2007年度法学部ディベート大会本選

2007年11月11日
at 車道校舎コンベンションホール


愛知大学法学部では、2005年度より
ゼミ対抗ディベート大会を行っています。

企画・運営は法学部の学生が行っており、
今や、法学部の目玉企画の一つとなっています。

この2年間で、我がゼミは、一勝しかしていません。(^^;;

3年目の今年は、捲土重来を期して、臨みました。

おかげさまで、あかのチームもしろのチームも
10月14日に行われた予選を見事勝ち上がり、
本選に駒を進めることができました!!


本選が行われるのは、なんと、
車道校舎3階の
コンベンションホール!!

しかもオープンキャンパスとタイアップという
これ以上ない、最高の舞台が用意されました。

これは、もう、頑張るしかありません!!!


というわけで、予選から一ヶ月ほどの準備期間の間、
ディベート大会出場者(それぞれ5名)は、
毎日のように大学に残り、寝る間も惜しんで、
必死に準備にいそしんできました。


迎え撃つは、ディフェンディングチャンピオンであり、
現在、2連覇中の、小林ゼミです。

我々は、つまり「チャレンジャー」。

最高の強敵を前に、胸を借りるつもりで、
精いっぱいの準備を進めてきました。


いよいよその本選が始まるときがやってきたのです!!

試合に先立って、まずは、
一人ひとり、メンバー紹介がなされます。
DebateT07__01.jpg

これで勢揃い!
DebateT07__02.jpg

そういうわけで、準決勝第一試合は、
小林ゼミAチーム vs 広瀬ゼミしろチームです。

この第一試合については、
ディベート大会のルール説明も兼ねて、紹介していきます。


今年のディベートテーマは、
「日本国政府は炭素税(国税、企業・私人に賦課)を導入すべきである、是か非か」
というものです。

難しいですねぇ。。。(^^;;;

この難しいテーマにつき、
「肯定側」「否定側」に分かれてディベートをするのですが、
準備作業などが平等になるよう、
どちら側になるかは、対戦直前にくじで決めます。


第一試合は、くじの結果、
肯定側: 広瀬ゼミしろチーム
否定側:小林ゼミAチーム
となりました。
DebateT07__03.jpg

さぁ、いよいよ試合開始です。

試合は、まず、肯定側立論から始まります。
DebateT07__04.jpg

ここでは、テーマにつき肯定的な意見を立論します。
つまり、「炭素税を導入すべき」と主張するわけです。

ただし、主張の仕方にはルールがあります。

まず、「炭素税」を導入するためのプランを提示します。
プランでは、例えば、何を対象にどれだけ課税するか、とか、
税収の使途をどうするか、などの具体策を、3点提示します。

そして、大事なのは次。

続いて、そのプランから発生するメリット2点示します。

なぜこれが大事かと言いますと、肯定側は、この後のディベートの中で、
ここで示したメリットを守り切らなければならないからです。

守り切るためには、プランもメリットも、
きちんと根拠づけて論じておかなければならないのですが、
それを、わずか5分で行わなければなりません。
キビしーっ!!(^^;;;


そして、否定側にしてみると、
このメリット攻撃対象ということになります。

というわけで、攻撃対象を明確にすべく、
肯定側立論に引き続いて、
否定側質問の時間が持たれます。
DebateT07__05.jpg

小林ゼミAチームからの鋭い質問に、
必死に応戦中。(^^;;


この質問の時間では、まだ攻撃をしてはいけません。
あくまでも、攻撃対象を明確にするために、
相手の主張内容を確認するわけです。

このあたりのルールは少々難解ですが、

ディベート大会のルールは、総じて、
限られた短い時間の中で、
効果的に、効率良く議論を噛み合わせる
ために構築されています。

ですので、実社会でも適合する流儀のはずなんですね。

難しいですが、身に付けがいのある技術といえるでしょうか。


さて、続いて、否定側立論がなされます。
DebateT07__06.jpg

否定側は、つまり、「炭素税は導入すべきではない」と主張するわけですが、
ここでも立論の仕方にはルールがあります。

否定側立論では、
肯定側が主張したプランを導入することで発生するデメリット
2点挙げて主張します。

そして、否定側は、この後のディベートの中で、
ここで示したデメリットを守り切るべく頑張ることになります。
肯定側のプランを聞いてから、
わずかな時間で立論を作り上げないといけませんから、
これはこれで大変キビしーっ!!です。(^^;;;



さて、ここまでの説明で、ディベート大会の勝敗の判定方法が、
お分かりになりましたでしょうか?

要するに、メリットデメリットにつき、
お互いに攻撃をして、その一方で防御をして、
最後に、多く守り切れた方が勝ち、とするわけです。


ですから、肯定側にしてみると、
このデメリット攻撃対象ということになります。

というわけで、攻撃対象を明確にすべく、
否定側立論に引き続いて、
肯定側質問の時間が持たれます。
DebateT07__07.jpg

さて、ここまでが第一段階です。
お互いのメリットデメリットを把握できたところで、
いよいよ、攻撃・防御に入ります。

まずは、そのための作戦タイム。
DebateT07__08.jpg

議論すべきポイントをメンバー全員で確認します。

そして、まずは否定側から、第一反駁をします。

「反駁(はんばく)」とは余り耳慣れない言葉ですが、
相手の議論が誤っていることを証明し、
自分の議論を正当化する
という意味です。

否定側第一反駁ですと、具体的には、
肯定側の主張したメリットが成立しないことを
論証することになります。

さすがに、ディフェンディングチャンピオンの小林ゼミ。
この第一反駁では、鋭い指摘が、そつなく並べられていきました。

続いて、肯定側第一反駁、今度は、こちらが攻撃する番です。
DebateT07__09.jpg

否定側のデメリットを攻撃しつつ、
否定側第一反駁で主張された内容につき、防御をします。

しかし、小林ゼミ側の攻撃が的確だったため、その防御に手間取り、
攻撃は不十分のまま、3分間が終わってしまいました。

なかなか有効な防御ができたとは思ったのですが、
うーん、キビしーっ!


引き続き、否定側第二反駁で、
否定側は、ここまでの議論につき、最後の反論の機会が与えられます。

小林ゼミも、精いっぱいの応戦をしていました。

我々も、肯定側第二反駁で、最後の応戦。
DebateT07__10.jpg

力を振り絞って対応します。

これで、試合は終了。

ここまでの議論をもって、勝敗が判定されます。

小林ゼミAチームの戦いぶりも見事でしたが、
しろのメンバーも、全力を出し切れたのではないかと感じました。

いずれ劣らぬ名勝負であったというべきでしょう。


さて、勝敗の判定には、かなり時間がかかりますので、
結果を発表する前に、
準決勝第二試合が始まります。
小林ゼミBチーム vs 広瀬ゼミあかチームです。

まずは、メンバー紹介。
DebateT07__11.jpg
「おてんばエビちゃん」って・・・何??(^^;;

「くじ」の結果、またまた、
肯定側: 広瀬ゼミあかチーム
否定側:小林ゼミAチーム
となりました。
DebateT07__12.jpg

まずは、肯定側立論が始まります。
開始ギリギリまで練っていたプランを披露。
DebateT07__13.jpg

しかし、ここでアクシデントが・・・

緊張の余り、スムーズに主張を展開できず、
時間内に終えることができませんでした・・・。

のっけから大ピンチです。

否定側質問では、そのミスを周到に突いてきます。
・・・何とか必死に対応。
DebateT07__14.jpg

冷や冷やしながら見ていましたが、
しかし、
あかのメンバーは、決してあきらめず、
最後まで粘り抜きました。
DebateT07__15.jpg

結果はともかく、実に立派に戦ってくれたと思います。

そして、小林ゼミBチームは、やはり、
素晴らしい戦いぶりを見せてくれました。

敵ながら誠にあっぱれです。


さて、第二試合の判定協議の間は、お昼休みになります。

広瀬ゼミ生の感覚としては、
しろチームは惜敗
あかチームは完敗
といったところだったでしょうか。

力を出し切れなかったことを悔やみ、
涙を見せているゼミ生もいました。


涙を流せるって、いいですね。

それだけやった証拠ですから。


そして、いよいよ結果発表です。
まずは、第一試合。
DebateT07__16.jpg

判定は、メリットは、二つ残ったが、
デメリットは一つ消えた、ということで、

肯定側、広瀬ゼミしろチームの勝利
となりました!!
パチパチパチパチパチ!!!
DebateT07__17.jpg

力を出し切って、強敵に勝利したことに、
メンバーからは思わず涙が!!

感激のさなか、続いて第二試合の結果発表が行われました。
DebateT07__18.jpg

判定は、メリットもデメリットも、一つ消えて一つ残ったが、
メリットは大きく残ったが、デメリットは小さく残ったということで、

肯定側、広瀬ゼミあかチームの勝利
ということでした。

私自身も完敗だと思っていましたが、
思いがけず、勝利の一報がもたらされました。

ミスに切れることなく、最後まであきらめずにやり切った成果だ
というほかないでしょう。

あかチームも涙にくれました。


一方で、小林ゼミの2チームは、
思わぬ敗戦に、やはり涙をしていました。

この準決勝まで、実に良く努力を重ねられてきたと思いますし、
その成果がいかんなく発揮されていたように感じましたので、
思うような結果が出なかったことについて、
涙が出るのも、やむを得ないと思います。

小林ゼミ生は本当に素晴らしい戦いぶりだっただけに、
自分のゼミ生が勝って嬉しい気持ちもありますが、
「勝負に負けて、試合に勝った」とでも言うべきでしょうか。
とても複雑な思いでいました。


何はともあれ、広瀬ゼミ生は立派に戦ってくれて、
見事、小林ゼミの3連覇を阻止してくれました。

そして、決勝は、私自身想像もしていなかった、
広瀬ゼミ対決!となりました!!
DebateT07__19.jpg

実は、これまでの準備では、あかしろ
力を合わせて進めてきただけに、
お互いの手の内を知り尽くした、
実にやりにくい対戦になったようです。

戸惑いつつも、とにかく、試合はスタート。
DebateT07__20.jpg

「くじ」の結果は次の通りです。

肯定側は広瀬ゼミあかチーム
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否定側は広瀬ゼミしろチーム
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まずは、あかの立論で始まります。
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今度は、うまく時間内に主張し切ることができました。

しろも的確に応戦します。
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「やりにくい」と言いつつも、
発熱した勝負が展開されました。

あかしろも、
これまで必死に準備してきたことを遺憾なく発揮して、
まさに全力を尽くせたのではないかと感じました。


さて、いよいよ決勝の結果発表です。
DebateT07__25.jpg

判定は、メリットが一つ消えたが、
デメリットは二つとも残ったということで、

否定側、広瀬ゼミしろチームの勝利
となりました!!
パチパチパチパチパチ!!!
DebateT07__26.jpg

もう、私からは何も言うことはありません。

見事な勝利でした。

優勝トロフィーが授与されます。
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あかは、準優勝で表彰されました。
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全力を尽くしたので、負けはしましたが、
すっきりとした表情ですね。(^^)


改めて、記念撮影。
優勝チーム・広瀬ゼミしろのメンバー
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準優勝チーム・広瀬ゼミあかのメンバー
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ワンツーフィニッシュを飾った広瀬ゼミで記念撮影!
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このような大舞台を前にして、
ゼミ生は、刻々と成長してくれました。

その成長の姿をリアルタイムで感じることができたのは、
ともかく教師冥利に尽きました。

まさに、感無量です。


偉大な成果を残してくれたメンバーに、
心より拍手をお贈りしたいと思います!


さぁ、そして、今度は我がゼミは、
ディフェンディングチャンピオン
の立場となりました。

来年は追われる立場です。

今年以上に気合いを入れて臨まなければ!!!


来年はもっと頑張るぞーっ!!!(^o^)/




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