RIN’s 武道大会!

チャーン♪ チャ―カ♪チャーンチャン♪
ちゃららら、ら・ら・ら〜♪
(舞台で表彰賞授与のテーマが流れる。)


エピローグ―――――――――
「ちょっと、このトロフィーめっちくちゃ重いんだけど〜・・・」
全長1メートルは在るであろう金色に輝くトロフィーを持って
マーシャは呟いた。
辺りからなり響く喝采の拍手は不機嫌な優勝者を祝福している。
「あはは、やっぱ納得できてないみたいね〜!」
マーシャが優勝者にそう問えば返ってくるのは
‘当たり前だろ’という言葉だけだ。
納得が出来ないというユウの言葉は戦う戦士としては当然の不満
なのかもしれない。
もしも自分がユウの立場だったらどうだろう?
せっかく試合の舞台で、目立たずに終わる。
そんなのは絶対にイヤだ。おそらく彼女がユウの立場だったら
今頃マジギレして会場もろとも破壊していたところだろう。

「むぅ〜、しゃーないなぁ! でも、優勝は優勝だし、
 やっぱ勝者に与えるモノっていったらコレだよね?」
マーシャはニカっと微笑むと、ユウの頬に軽く唇を乗せた。
「はは、やっぱ嬉しくないよね? こんなんじゃ。」
テレビ画面が会場に向けられ、場内で僅かなざわめきが起こる。

マーシャ:さて、第一回輝けRIN’S武道会も無事終了したことで
     ここでスピリット・アワーからのお知らせです!
     (ケイアス、馬鹿! 早く会場に来なさいよ!!)
     同盟主催のYHM会場で、明日AM7:00から
     YHM武道大会が行われる事になりました〜!
     ぱんぱかぱーん! みんな拍手〜!!
一同  :チパチパチパ♪(^-^)//""パチパチ
ケイアス:(しまった、忘れてた!!)
  [臨時の放送マイクを司会席に駆け込んで引っ張り出す]
     武道会イベント第2弾はあの、
     今話題の銀髪の美女、ルイ・ルナティアを始めとして
     YHMプロダクションに所属している多数の
     個性派が、続々試合に参加するんだぜ★
マーシャ:尚、ルールは2対2のダブルバウトとして、
     Aグループとして登録されてれいますのが〜
     ヨトギ・シノブペア     イフィス・マリアペア
     スバル・ヒデトペア     ヒリュウ・コウペア
     の以上4チームになります♪
ケイアス:続いてBグループが、
     シグレ・カオルペア     カキョウ・レオンペア
     ノイズ・イールペア     ブラッド・クロウペア
     以上の4チームだ!!
マーシャ:そして最後のCグループが
     ヒロヤ・ヤスペア      レヴィン・リュウペア
     レイ・クレナイペア     グレン・ケイペアで、
     シードはルイ・クレイペアとなります!!
ケイアス:売店は今回の武道会同様、クロス商店が担当し、
     尚且つ賭博は1チップ100ゴールドからってなってるから、
     だれでも簡単に参加できるぜ♪
マーシャ:でも、あんまり賭博に夢中になって、賭け過ぎるのも駄目だよ!
     お姉さんからのお願いね♪
ケイアス:ルールを守ってみんなで試合を楽しもう〜!!
     皆、明日はYHM会場だぞ!
     間違ってこっちの会場に来てもだれも居ないから
     絶対に間違っちゃ駄目だぜ!!
マーシャ:あんた以外に間違える人なんかいないから安心しなさい。
ケイアス:なんだよ、言ったな、マーシャ!!
     あ・・・と、とにかくだな、本日は皆お疲れ様でしたっ!
     ご来場のみんなも、そして、司会を勤めてくれた
     カノトやシロンも、それから選手の皆もご苦労サン!!
マーシャ:以上で、表彰式およびスピリット・アワーの
     緊急報告を終わります!
     最後まで応援ありがとねっ! そして
     YHMプロダクションの皆はただちに会場へGOよ!!
     インタビューとかあるらしいんだから急げー!
ケイアス:あ、オレ達も取材、取材!!
     マーシャ、YHM会場に走るぜ!



YHM武道会へ続く。