RIN’s 武道大会!

さーって!どんどん行きましょう!!

これから行なわれる試合の勝者が決まった後は、

CLOM様からのご好意で、応援合戦が行なわれます。

その後、休憩を挟みまして、準決勝戦を行ないたいと思います!!

 

会場が人でいっぱいなったね、お姉ちゃん。

 

そうね〜、選手の人たちも観客席に出てきたから、余計よね。

観客席内で、いろいろ揉め事とかあるみたいだけど、

ここまでは被害は及ばないでしょ。

さーって、もう少しでお仕事終わるぞ〜!!

それじゃ、次の試合・・・。

げ、こいつら・・・?

 

 

第二試合

 

アーク VS カイン

 

 

「最初の試合の相手があんた?」

「そのようだな。」

 

カインはエメラルドの剣を持ち、アークは相変わらず何も持たずに舞台に立っている。

体を斜めに、切っ先をアークに向けるように構えたカインが先に動いた。

 

上から下から、右から左から、

ありとあらゆる方向からカインは剣を滑らすが、アークはその全てを、

指の先に作った魔力で、あるいは最小限の動きだけでかわして行く。

その何度目かの、剣が魔力の前で動きが止まった時、

アークが溜め息と共に呟いた。

 

「・・・弱い」

 

「・・・・・・・・・。あんたに比べりゃ誰でも弱い。」

「前の試合の方が楽しめた」

「・・・・。(ムカ)」

「日がな、家で寝ているからじゃないのか?カイン。」

「そー言うあんたはどうなんだよ!?あんただって家でゴロゴロしてんじゃねーか!!」

「体を動かして魔力が上がるか。少しは考えろ。」

「(ムカムカ)俺が分かるか!そんな事!!」

「お前だって魔法は使うだろ?」

「苦手じゃねぇけど、好きじゃないんだ!!」

「そんなのは我侭と同じだ」

「・・・(ぷちん)・・・。」

 

「いちいちうっせーんだよ!この変態魔法バカ!!」

 

「・・・(ムカ)」

 

「真っ黒くろすけ!コウモリ!!病人!!!」

 

「誰が、病人だ・・・」

 

「お前が戦ってた時に、観客が連呼してたんだよ!!そん時はむかついたが、今じゃおおいに賛成できるね!」

 

「・・・カイン。」

 

「るっせー、近寄んなバカ。変態!」

 

「(ムカムカ)・・・。」

 

「お前が家から出ないから、こっちだって出ないんじゃないか!少しはテメーだけで家出てけ!」

 

「・・・。分かった、しばらく家を出よう。好きにしろ。」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・っは!

思わず茫然自失してしまった!!

って、言うか何やってんのよ!恥さらし〜!!!

堂々と舞台のど真ん中で喧嘩しないでよ!

後で迷惑っかかるの私なのよ!!(と、言うよりはマトリが、だが・・・。)

舞台に八つ辺りしないのカイン!!

アークは試合ほったらかして何処かに消えちゃうし〜!!!

 

・・・?ねぇ、お姉ちゃん。舞台にいるお兄ちゃんが勝ったの?

 

え?・・・・う〜ん。そう、なるのかしら・・・?

・・・あ〜、家に帰りたくないな〜・・・。

と、言うよりどうしようかな、あの二人〜・・・。

 

?? よく分からないけど、カインお兄ちゃんの勝ちのようです。

 

 

第二試合

 

アーク VS カイン

 

勝者 カイン   ・・・?