青列車の秘密

The Mystery of the Blue Train
  • 放送履歴

    2006年12月05日 20時00分〜 (NHK衛星第2)
    2007年12月25日 13時00分〜 (NHK衛星第2)

    2016年11月05日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2017年04月12日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    2005年12月11日 09時00分〜 (米・A&E)
    2006年01月01日 21時00分〜 (英・ITV1)
    2006年02月19日 20時30分〜 (豪・ABC)

  • 原作邦訳

    『青列車の秘密』 クリスティー文庫 青木久恵訳
    『青列車の秘密』 ハヤカワミステリ文庫 田村隆一訳
    『青列車の謎』 創元推理文庫 長沼弘毅訳
    『ブルートレイン殺人事件』 新潮文庫 中村妙子訳
  • OPクレジット

    青列車の秘密 // DAVID SUCHET / Agatha Christie POIROT / The MYSTERY of the BLUE TRAIN based on the novel by Agatha Christie / Screenplay GUY ANDREWS / LINDSAY DUNCAN / JAMES D'ARCY, JAIME MURRAY, GEORGINA RYLANCE / NICHOLAS FARRELL, ROGER LLOYD PACK, JOSETTE SIMON / ALICE EVE, TOM HARPER, BRONAGH GALLAGHER, OLIVER MILBURN / and ELLIOTT GOULD as RUFUS VAN ALDIN / Producer TREVOR HOPKINS / Director HETTIE MACDONALD
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 ガイ・アンドルーズ 演出 ヘティ・マクドナルド 制作 グラナダ・プロダクション A&E テレビジョン ネットワークス アガサ・クリスティー Ltd. (イギリス 2005年) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄  ルーファス(エリオット・グールド) 横内正 キャサリン(ジョージナ・ライランス) 井上喜久子 ルース(ジェイミー・マリー) 吉田陽子 デレック(ジェイムズ・ダーシー) 咲野俊介  ナイトン 金尾哲夫 メイソン 菅原あき タンプリン夫人 鈴木弘子 コーキー 川島得愛 レノックス 山田里奈  落合弘治 杉村理加 塾一久 さとうあい 定岡小百合 宇垣秀成 斉藤次郎 丸山壮史 風間秀郎 / 日本語版スタッフ 翻訳 たかしまちせこ 演出 高橋剛 音声 金谷和美 プロデューサー 里口千  制作統括 小川純子 廣田建三
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 ガイ・アンドルーズ 演出 ヘティ・マクドナルド 制作 グラナダ・プロダクション A&E テレビジョン ネットワークス アガサ・クリスティー Ltd. (イギリス)  出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄  ルーファス(エリオット・グールド) 横内 正 キャサリン(ジョージナ・ライランス) 井上 喜久子 ルース(ジェイミー・マリー) 吉田 陽子 デレック(ジェイムズ・ダーシー) 咲野 俊介  ナイトン 金尾 哲夫 メイソン 菅原 あき タンプリン夫人 鈴木 弘子 コーキー 川島 得愛 レノックス 山田 里奈  落合 弘治 杉村 理加 塾 一久 さとう あい 定岡 小百合 宇垣 秀成 斉藤 次郎 丸山 壮史 風間 秀郎  日本語版スタッフ 翻訳 たかしま ちせこ 演出 高橋 剛 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Derek Kettering: JAMES D'ARCY / Lenox: ALICE EVE / Knighton: NICHOLAS FARRELL / Ada Mason: BRONAGH GALLAGHER // Corky: TOM HARPER / Lady at Ball: JANE HOW / Steward: SAMUEL JAMES / Sister Rosalia: HELEN LINDSAY / La Roche: OLIVER MILBURN // Ruth Kettering: JAIME MURRAY / Inspector Caux: ROGER LLOYD PACK / Dolores: ETELA PARDO / Katherine: GEORGINA RYLANCE / Mirelle Milesi: JOSETTE SIMON // and Lady Tamplin: LINDSAY DUNCAN / Rufus Van Aldin: ELLIOTT GOULD // (中略)Stunt Co-ordinator: NICK WILKINSON / First Assistant Directors: STUART RENFREW, STEPHEN WOLFENDEN, JACK RAVENSCROFT / Second Assistant Director: SEAN CLAYTON / Location Managers: PETER TULLO, TOM STOURTON // Production Co-ordinator: REBECCA SUTTON / Assistant Co-ordinator: SAM BAKER / Production Accountant: SHEILA PRICE / Script Supervisor: CAROLINE O'REILLY / French Production Services: SUE ELLIOT, PATRICK O'HANIAN // Camera Operator: SEAN SAVAGE / Focus Puller: MILES PROUDFOOT / Grip: STUART GODFREY / Lighting Gaffer: STEVE SWANELL / Best Boy: ROB GAVIGAN / Special Effects: DAVID HARRIS / Construction Manager: GUS WOOKEY // Supervising Art Director: PAUL GILPIN / Art Directors: PILAR FOY, DENISE BALL / Production Buyer: DAVID LEWIS / Stand-by Art Director: JOANNE RIDLER / Property Master: JIM GRINDLEY / Stand-by Props: RICHARD BARRATT // Supervising Sound Editor: JOHN DOWNER / Dialogue Editor: JAMIE CAPLE / Dubbing Mixer: BILLY MAHONEY / Assistant Editor: ADAM HARVEY / Colourist: CHRIS BEETON / On-Line Editor: SIMON GIBLIN / Visual FX: JONATHAN HILLS // Sound Recordist: ANDREW SISSONS / Sound Maintenace Eng: ASHLEY REYNOLDS / Choreographer: PAUL HARRIS / Publicist: PETER MARES, PATRICK SMITH, SIMONE LE LIEVRE / A&E Senior Publicist: GINA NOCERO // Costume: JASON GILL, CHARLOTTE MITCHELL, GABRIELLE SPANSWICK / Make-up Artists: SUE PARKINSON, KATE ROBERTS / David Suchet's Make-up: SIAN TURNER / David Suchet's Dresser: PHIL O'CONNOR // Associate Producer: DAVID SUCHET / Script Editor: BETH WILLIS / Post-Production Supervisor: ALASDAIR WHITELAW / Make-up Designer: CHRISTINE GREENWOOD / Costume Designer: SHEENA NAPIER / Composer: STEPHEN McKEON // Production Executive: GAIL KENNETT / Casting Director: MAUREEN DUFF / Film Editor: JAMIE McCOAN / Director of Photography: ALAN ALMOND B.S.C. / Production Designer: JEFF TESSLER / Line Producer: HELGA DOWIE // Executive Producer for A&E Television Networks: DELIA FINE / Supervising Producer for A&E Television Networks: EMILIO NUNEZ // Executive Producer for Chorion Plc.: PHIL CLYMER // Executive Producer: MICHELE BUCK / Executive Producer: DAMIEN TIMMER / © Agatha Christie Ltd. (a Chorion company) 2005 // A Granada Production in association with A&E Television Networks and Agatha Christie Ltd (a Chorion company)
    Maintenance の誤記
  • あらすじ

     ポワロがホテルで出会った大富豪令嬢、ルース・ケッタリングがフランスを走る青列車の車内で殺害され、携えていた有名なルビーが消えた。同じ列車には被害者の離婚寸前の夫や愛人をはじめ、被害者と関係の深い人間が多数乗り合わせていたのだが……
  • 事件発生時期

    1936年5月中旬 〜
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    ルーファス・ヴァン・オールデンアメリカの石油王
    ルース・ケッタリングヴァン・オールデンの娘
    デレック・ケッタリングルースの夫
    ラ・ロッシュルースの愛人、伯爵
    アダ・メイソンルースのメイド
    ナイトンヴァン・オールデンの秘書、少佐(メジャー)
    キャサリン・グレイ多額の遺産を継いだ娘
    レディー・ロージー・タンプリンキャサリンの従姉
    レノックス・タンプリンレディー・タンプリンの娘
    コークス・タンプリンレディー・タンプリンの夫、愛称コーキー
    ミレル・メレッシー青列車乗客
    コー警部
  • 解説、みたいなもの

     原作は1928年に発表された長篇小説。母親の死、夫との離婚、とクリスティーにとって非常に辛い時期に必要に迫られて書かれた作品で[1]、そのためか物語の展開は過去に発表済みの短篇「プリマス行き急行列車」を下敷きにしていた。しかしドラマでは、主要な登場人物の大半に被害者殺害の動機が与えられると同時に、原作では現場に居合わせなかった人物まで青列車に乗り込んで犯行の機会を与えられている。その結果、原作や「プリマス行き急行列車」に見られた被害者の夫対愛人という容疑の構図は薄れ、関係者たちの愛憎が物語の中心となった。また、事件の黒幕が“侯爵”と呼ばれる国際的大泥棒であるという設定や、盗品も扱う宝石商のパポポラス親子といった時代がかった要素も排され、どちらかというと古典的な作風の原作に対して、現代的な雰囲気のドラマに仕上がっている。
     撮影時期は2005年5月頃で、最初の2週間に仏伊国境に接した南仏マントン、およびニースの隣町ボーリュー・スール・メールでニースの場面の撮影がおこなわれた。このロケでは、仏伊の当局から許可を得て、両国国境をまたぐ高速道路を封鎖・迂回させてまでの撮影をおこなったという。ヴィラ・マルゲリータとして撮影に使われたのは地中海を望むヴィラ・マリア・セレナ、ニース駅の外側として使われたのはマントンの美術館。しかし青列車の外観や駅のプラットフォームの撮影をおこなったのはフランスではなく、イギリス国内ケンブリッジシャーのニーン・バレー鉄道。マルセーユの駅はワンズフォード駅、ニースの駅は国内外の機関車が多く保存されているピーターバラ駅で、ニース駅の周囲は CG による合成である。客車の内部はベニヤ板と紙を塗装して組んだセットだそうで、制作陣はこのセットを後にオリエント急行に利用することも考えていると述べていた。[2]ニース駅内部はロンドンにあるフリーメイソンズ・ホールで、ここは「西洋の星の盗難事件」「あなたの庭はどんな庭?」「愛国殺人」でおなじみ。ロンドンのパークレーン・ホテルは現地。日本での吹替の収録は2006年7月末頃[3]
     冒頭、タンプリン夫人がレノックスにキャサリンのことを「これ、わたしのいとこよ、一番目のいとこ」という台詞は、原語だと She's my cousin, my first cousin. という台詞で、ここでいう first cousin とは親同士がきょうだいの、日本語で言うまさに「いとこ」の関係を指す。英語の cousin はよく「いとこ」と訳されるが実際には同世代の親族を広く指す言葉で、 first cousin と限定することで「いとこ」であることが明確になる。なお second cousin なら祖父母同士がきょうだいの「はとこ」。
     ヴィラ・マルゲリータで額に飾られた新聞記事のなかには、 The lonely woman という見出しの、同じ縦長の切り抜きがなぜか2枚ある。また、フランス語の新聞記事にはなぜかアクセント記号が一切なく、さらに superbe とおぼしき単語が suberbe と誤記されている。
     ヴィラ・マルゲリータでのパーティーでかけられた Sing, Sing, Sing は物語の舞台である1936年にルイ・パルマによって作曲された曲。
     ナイトン少佐を演じるニコラス・ファレルは、「ABC殺人事件」のドン・フレイザー役に続く「名探偵ポワロ」2回目の出演。デレック・ケッタリング役のジェイムズ・ダーシーはジェラルディン・マクイーワン主演の「ミス・マープル」の一篇、「動く指」ではジェリー・バートン役を、タンプリン夫人役のリンゼイ・ダンカンはジュリア・マッケンジー主演の「ミス・マープル」の一篇、「鏡は横にひび割れて」ではマリーナ・グレッグ役を演じている。また、コー警部を演じるロジャー・ロイド・パックは、ジョン・ソウ主演の「主任警部モース」の一篇、「ニコラス・クインの静かな世界」のドナルド・マーチン役でも見ることができる。
     パークレーン・ホテルでルースがポワロに声をかける場面で、ルースを後ろから写したカットのみ、ルースの髪にヘアピンが刺さっている。ハイビジョンリマスター版では、このヘアピンは画像処理でぼかされた。一方、ヴィラ・マルゲリータでのパーティー翌朝の夜明け時にニースの町を望む場面では、ハイビジョンリマスター版でのみ映像に加工がなく、海沿いの道を現代的な車が走っているのが見えてしまっている。
     » 結末や真相に触れる内容を表示エピローグの中で、キャサリンの「あなたは(オリエント急行には)何度も乗ってるでしょうけど」という台詞に対してポワロが「いえ、まだ一度も。いつかぜひ」と答える場面があるが、当初の脚本ではポワロは「一度だけ乗ったことがある」と答えるはずだったらしい。しかしその脚本を読んだスーシェが時期の矛盾に気づき、現在の台詞に変更になったという。[4]なお、のちに撮影された「オリエント急行の殺人」では舞台が1938年に設定されており、1936年が舞台の本作時点では確かにまだ「オリエント急行の殺人」に遭遇していないのだが、「メソポタミア殺人事件」原作の記述では、「オリエント急行の殺人」「メソポタミア殺人事件」の帰路で遭遇したと受け取ることができ、「オリエント急行の殺人」未撮影の本作撮影時点で、スーシェが気づいた時期上の矛盾がどのようなものかはよくわからない。
    [1] アガサ・クリスティー, 『アガサ・クリスティー自伝 〔下〕』, pp. 122-136, 143-145, 早川書房(ハヤカワミステリ文庫), 1995
    [2] 'Behind-the-Scenes,' The Mystery of the Blue Train (Poirot tie-in edition), pp. 387-392, HarperCollinsPublishers, 2005
    [3] 近況報告(過去ログ)
    [4] 'Behind-the-Scenes,' The Mystery of the Blue Train (Poirot tie-in edition), pp. 399, HarperCollinsPublishers, 2005
  • カットされた場面

    なし
  • 映像ソフト

    【DVD】 「名探偵ポワロ 36 青列車の秘密」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    「名探偵ポワロ NEW SEASON DVD-BOX 2」に収録、単品での一般販売はなし
2017年8月26日更新


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