飲食店チェーンの名前。
     謎解きの直前、ポワロとジョージが会話する場面では、ジョージを正面から映すカットでのみ雨が降っており、そのあとにやってくる車も、フロントガラスは乾いているが車体やドアガラスが濡れている。
     モートン警部との会話でポワロが過去の失敗について「今までで二度ほどね」と言うが、「ひらいたトランプ」では「28年前に一度」と答えていたはず。「ひらいたトランプ」の回答は原作にもある台詞だが、本作品の原作のやりとりでは回数は明言されていなかった。
     エンダビー・ホールの撮影がおこなわれたのは、ハンプシャーのロザフィールド・パーク。ロザフィールド・パークの邸内は、ジュリア・マッケンジー主演「ミス・マープル6」の「グリーンショウ氏の阿房宮」でも“阿房宮”邸内として撮影に使われている。冒頭の「速すぎる急行列車」は「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」以来おなじみのブルーベル鉄道、途中の通過駅はホーステッド・ケインズ駅で、これらは「スタイルズ荘の怪事件」「プリマス行き急行列車」「ABC殺人事件」「死人の鏡」「ポワロのクリスマス」にも登場。ただし車内はセットのようだ。リチャードの遺体が荼毘に付されたのはパトニー・ヴェール火葬場。コーラの家は「ホロー荘の殺人」のダヴコーツと同じサリー州ハンブルドンのヴァン・ハウスで、額に入った絵がたくさん掛けられている部屋は、「ホロー荘の殺人」でジョンとヴェロニカが会っていたのと同じ部屋が使われている。スザンナが講演をした講堂は、「二重の罪」ではウィットコム女子大、「なぞの遺言書」ではケンブリッジ大学の講堂として撮影に使われたラングドン・ダウン・センターのノーマンズフィールド・シアター。「マースドン荘の惨劇」で民間防衛訓練がおこなわれた集会所も同所。コーラの遺体が安置されていた病院はバッキンガムシャー州ビーコンズフィールドのマソニック・アンド・コミュニティ・センターで、コーラの家をあとにしたポワロとエントウィッスルが歩いていたのはウィンザー・エンド。ノーサンプトンシャー州にあることになっているティモシーの邸宅は、サリー州にあるバイフリート・マナー。英国美術院前の撮影がおこなわれたのは、「スペイン櫃の秘密」の軍人クラブと同じリンカーンズ・イン・フィールズのハンター博物館前。シェーン夫妻が出演していたリージェンシー劇場の楽屋口の撮影も、実はハンター博物館のポルトガル・ストリート側の裏口でおこなわれている。楽屋口前でロザムンドが話をしている場面はポルトガル・ストリートとサール・ストリートの角で、その後ロザムンドが尼僧院とおぼしき場所を訪ねた場面はリンカーンズ・インのニュー・スクエアとオールド・スクエアの間で撮影された。なお、リージェンシー劇場の舞台の撮影はニュー・ウィンブルドン劇場でおこなわれており、「エッジウェア卿の死」に登場した劇場と同名ながら、撮影場所は異なるようだ。
     リチャード・アバネシーを演じるジョン・カーソンは、「なぞの盗難事件」のサー・ジョージ役に続く「名探偵ポワロ」2度目の出演。また、冒頭の牧師役のフィリップ・アントニーも、「ABC殺人事件」に医師役で出演している。モード・アバネシーを演じるアンナ・コルダー・マーシャルは、「ヒッコリー・ロードの殺人」でスタンリー卿を演じたデビッド・バークの妻。ポワロがエンダビー・ホールへやってくる場面で、ポワロの乗った車の運転手を演じているのは、実際にスーシェの運転手を務めるショーン・オコーナー氏。ガラチオ氏を演じるアントニー・バレンタインは、ビル・ビクスビー主演の「ロンドン殺人事件」のアボット役や、ジェレミー・ブレット主演の「シャーロック・ホームズの冒険」の一篇、「高名の依頼人」のグルーナー男爵役でも見ることができる。マイケル・シェーンを演じるジュリアン・オヴェンデンは、マイケル・キッチン主演の「刑事フォイル」シリーズではアンドリュー・フォイル役を演じており、こちらでの吹替も、本作品と同じ福田賢二さんによる。
  • ロケ地写真

  • カットされた場面

    なし
  • 映像ソフト

    【DVD】 「名探偵ポワロ 37 葬儀を終えて」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    「名探偵ポワロ NEW SEASON DVD-BOX 2」に収録、単品での一般販売はなし
  • 同原作の映像化作品

    【映画】 「Murder at the Gallop」 1963年 監督:ジョージ・ポロック 出演:マーガレット・ラザフォード
2017年12月11日更新


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