24羽の黒つぐみ

Four and Twenty Blackbirds
  • 放送履歴

    1990年02月03日 22時00分〜 (NHK総合)
    1992年04月09日 17時05分〜 (NHK総合)
    1998年10月13日 15時10分〜 (NHK総合)
    2000年07月26日 15時10分〜 (NHK総合)
    2003年05月13日 18時00分〜 (NHK衛星第2)

    2015年11月14日 16時00分〜 (NHK BSプレミアム)
    2016年04月27日 17時00分〜 (NHK BSプレミアム)

    1989年01月29日 (英・ITV)

  • 原作邦訳

    「二十四羽の黒つぐみ」 - 『クリスマス・プディングの冒険』 クリスティー文庫 小尾芙佐訳
    「二十四羽の黒つぐみ」 - 『クリスマス・プディングの冒険』 ハヤカワミステリ文庫 神谷芙佐訳
    「二十四羽の黒ツグミ」 - 『二十四羽の黒ツグミ』 創元推理文庫 宇野利泰訳
  • OPクレジット

    DAVID SUCHET // HUGH FRASER / PHILIP JACKSON / PAULINE MORAN / 24羽の黒つぐみ, FOUR AND TWENTY BLACKBIRDS / Dramatized by RUSSELL MURRAY, Script Consultant CLIVE EXTON
  • EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティ 脚本 ラッセル・マレー 監督 レニー・ライ 制作 LWT(イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山敬 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口芳貞 ミス・レモン 翠準子  ロリマー 納谷六朗 レイン 増山江威子  中村紀子子 辻村真人 高橋ひろ子 小島敏彦 藤城裕士 塚田正昭 加藤正之 西村知道 堀内賢雄 鵜飼るみ子 / 日本語版 宇津木道子  山田悦司
  • ハイビジョンリマスター版EDクレジット

    原作 アガサ・クリスティー 脚本 ラッセル・マレー 演出 レニー・ライ 制作 LWT (イギリス) / 出演 ポワロ(デビッド・スーシェ) 熊倉 一雄 ヘイスティングス(ヒュー・フレイザー) 富山 敬/安原 義人 ジャップ警部(フィリップ・ジャクソン) 坂口 芳貞 ミス・レモン(ポーリン・モラン) 翠 準子  ロリマー 納谷 六朗 レイン 増山 江威子  中村 紀子子 辻村 真人 高橋 ひろ子 小島 敏彦 藤城 裕士 塚田 正昭 加藤 正之 西村 知道 堀内 賢雄 鵜飼 るみ子  日本語版スタッフ 翻訳 宇津木 道子 演出 山田 悦司 音声 金谷 和美 プロデューサー 里口 千
  • オリジナルEDクレジット

    Hercule Poirot: DAVID SUCHET / Captain Hastings: HUGH FRASER / Chief Inspector Japp: PHILIP JACKSON / Miss Lemon: PAULINE MORAN / George Lorrimer: RICHARD HOWARD / Tommy Pinner: TONY AITKEN / Stooge: CHARLES PEMBERTON / Harry Clarke: GEOFFREY LARDER / Bonnington: DENYS HAWTHORNE / Dulcie Lang: HOLLY DE JONG / Makinson: CLIFFORD ROSE / Cutter: PHILIP LOCKE / Mrs. Hill: HILARY MASON / Molly: CHERYL HALL / Irene Mullen: MARJIE LAWRENCE / Edith: SU ELLIOTT / Lavatory Attendant: JOHN BARDON / Forensic: PETER WADDINGTON / Vicar: GUY STANDEVEN / Doctor: ANDREW MACKINTOSH / Pianist: STEPHEN PRUSLIN / Radio Voice Overs: JOHN SESSIONS // Developed for Television by Picture Partnership Productions // (中略)First Assistant Director: EDWARD BRETT / Location Managers: RICHARD DOBSON, NIGEL GOSTELOW / Production Assistant and Continuity: SAM DONOVAN / Production Accountant: MIKE LITTLEJOHN / Camera Operator: JAMIE HARCOURT / Gaffer: JOE SPENCE / Production Buyer: VANDA VIVIAN / Property Master: MICKY LENNON / Construction Manager: LES PEACH / Dubbing Editor: GRAHAM HARRIS // Panaflex 16(R) Camera by Panavision(R) / Made at Twickenham Studios, London, England / Our thanks to Regalian Properties for Poirot's Apartment Block // Costume Designer: LINDA MATTOCK / Make up Supervisor: HILARY MARTIN / Sound Recordist: SANDY MACRAE / Titles: PAT GAVIN / Production Manager: MARTIN BOND / Casting Drector: REBECCA HOWARD / Production Supervisor: DAVID FITZGERALD // Production Designer: MIKE OXLEY // Director of Photography: PETER JESSOP. BSC // Music: CHRISTOPHER GUNNING // Executive Producers: NICK ELLIOTT, LINDA AGRAN // Producer: BRIAN EASTMAN // Director: RENNY RYE
  • あらすじ

     友人のボニントンとレストランで食事をしたポワロは、そこの常連客である老人がとったいつもと違う行動に興味を惹かれる。数日後、その老人は遺体で発見され、階段からの転落による事故死と思われたが……
  • 事件発生時期

    1934年6月中旬
  • 主要登場人物

    エルキュール・ポワロ私立探偵
    アーサー・ヘイスティングスポワロのパートナー、大尉
    ジェームス・ジャップスコットランド・ヤード主任警部
    フェリシティ・レモンポワロの秘書
    ヘンリー・ガスコイン画家
    ダルシー・レインヘンリーのモデル
    ピーター・メーキンソンヘンリーのエージェント
    アントニー・ガスコインヘンリーの双子の兄弟
    ミセス・ヒルアントニーの家政婦
    ジョージ・ロリマー劇場支配人、ヘンリーとアントニーの甥
    クラークロリマーのアシスタント
    ボニントンポワロの友人、歯科医
    モリーウェイトレス
  • マザーグース

    Sing a song of sixpence, a pocketful of rye,
    Four and twenty blackbirds baked in a pie.
    When the pie was opened the birds began to sing.
    Wasn't that a dainty dish to set before the king?
    The king was in his counting house, counting out his money,
    The queen was in the parlour eating bread and honey,
    The maid was in the garden hanging out the clothes,
    When there came a little dickey bird and nipped off her nose.
  • 解説、みたいなもの

     本作はクリスティーが得意としたマザーグースをモチーフにした作品で、着想の元となった“6ペンスの歌”は、ミス・マープル物の長篇『ポケットにライ麦を』や、ノンシリーズの短篇「六ペンスのうた」(『リスタデール卿の謎』収録)でも使われている。
     原作では売れない画家だったヘンリー・ガスコインが売れっ子画家に変更されており、前半はその絵が動機として疑われる展開になった。そのため、ヘンリー殺害に直接の動機がなかった原作と比べると、ポワロの着眼の鋭さや解決の鮮やかさの印象は薄れてしまったものの、代わりに、徐々に真相に迫っていく醍醐味が感じられるようになっている。また、ドラマではボニントンが歯科医という設定だが、原作ではボニントンの職業に関する記述はなく、ロリマーが医師という設定。ところで、原作にはロリマーの名字がラムジーになっているバージョンがあり、日本語訳では創元推理文庫に収録されている。
     今回は、事件と並行してポワロとヘイスティングスのクリケットに関するやりとりが展開され、それがもう一つの見所となっている。事件と同時進行する、原作にないサイドストーリーを挿入するのは「名探偵ポワロ」の十八番で、それが事件に光明を投げることも多い。ミス・レモンがラジオで聞いていた“ラッフルズの推理”は、日本語だとラッフルズという人物が聴取者に対して事件の推理を聞かせているように聞こえるが、原語はE・W・ホーナングの To Catch a Thief (Raffles: Further Adventures of the Amateur Cracksman 所収)という短篇小説の朗読で、ラッフルズとはその主人公の紳士泥棒の名前であり、このラッフルズもクリケットの名手という設定。さらに、アントニー宅で、ロリマーがヘンリーとアントニーのことを「我を張り通して」と言ったのに対して、ヘイスティングスが「戦い済んで日は暮れて」と連想する場面は、原語では 'They both had a good innings.' 'Up stumps and back to the pavilion...' というやりとりで、これもクリケットにちなんだ台詞。そのあとでポワロが作り笑いをしたあとに憮然とした表情になるのはそのため。
     本作は、主に1935年を舞台とする第1シリーズ中で唯一、時期が1934年に明確に設定されている作品。作品中にはジャップ警部が“科学捜査局 (Forensic Division)”をポワロに紹介する場面があるが、翌1935年には史実としてスコットランド・ヤードに法科学研究所 (Forensic Laboratory) が開設されており[1]、“警察ご自慢の科学捜査”に対するポワロとジャップ警部のやりとりや、謎解きの場に科学捜査のスタッフが参加するくだりは、そうした時代背景を反映したもの。
     ポワロとヘイスティングスがバーリントン画廊で観たジョアン・ミロの「小鳥に石を投げる人」は実在の画家の実在の絵画の名前だが、画面に映る絵は実物とはまったく異なる。
     ミセス・ヒルの台詞に「看護婦兼話し相手でした」という台詞があるが、ここで言う“話し相手(companion)”とは単に会話の相手役という意味ではなく、老婦人などの面倒を見る住み込みの女性のこと。他作品でいえば、「あなたの庭はどんな庭?」のカトリーナ・レイガーや「もの言えぬ証人」のウィルミーナ・ローソンなどがその話し相手にあたる。
     ロリマーが支配人を務める「ベスナル・グリーンにあるカールトン劇場」は、ロンドン北東部ハックニーにあるハックニー・エンパイア。このハックニー・エンパイアは、ポワロを演じるデビッド・スーシェの、祖父母の出逢いの場所であるという[2]。ボニントン行きつけのビショップ・レストランは、外観をイングランド銀行近くにあるシンプソンズ・タヴァーン、内部をトウィッケナムのクラウン・ロードにあるブルーラ・ビストロ(現ル・サロン・プリヴェ)内で撮影された。ヘンリー・ガスコインの家があるのはカンバーランド・ガーデンズの行き止まりで、ポワロたちがダルシー・レインを訪ねていったのは、大英博物館の北に位置するユニバーシティ・カレッジ・ロンドン。また、ポワロたちが立ち寄る公衆トイレがあったのはセント・パンクラス駅とキングズ・クロス駅に挟まれたあたりと思われるが、この区域は2001年以降に再開発がおこなわれ、画面奥に映る印象的なガスタンクの鉄骨も解体された。しかし、鉄骨の一部はその後公園となった跡地に再構築されている。
     ボニントン役のデニス・ホーソーンは、ジェレミー・ブレット主演の「シャーロック・ホームズの冒険」の一篇、「まがった男」にもバークレー大佐役で出演。また、ミセス・ヒル役のヒラリー・メイソンは、同「シャーロック・ホームズの冒険」の一篇、「サセックスの吸血鬼」のミス・ラドック役のほか、ジョーン・ヒクソン主演の「ミス・マープル」シリーズ「動く指」のエミリー・バートン役でも見ることができる。一方、ジェラルディン・マクイーワン主演の「動く指」には、本作でラジオのボイスオーバーを担当したジョン・セッションズが、パイ役で出演している。
     日本語版では、ヘンリー・ガスコイン宅の前で話を交わす女性の一方(赤い上着を着ている方)は、ミス・レモンと同じ翠準子さんが吹替をしている。
     今回のEDクレジットだけ、なぜか「クリスティ」と語末の長音記号がない。
     » 結末や真相に触れる内容を表示オリジナルのEDクレジットにガスコイン兄弟の名前がないので、本物のヘンリーやアントニーも含めてロリマー役のリチャード・ハワードが演じているようだ。
  • ロケ地写真


  • カットされた場面

    [01:39/0:16] ミセス・ヒルとドクターの会話の最後 〜 劇場でリハーサルを見るロリマー
    [01:59/0:13] ロリマーが席を立ったあとのリハーサル
    [02:52/1:00] ポワロがボニントンとの夕食へ出かける場面 〜 レストラン外の様子冒頭
    [16:41/1:49] ポワロがヘイスティングスに母親直伝の料理をご馳走する場面の前半
    [26:19/1:06] ポワロとヘイスティングスが楽屋からコントを見る場面
  • 映像ソフト

    【VHS, VCD】 「名探偵エルキュール・ポアロ 第6巻 24羽の黒つぐみ」(字幕) 日本クラウン
    【DVD】 「名探偵ポワロ 2 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕・吹替) ビームエンタテインメント(現ハピネット・ピクチャーズ
    【DVD】 「名探偵ポワロ [完全版] 2 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕・吹替) ハピネット・ピクチャーズ
    【BD】 「名探偵ポワロ Blu-ray BOX Disc 1 コックを捜せ, ミューズ街の殺人, ジョニー・ウェイバリー誘拐事件, 24羽の黒つぐみ」(字幕/吹替) ハピネット・ピクチャーズ
  • 同原作の映像化作品

    【アニメ】 「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル 第34話 二十四羽の黒つぐみ」 2005年 監督:高橋ナオヒト 出演:里見浩太朗、折笠富美子、野島裕史、田中敦子
2017年7月27日更新


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