Q3-012.肉食はやめるべきでしょうか?

ホリスティック栄養学では“肉は食べない”ということですが、これまでずっと肉食が中心で、食卓のメインディッシュはいつも肉料理でした。みな肉が好きで“肉をやめる”ということは並大抵のことではないように思います。今すぐにきっぱりと肉食をやめなければいけないのでしょうか?


いったん習慣化してしまった味覚を変えるということは、とても大変なことです。タバコや酒をやめるのと同様の努力が要求されます。小さいうちから健全な食習慣を身につけさせることの重要性がそこにあります。子供を、肉食に馴染ませないように導くことが大切です。肉よりも魚を、そして穀類・豆類・野菜を好んで食べられるように仕向けてあげてください。

すでに肉食の習慣がついてしまっている場合、それを断ち切るのは容易なことではありませんが、病気を招く肉中心の欧米型の食事は、何としても改めなければなりません。食生活改善の第一歩として、肉料理は“たまの楽しみ”という明確な位置づけをすべきです。肉料理は1〜2週間に1回程度にします。そして魚料理を肉料理の代用にします。たったこれだけの内容を実践するだけで、それまでの悪い食習慣を変えることができるようになります。

本格的に食生活改善を進める際のポイントは、「おいしい豆料理を工夫する」ということです。“大豆食品が好き”という人は幸いです。豆をしっかり摂ることで、必須アミノ酸(タンパク質)が補給され、肉への嗜好が減少するようになります。まずは野菜料理と豆料理のレパートリーを広げることです。家族が喜ぶような豆料理を、ぜひつくってあげてください。

いずれにしても、肉をメインにした食生活を改めるには大変な困難がともないます。しかし健康になるためには思い切った方向転換が必要です。肉食をやめることは「病気を克服する道である」と納得できれば、改善の第一歩を踏み出せるようになるはずです。それを支えるのが正しい栄養学の知識です。そして最後の決め手は、必ずやり遂げるという本人の決意と覚悟なのです。



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