ダベンハイム失そう事件

The Disappearance of Mr. Davenheim
  • 放送履歴

    1991年01月29日 22時00分〜 (NHK総合)
    1992年04月28日 17時05分〜 (NHK総合)
    1998年11月02日 15時10分〜 (NHK総合)
    2003年06月16日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

    2016年02月06日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2016年07月13日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    1990年02月04日 (英・ITV)

  • 原作邦訳

    「ミスタ・ダヴンハイムの失踪」 - 『ポアロ登場』 クリスティー文庫 真崎義博訳
    「ダヴンハイム失踪事件」 - 『ポアロ登場』 ハヤカワミステリ文庫 小倉多加志訳
    「ダヴンハイム氏の失踪」 - 『ポワロの事件簿1』 創元推理文庫 厚木淳訳
    「ダヴェンハイム氏の失踪」 - 『クリスティ短編集1』 新潮文庫 井上宗次・石田英二訳
  • OPクレジット

    DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / ダベンハイム失そう事件, THE DISAPPEARANCE OF MR. DAVENHEIM / Dramatized by DAVID RENWICK
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 デビッド・レンウィック 監督 アンドリュー・グリーブ 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞  ミス・レモン 翠準子 ダベンハイム 納谷悟朗  喜多道枝 家弓家正 藤本譲 大竹宏 中江真司 松岡洋子 田口昴 梅津秀行 掛川裕彦 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司 福岡浩美 南部満治 金谷和美
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 デビッド・レンウィック 演出 アンドリュー・グリーブ 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  ダベンハイム 納谷 悟朗  喜多 道枝 家弓 家正 藤本 譲 大竹 宏 中江 真司 松岡 洋子 田口 昴 梅津 秀行 掛川 裕彦 坂口 候一 大林 洋平  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Captain Hastings: HUGH FRASER / Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON / Miss Lemon: PAULINE MORAN / Charlotte Davenheim: MEL MARTIN / Mathew Davenheim: KENNETH COLLEY / Gerald Lowen: TONY MATHEWS / Maid: FIONA McARTHUR / Merritt: RICHARD BEALE / Sergeant: BOB MASON / Policeman: PETER DORAN / Delivery Man: STEWART HARWOOD / Mechanic: JONTY MILLER / Chief Engineer: MALCOLM MUDIE / Illusionist & Magic Consultant: PATRICK PAGE / Stunts: COLIN SKEAPING // Developed for Television by Picture Partnership Productions // (中略)First Assistant Director: SIMON HINKLY / Location Manager: NIGEL GOSTELOW / Script Supervisor: SHEILA WILSON / Production Co-ordinator: MONICA ROGERS / Accountant: JOHN BEHARRELL / Camera Operator: JAMIE HARCOURT / Focus Puller: HUGH FAIRS / Grip: JOHN ETHERINGTON / Boom Operator: MARTIN TREVIS / Gaffer: DEREK RYMER / Art Director: PETER WENHAM / Production Buyer: LUDMILLA BARRAS / Property Master: MICKY LENNON / Construction Manager: LES PEACH / Dubbing: PETER LENNARD, MIKE MURR, RUPERT SCRIVENER / Post Production Superviser: RAY HELM / Panaflex 16(R) Camera by Panavision(R) / Grip Equipment by Grip House Ltd / Lighting & Generators by Samuelson Lighting Ltd / Made at Twickenham Studios, London, England / Costume Designer: LINDA MATTOCK / Make up Supervisor: ROSEANN SAMUEL / Sound Recordist: KEN WESTON / Titles: PAT GAVIN / Production Manager: MARTIN BOND / Casting: REBECCA HOWARD, LUCY ABERCROMBIE / Editor: DEREK BAIN / Production Supervisor: DONALD TOMS // Production Designer: ROB HARRIS // Director of Photography: IVAN STRASBURG // Theme Music: CHRISTOPHER GUNNING / Incidental Music: FIACHRA TRENCH / Conductor: DAVID SNELL // Executive Producer: NICK ELLIOTT // Producer: BRIAN EASTMAN // Director: ANDREW GRIEVE
  • あらすじ

     有名な銀行家、マシュー・ダベンハイムがライバルのロウエンとの面会を目前にして失踪した。真実を導き出すのは頭だと言うポワロは、部屋から出ることなく1週間でその謎を解けるかどうか、ジャップ警部と賭けをすることにしたが……
  • 事件発生時期

    某年10月中旬
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
    ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
    フェリシティ・レモンポワロの秘書
    マシュー・ダベンハイム銀行家
    シャーロッテ・ダベンハイムマシューの妻
    ジェラルド・ロウエンダベンハイムのライバル
    マーサダベンハイム邸のメイド
    メリットボート小屋の番人
    ビリー・ケレットホームレス
  • 解説、みたいなもの

     事件は『シャーロック・ホームズの冒険』所収の「» 小説の題名を表示唇の捩れた男」を思わせる筋書だが、ポワロが部屋にこもったままで事件を解決するという、“灰色の脳細胞”本領発揮の一篇。とはいえ、部屋を出られないポワロは、手品の練習に勤しんだり、かなり退屈なご様子。その、ポワロが演じる手品のコンサルタントを手がけたのは、冒頭のマジックショーでステージマジシャンを演じてもいるパトリック・ペイジ。ペイジは、映画「カジノ・ロワイヤル」でもコンサルタントを務めたという[1]。なお、マジックショーでの消失マジックは、“さなぎ”が消える前後で奥の燭台の位置が変わっており、ポワロが劇中で解説したような物理的トリックではなく、映像の編集によるものと思われる。
     原作で事件を担当していたのは準レギュラーであるミラー警部で、ジャップ警部がポワロへの情報提供役を務めていたが、ドラマではミラー警部はカットされてジャップ警部が直接事件を担当し、並行してヘイスティングスがポワロの指示で調査にあたる。しかし、ペンキを塗りたての椅子に座ってしまったり、つまんだ料理が鳥の餌だったり、ばつの悪い実験や質問をさせられたり、さらにハイビジョンリマスター版では人違いの挙げ句に怒鳴られるなど、ヘイスティングスにとっては受難の連続。また、かつてダベンハイムがロウエンにやりこめられたことがあるという原作の関係がドラマでは逆転しており、ロウエンにダベンハイム殺害の動機が与えられている。“今”が6月から10月に変えられていたり、ダベンハイムが旅行していたという時期が秋から冬に変更されているのは、前回の「二重の罪」も10月に設定されていたことから考えて、撮影時期の季節にあわせたのだろう。
     ロウエンがダベンハイム失踪について言った「ウサギの穴にでも落ちたんでしょう」という台詞は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』の冒頭で、アリスが穴に飛び込んだウサギの後を追って不思議の国へ行ってしまったことを踏まえてのもの。あえて日本語に意訳すれば、「神隠しにでもあったんでしょう」という感じだろうか。
     ダベンハイム邸は「二重の罪」のミッドランド・ホテルと同じオリバー・ヒルによるデザインで、サリー州にある、1933年完成のジョルドウィンズと呼ばれる建物[2]。ブルックランズ自動車レース場も、同じくサリー州に実在する、1907年にオープンした世界初の自動車レース場で[3]、現在はブルックランズ・ミュージアムとなっている。ダベンハイムが入れられた留置所は、「ベールをかけた女」のウィンブルドン警察内。
     ハイビジョンリマスター版で見られる場面で、ロウエンがヘイスティングスをブライトン大佐と勘違いしたのは、ヘイスティングスとブライトンがいずれもイングランド南海岸の町の名前であることによる。
     日本語音声で見る(聞く)と、ちょっと詳しい人ならすぐに真相を見抜いてしまうかも。
  • カットされた場面

    [02:01/0:30] ダベンハイム帰宅直後の夫妻の会話
    [04:24/0:23] 霧の中へ消える夫を見送るダベンハイム夫人
    [12:31/1:29] ジャップ警部がダベンハイム夫人に聞き取りをする場面の後半 〜 ヘイスティングスとジャップ警部の話し相手の交換 〜 賭けに関するポワロとミス・レモンの会話 〜 ヘイスティングスとメリットの会話の出だし
    [16:16/0:56] ホワイトヘイブン・マンション外観 〜 ダベンハイムの服についてのポワロとミス・レモンの会話
    [17:00/0:16] オウムについてのポワロとミス・レモンの会話
    [17:14/1:43] レース場でのヘイスティングス、ジャップ警部、ロウエンのやりとりの前半
    [19:57/0:19] オウムについてのポワロとヘイスティングスの会話
  • 映像ソフト

    【VHS, LD】 「名探偵ポアロシリーズ Vol.4 ダヴンハイム失踪事件, 安アパート事件」(字幕) ハミングバード
    【VHS】 「名探偵エルキュール・ポアロ 第16巻 ダヴンハイム氏失踪事件」(字幕) 日本クラウン
    【DVD】 「名探偵ポワロ 8 コーンワルの毒殺事件, ダベンハイム失そう事件」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
    【DVD】 「名探偵ポワロ [完全版] 8 コーンワルの毒殺事件, ダベンハイム失そう事件」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    【BD】 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 4 ベールをかけた女, 消えた廃坑, コーンワルの毒殺事件, ダベンハイム失そう事件」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
  • 同原作の映像化作品

    【TV】 「Hercule Poirot」 1962年 出演:マーティン・ゲイベル
    【アニメ】 「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル 第35話 ダブンハイム失踪事件」 2005年 監督:高橋ナオヒト 出演:里見浩太朗、折笠富美子、野島裕史、屋良有作、田中敦子
2017年8月7日更新


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