やっぱ良く冷えたビールっしょ!

ックス(平成9年モデル)に搭載されている冷蔵庫は、Electrolux社製C40という容量60リッターの3ウェイ冷蔵庫で
す。
私のは前オーナーがほとんど使用しなかったらしく、新品に近いコンディションでした。

月、暑い時期にガスモードにて冷蔵庫を使用していたところ、肉が腐ってしまい、ビールもまずくなっておりました。
庫内温度は車内の気温とあまり変わらない状況。頭を抱えてしまいました。

リフィス(ガスを噴射させるノズル)の清掃もやってみましたが、元々キレイだったので効果は見られませんでした。

Vランドの阿部社長に相談したところ、「エエもんあるよ〜」とのお言葉。
同社のオリジナルキャンピングカー「ランドシリーズ」に搭載されている冷蔵庫は、全て12V仕様です。実際、この冷蔵
庫の冷え方は家庭用のものと全く同じ様に冷えていました!
それは、WAECOというドイツ製のロータリーコンプレッサーを使っており、消費電力は40W(3.2〜3.3A)という省電力
仕様!作動音は全く分かりません。

「コンプレッサーとエバポレーターとサーモスタットだけ売ってくれる!?」と聞くと、「いいよ」とのお返事。
「じゃあ、今ここで付けるっ!」「自分でつけるの!?今ここで!?マジ?」
ということで、私はRVランドさん敷地内でいきなり冷蔵庫の解体作業にかかったのです・・・・・・。いつもワガママばかり
言ってゴメンナサイ。


これがオックスより取り出した冷蔵庫の本体です。
全体は発泡スチロールのカタマリ、後ろにクーリングユニットがおんぶされています。
このクーリングユニットを全て撤去!
後になって、このユニットを取っておけば良かったと後悔。
Net Camperのレスキューで活躍したのに!
室内の雰囲気を変えたくなかったので既存の冷蔵庫本体を保冷庫として活用しようとしましたが、考えが甘かったようです。ものすごく大変!
60リッターとミニマムな容量なので、この際と製氷室を撤去しました。
庫内左側の壁にくっついている白い板がエバポレーターユニットです。
既存クーリングユニットを外すと恐ろしく軽い!
クーリングユニットを外したら、デッカイ穴が!どうしよう!?
で、RVランドさんの作業場に落ちていた発泡スチロールを頂き、化粧ベニヤで覆ってからテープでグルグル巻き!
隙間はポリウレタン系のコーキング剤を使用しました。
ちなみにこのタイプのコーキング剤の選定が正しいかどうかは確認しておりません。ま、大丈夫大丈夫!
これがそのロータリーコンプレッサークーリングユニット!
思ったよりも小さく、しかも軽い!
この後、エバポレーターの胴管をブッタ切り、エバポレーターユニットがオシャカに・・・・・RVランドさんがもう1個在庫を持っててヨカッタ!
エバポレーターの銅管が1mもあったので、冷蔵庫隣のサイドソファ下にマウントしました。
このままでは排気効率が悪いので、サイドソファ下と冷蔵庫を入れるスペースとの間仕切りに穴を空け、冷蔵庫後ろにパソコン用の電動ファン設置、強制排気を可能にしました。でも電動ファンは作動させたことがありません。そんなことをしたら、ぜぇ〜んぶ凍っちゃう!
見よ!この仕上がり!
製作時間は何と11時間!夕方の5時半から開始し、終わった時には空も明るい午前4時半!
死にました。
途中、Net Camperのながせさんと、ステテコ姿の阿部社長が激励に来て下さいました!
私が冷蔵庫と格闘している間、電源系統とマーカーランプの配線をして下さった佐々木さん、午前2時までお付き合い頂き感謝です!

こで一つ問題点が発覚!それは冷えすぎ!
スイッチONでエバポレーターが冷たくなり、1時間で庫内はヒエヒエです。
サーモスタットの目盛りは0〜7までありますが、3にしたまま1週間真夏のキャンプをしていたら、ビールが完全に凍り
ついていました!

場などでは、目盛りを1の状態で3〜4時間作動させた後は、丸1日電源を切っていてもまだ冷えています。
まぁ、こういうのをウレシイ悲鳴と言うんでしょうね。

                                 
*WAECO社製ロータリーコンプレッサーユニットにつきましては、RVランドさんへお問い合わせ下さい。

                           
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