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2003年9月24日 定例市議会にて初めての一般質問

 

1.

初めに、市職員の交通費について伺います。

通勤定期券といえば、民間企業なら割引率の高い6カ月定期が常識です。

今月8日に出された人事院勧告に、国家公務員の割高な1カ月定期券

相当額の通勤手当を、6カ月定期相当額に改めることが盛り込まれました。

このことにより、年間で75億円の削減が見込まれます。

また、千葉県市原市では、定期券代、1カ月購入を6カ月購入に変更

することで、年間240万円の削減になったそうです。

さらに、自動車通勤手当ても通勤距離に応じて支給されているそうですが、

ガソリン1リットル当たり98円で算定すると、年間1億3030万円の

削減になるそうです。

そこで、毎月支給の通勤定期代を3カ月あるいは6カ月単位で支給すると

年間いくらの経費削減になるのか。

また、自動車通勤の際、5キロメートル単位で支給しているが、

これを1キロメートル単位での支給にきりかえた場合、年間、いくらの

経費削減につながるのか。

不況の中、市民感覚とは、かけ離れた算定を見直すお考えがあるのか、

市長にお伺いします。

2.

次に、先の定例会で國學院短期大学へ、2年を限度に毎年1億円の

財政支援することに対して、私も賛成しましたが、滝川からの

入学者が本年度わずか9名だったことに大変驚いております。

確かに産、官、学の地域一丸となっての取り組みは分かるのですが

大学に地元滝川から多くの学生が入学し、そこで学ぶことが

何よりもまして、地域に密着した大学となりうると考えます。

そこで、地元高校生に魅力ある大学とするため、市として

どのように関わっていくのか、またその方向性について伺います。

3.

次に、市政執行方針にもある地産地消について伺います。

確かにここ最近、さまざまな取り組みをされ、市民にも認知されつつ

ありますが、市職員の食卓へは、滝川産がどのくらい

浸透されているのでしょうか。

また、より多くの消費拡大を考えた場合、量販店に卸すことも

必要と考えますが、市内スーパーおよび11月出店予定の

旭友ストアーへの売り込みは、されているのでしょうか。

あわせて伺います。

4.

次に、中小企業対策として、本年2月に施行されました

「借り換え保証制度」について伺います。

2月の制度スタートから8月22日までに利用件数が21万7800件、

利用額で3兆3000億円に達したとされております。

この制度は、金融機関から融資を受けている中小企業が、

これまでの融資より返済期間を長くするなど、複数の借り入れを

一本化することも可能にする制度で、

「不況の嵐の中、倒産から救われた」と大変喜ばれているそうです。

そこで、現在までに市内の企業が何件利用しているのか。

今後、市として積極的に告知すべきと考えますが、

市長の見解をお伺いします。

5.

次に、オストメイト対応トイレの設置について伺います。

この度の議会で庁舎内に設置したい旨、上程され可決された事に

対して、福祉の充実に向けての市長の政治姿勢の一端を見る思い

ですが、 更に私は、年間20万人以上が利用される道の駅並びに

その他の公共施設にも設置すべきと考えます。

ご存知の通りオストメイトとは、大腸ガン、膀胱ガンなどの治療の為

人工肛門、人工膀胱などの人工的な「排泄口」を手術で腹部に作った

患者の事で、常時、尿や便を受け入れる袋を取りつけていますが

外見上は障害を持っているとは思えない内部障害者です。

現在、日本で20万人以上のオストメイトがいると言われております。

また、この滝川においても56名の方がいらっしゃいます。

このオストメイトの排泄行為は、手術を受けて排泄をコントロール

する機能が働かなくなっているので、いつ何時大量の排泄があって

袋を交換しなければならなくなるかという不安を、いつも抱えて

過ごされております。これらの人達がいつでも安心して外出できるよう

設置を急ぐべきであります。

滝川市基本構想に「すべての人が健康で安心して暮らせるまち」と

あります。 その意味において、市民、市外の人が多く利用される

道の駅及び他の公共施設に設置する事への

市長の見解をお伺い致します。

6.

次に、子供療育センターの専門職員の補充及び育成について

伺います。先の定例会で保護者と充分話し合って解決するとの

答弁をいただきましたが、未だ補充されておりませんが、

どのようになっているのでしょうか。

先日、あるお母さんとお話する機会がありました。

その方は「療育センターに通う子供達は、新しい環境に慣れにくい、

対人関係が苦手、言葉の心配など、様々な個性を持った子供達です。

今回のような僅か一週間という短い期間での異動は、あまりにも

子供達の事を考えない組織の都合主義で、大変怒りをおぼえます」

と話されておりました。

「滝川市障害者福祉計画」には「障害を持っている人もお年寄りも

子供も、すべての市民が1人の人間として尊重され、このまちで

共に暮らし、共に行きぬくことのできる社会、すなわち、

ノーマライゼーション思想が浸透した社会の実現を目指す」と

あります。私は、子供たちへの細心の配慮と緊急時に対応する為、

専門職員の育成を急ぐことが今1番必要と考えますが、

見解をお伺いします。

7.

次に、在宅介護サービスの促進について伺います。

いろいろな理由で在宅介護サービスを未だ受けられていない方が

いると思いますが、その方達のために、使い勝手の良さを実感して

もらうため、期間限定でお試し券の配布を検討されてはと

思いますが、そのお考えがあるのか伺います。

8.

次に、高齢者高額医療費の払い戻し未申請について伺います。

高額医療費償還払い制度は、昨年10月、高齢者の医療費

自己負担が定率1割になったのに伴い、負担軽減のために設けられ、

上限額を超えた分を本人の窓口申請で払い戻す制度ですが、

現在、滝川において払い戻しを受けていない未申請の高齢者は

何名いるのか。また、75歳以上の方が1ヶ月の医療費を計算し、

その超えた分を市役所の窓口まできて申請することは、

非常に大変な事だと推察しますが、より一層、対象者に周知徹底し

申請手続きを簡素化する事に対して市長の見解を伺います。

9.

次に、敬老無料乗車証とタクシーチケットの選択性について伺います。

75歳以上の高齢者が受けられる敬老乗車証は、高齢者の

社会参加促進、外出機会の創出や交通弱者の支援を目的に

市内に限り無料でバスに乗車できるサービスで、多くの高齢者から

大変喜ばれております。

そこで、現在、対象者のうち何人の方が交付されているのか。

また、その利用実態をどの程度把握されているのか。

バス停に近い高齢者の方は、利用されるが、遠い方はなかなか

利用できないというのが実態であります。

そこで、そのような方々のために、当初よりバス無料乗車証と

タクシーチケットとの選択性にする方が利用者にとって

よりよい施策となると考えますが、そのことに対する見解を伺います。

10.

次に、滝川産にトレーサビリティーシステムを促進することについて

伺います。食中毒や偽装表示事件などが相次いだことから、

現在、消費者の約8割以上の方が食品への不安を感じているそうです。

また、BSE発症の際には感染経路の確認が遅れ、消費者の不安を

さらに増大させました。

そのようなことから、本年6月、牛肉トレーサビリティー法が

成立しました。そして、施行後の本年12月からは、店頭に並ぶ

すべての牛肉に「個体識別番号」が表示され、インターネット上で

この番号を検索すると、出生年月日・飼育施設・種類などの

詳しい情報が容易に得られるようになります。

そして、こうした食品の由来を明確にするトレーサビリティー

システムは、今後、間違いなく、コメや野菜などに拡大し、消費者が

安心できる食品管理体制が確立されます。

このようなことから、私は、滝川産に、いち早くこのシステムを構築し、

滝川ブランドは、「安心」と認知していただき、このことが

「地産地消」の追い風となると考えますが、市長の見解を伺います。

11.

次に、ごみ不法投棄について伺います。

第2回定例会で市長は、ごみ不法投棄に関する中田議員の質問に

「すぐ回収してしまうと不法投棄を認めてしまうことになる」との趣旨の

答弁をされましたが、私は、パトロールの強化と速やかな回収作業が

増え続ける不法投棄を防ぐことになると考えます。

こんな実験があります。2台の車を放置します。

2台のうちの一方のA車は窓ガラスの一部を割り、もう一方のB車は

無傷のまま。1週間後この2台の車の運命は如何に。

答えは、A車は次々と窓ガラスを割られ、落書きや部品の盗難で

完全に破壊されました。一方、B車は1週間を経ても、元のままでした。

これは、犯罪学の「割れ窓理論」というそうですが、この実験のように、

窓ガラスを割るという「ささいな」行為でも、放置すれば、

「割っても構わない」というサインとなり、車の破壊を誘発するそうです。

同様に、ごみの不法投棄を放置すると、秩序維持の風潮が揺らぎ、

さらなる環境破壊をもたらすと思いますが、市長の見解を伺います。

12.

次に、道路里親制度の推進について伺います。

先日、市民の皆様から沿道に茂るプラタナスの剪定を行ってほしい

との要望をうけました。早速、その要望を伝えところ、そのあたりの

プラタナスは、剪定をしたばかりなので、いま切ることは出来ない

との返答。現在、剪定作業は2年サイクルで行っているから・・・。

しかし、現場を見ると電線にプラタナスの葉が覆いかぶさり、

このままで本当に大丈夫なのだろうかと思いました。

私はここで、職員の対応をどうこうするというものではありません。

市の財政が大変厳しいのですから。そこで、市長が

常々言われている「市民と行政の協働」ということで・・・、

「道路里親制度」を推進してみては、と思っております。

市長は、すでに滝川独自の里親制度があるといわれるかも

しれませんが、本来の道路里親制度とは、道路の一部区間を

市の「里子」に、地域のボランティア団体等を「里親」に例え

養子縁組契約を結び、清掃美化活動を行ってもらう代わりに、

団体名入りの表示板を市が設置するなど、活動を支援するものです。

このことにより、地域住民の道路環境、もちろん沿道の樹木も含めて

意識を高めるとともに、地域住民・企業・行政が協働して道路を

美しく保つこと、及び公共施設が市民共有財産であるという意識の

高揚を目的としています。

そして、市はこれらの団体を全面的にバックアップして

ボランティア活動中の事故に備え、ボランティアを対象とした

障害保険に加入する費用を負担したり、活動に必要な用具等を

支給または貸与したり、場合によっては、公用車の貸し出しを

したりするものです。この事について市長の見解を伺います。

13.

次に、江陵団地入居者の入浴に関してお伺い致します。

江陵団地に入居の方々は、永年全戸に浴室がないため

12号線沿いの民間浴場を雨の日も風の日も、足元の悪い冬の間も

利用されてきました。この団地は、平成17年に建て替えを予定して

いるそうですが、まだまだ先の話であります。

車を所有している世帯は、まだよいのですが、車を持たない

高齢者世帯の方々は、徒歩で片道20分から30分かけて

入りに行くそうです。ときには、やむなく、タクシーを1060円かけて

往復利用することもあるそうです。

そこで、私は、ふれ愛の里のマイクロバスを、このような

浴室のない住宅地域に週に何回か運行し、外出の機会の少ない

高齢者に便宜をはかるべきと考えますが市長の見解を伺います。

14.

次に、市立病院の地域医療室の利用状況について伺います。

市民が安心して総合的に医療の相談・要望を受け付ける

地域医療室の開設は、広域病院化、準センター病院としての

位置づけ、そして特色ある小規模病院を目指す当病院の先駆けの

施策であると思う次第でありますが、開設後の利用状況と

来院者への告知をどのようにされているのか伺います。

15.

次に、女性専門外来の設置について伺います。

先日、ある女性より相談をうけました。

その方は、「経験した事のない体調不良で受診、その時の

男性医師の診断は、軽度の更年期障害とされ、ホルモン剤の投与を

しばらくうけていたそうです。また、同時期の定期健診では

癌と宣告され、翌月には、子宮ガンの摘出手術も受け、

退院後もホルモン剤の投与は続けられ、自宅療養をしていたが

完治せず、やむなく職場復帰することになり働いていましたが、

症状が辛く苦痛のため、女性医師に診てもらう機会を得て

診断してもらうと、女性のホルモン数値が10倍にもなっており、

そのための副作用であると、顔色をかえて説明してくれたそうです。

札幌の大病院に現在も通院していますが、そこでの診断は

長期で女性患者を診ていかなければ誤診する場合が多く、

それだけ難しい女性特有の症状と診断されました。」と

話されておりました。 

最近、この女性専門外来が、公立・公営病院に設置されてきた

背景に、女性特有の心身の悩みは女性の医師に相談したいという

女性たちの切実な声にこたえようとするものですが、

その事よりもまして、病気には「性差」があり、女性という性を

考慮した医療を行うべきであるとする「性差に基づく医療」という

考えかたが根本にあるそうです。

私は、今こそ「特色ある病院をめざす」とする市長の考えを

具現化する意味でも、女性専門外来の設置を急ぐべきと

考えますが、市長の見解をお伺い致します。

16.

次に、スクールカウンセラーの中学校全校配置について伺います。

不登校やいじめ対策の柱のひとつとして95年度よりスタートした

スクールカウンセラー制度は、高度なカウンセリングの知識と

能力を持つ臨床心理士や児童心理学の専門家、精神科医などが

定期的に学校を訪れ、教師とは違う立場で子どもたちの悩みの

相談にのるもので、さきごろ発表された調査によると、

2002年度に30日以上、小・中学校を欠席した不登校の児童・生徒の

総数が初めて減少したと報告されておりました。

この滝川においては、平成13年度より導入され、2002年度に

児童・生徒全体に占める不登校の割合が、小学校で0.27%、

中学校で2.47%といずれも平均並みで決して良好とするもの

ではありません。そして、今回の調査の不登校には、いわゆる

「保健室登校」などが含まれていないことから、実際の人数は

数倍に膨れ上がるのではないかという見方もあります。

また、今定例会においても心の教室相談員が削減され、

今後スクールカウンセラーにシフトしていくのだとの答弁が

ありましたので、私は、尚更、不登校の割合の高い中学校に

スクールカウンセラーの全校配置を急ぐべきだと考えますが、

教育長の見解をお伺い致します。

17.

最後に、小・中学校で節約した水道光熱費の半額を還元すること

について伺います。

教育予算が非常に厳しい中、なかなか自由に児童・生徒達のために

使える予算がない、またご父兄にかける負担も年々多くなって

きているとする現場の声を聞くにつけ、札幌で試験導入された

「節約した水道光熱費の半額」を自由に使える予算として還元する

・・とする試みを滝川でも導入してみてはと思っております。

私は、この取り組みは、大量生産、大量消費、大量廃棄という

浪費型社会を見直し、地球環境を保全しながら、持続可能な

経済発展を促す循環型社会への転換がいま必要だとする

環境教育につながると考えるからであります。

もちろん、「人を育てる」という意味での「教育」は、本来、

学校現場だけでなく社会全体で担うべきでありますが、

教育長の見解をお伺い致します。