ミッションがぁぁぁぁ



両状態

・本日(2003年9月21日)はキャンピングリゾートWANにて私たちの結婚式が行われた翌日でした。

 小雨が降っていて、9月にしては肌寒い日でした。

・普段から大型モーターホームであることを忘れ、アクセル全開のままシフトダウンしたり、峠を攻める為に

 1速のまま全開で走行したりしていました。

期症状

・昨日までは快調に走行していましたが、WANを出発後すぐに加速が鈍くなり、、停止状態から加速した際などは

 パーキングブレーキを掛けているのではないかと疑うほどでした。

・東富士有料道路に乗ると、いつもは95km/hまで加速するところが、今日はいくら踏み込んでも50km/h以上

 加速しませんでした。

・すぐにタンデム走行している仲間へ連絡、何とか目的地の山中湖畔へたどり着きました。

止状態での症状

・アイドリング時にてATFレベルのチェック。液量は問題ありませんでしたが、スラッジ(金属粉)の付着が認められ

 ました。

・エンジン停止後1時間経過し、車両停止状態にてストールテスト(フットブレーキを踏み込んだままギヤを

 Dレンジに入れ、アクセルをふかすテスト)をした結果、 いくらアクセルを踏んでも車両が停止したまま

 エンジンの回転数は上がるばかり。完全にミッションがすべっていることが分かりました。

・3時間ほどATを冷却する為に停車。雨が本格的に降り出したので、走行してもATが異常加熱しないだろうと

 判断、自走にて帰宅しました。

・走行していた東名高速は渋滞も無く、またATのご機嫌も直ったようで80km/hまでは加速できたので、

 事故も無く帰宅できました。

ラブルシューティング

・この年式('91)のエコノラインE350はC−6タイプのミッションです。

・うちのWC321RGは購入時にATFを交換しており、この時点で納車後10ケ月程度。走行距離も1万キロ程度

 伸びていました。やはり、普段の無謀運転が影響したとしか思えません。

理方法

・アンテナワークスさんに依頼し、MH用の強化トルクコンバーターとオーバーホールキットを輸入。

・どうせなら完全オーバーホールをしようということになり、合計2ケ月かかりましたが、ミッション内をほぼ完全に

 オーバーホールすることができました。



・エコノラインは所詮バンです。しかも荷台にとてつもなく重たいコーチ(居住区)を積んでいます。

・いくらエンジンに馬力があると言えど、ミッションには相当な負担が掛かります。

・無理をせず、車体に応じた運転を心掛けましょう。

・キャンピングカーのATFは急激な負荷(加熱)により、通常の自動車に比べて劣化する時期が早く訪れます。

・定期的なATFレベルのチェック、早い時期のATF交換をおすすめします。

・オーバーホールでもリビルト交換でも同様ですが、基本的にミッション修理or交換をした際は、いわゆる

 「慣らし運転」を心掛けた方が無難です。

・国産車と違い、正規大量輸入されていないエコノラインのリビルトミッションorパーツは恐ろしく高価であり、

 納期も掛かります。普段から相談できるショップor修理工場を持つことをオススメします。








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