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陽炎 |
作詞: | H.M(管理人) | / | メール |
キミがいなくなってから 二度目の夏が来た 陽射しは 日増しに強くなり 地面に照りつけられていく あの頃と同じ道を歩く 確実に人数は少ないけど 靴の裏から感じるコンクリートの熱さと陽炎は あの日と 同じだね 去年と同じような陽炎の中に キミの幻想(まぼろし)が視えそうで 駆け出した 追いつくはずもないのに… 心にトゲが刺さっていくような 感覚に襲われた 暑い日の午後 忘れたことなんてなかったよ 面影も無くなった 焼けた肌も 汗をぬぐった小さな仕草でさえも 昨日あったことのように 思えるよ 今年も同じように陽炎は 夜になれば消えてしまうから またキミは かくれんぼ始めるのかな 一度隠れたら見つけられないから 抱きしめて逃げられないようにしたいよ 来年も同じように陽炎はまた 幻想(まぼろし)視せてくれるかな 息切らし 雫がこぼれ落ちたよ 「また来年…」と 消えそうな陽炎に 背を向け歩き出した 暑かった日の夕暮れ |