RUBBISH



【基礎篇U】

色色考えてみた。
アメリカに留学中の沢北一時帰国

深津とその辺のファミレスでもレストランでも飲み屋でもカフェでも何でも可だが、
兎に角人目の有る飲食店で待ち合わせ。

丸いテーブルがいい。
隣り合って座る男二人。
店員に注文をしたあと適当に喋り出す。
その時、テーブルの下で沢北の腕が動く。
一瞬固まる深津の表情。
虚を尽かれる深津など余り見られるものではない。
「何するピョン」
「否、なんて言うか…」
卓子の下では、沢北の大きな手が深津のジーンズの股を鷲掴みにしている。
沢北はじっと深津をみつめる。
手が蠢動を始めるテーブルの下。
「日本人のが固いって本当だなと思って」
次第に手の動きは況してジッパを開けて中へ。
膨らみがどちらにあるのかなど疾うの昔に既知である。
「向うの奴らのってなんか柔らかくって」
「さーわーきーたー…好い加減にしろ…ピョ…ン」
「勿論俺は深津さんのが好きですよ」
根元から先端に向けて撫でる。
少しだけ深津の肩が震えた。
「喰ったら、どっか行きましょう」
「お前…」
「此処の便所でもいいし」
鈴口に拇指の腹を回した。
深津の背筋が震えた。
「…て…店員、来るピョン」
ギャルソン風の店員が此のテーブルを一直線に向ってきている。
沢北は少し名残惜しそうに横目で深津を見ると、手を抜いて、ジッパを上げた。テーブルの上に出て来た大きな手。その手の指の腹に音を発ててキスをした。
少し耳に口を近付け囁いた。
「深津さん、今日履いてないんですね、下」
深津の眉間が少し寄った。
「ありがとうございます」
その時「サラダで御座います」と云う科白と共に店員が二人の前に立った。

アメリカでちゃんと修行を積む沢北(いい子だ)

ノーパン深津。
それだけ言うとホントにただのバカップル(此の言い方もどーよ)みたいだ。
駅の男子便所がいいな。
14/07/05




【基礎篇】

色色考えてみた。
山王工高の三年生でバスケ部主将である深津一成氏は途轍もない凝り性だと言うことが窺える。
彼は監督との会話は勿論、インタビュにもピョンを使用している模様。徹底して「ピョン」を使っている。記者(彦一の姉)は果たして何処まで忠実に紙面に起こしているのか気に成る処だ。

であるならば、深津はエッチの時も「ピョン」と言うのだろうか?

強ち有り得ない事ではない筈だ。
「あぁ……ん…ピョ…あ…ン…」
とか言う喘ぎ声はどうだろう?
(深津が受であることが前提の発想)
結構………いいような気がする。
車の中で考え出すと結構ハマり、顔が笑うのを止められなかった。
事を為して後に、「無理に言わなくていいんですよ」と云う沢北に「別に無理じゃないピョン」とか少し拗ね気味に言ってくれれば大満足。
そしてそれにハマってる沢北とか。


12/05/05