RIN’s 武道大会!
え、え〜っと。
一応会場内が落ちついたところで、グループ代表戦を行ないたいと思いま〜っす!!
え、ええと。
Aグループは、キリお兄ちゃんとレアンお兄ちゃんの試合です。
勝った方がAグループの代表となります♪
そ、それではどうぞ!
Aグループ 代表戦
キリ VS レアン
「ま、よろしく」
「こちらこそ、よろしく」
キリは両手に持った短剣を、レアンは自分の剣を構え、
二人同時に走り出した。
レアンの振り下ろした剣を、キリが両方の剣をクロスさせた状態で受けとめると、
レアンは素早く身を屈め、キリに足払いを仕掛けた。
それを飛んでかわすと同時に、キリは空中で片方の武器を投げ、着地すると同時にレアンに向かい走った。
屈んだままの状態で飛んできた短剣を、地面に転がって避け、素早く立ちあがったレアンの元に、キリが突っ込んできた。
素早い動きで何度攻撃を仕掛けても、レアンは全て受けとめ、隙を縫っては反撃を仕掛ける。
その一撃一撃を、避けてきたキリだが、だんだんと、レアンの攻撃回数が増えるにしたがい、避けきれなくなっていた。
ついには、その重い一撃を短剣一つで受けとめ、
痺れる手にキリが顔を顰めると同時に、剣の切っ先がキリに喉元に突きつけられた。
「はい。終了。」
「あ〜あ。負けちゃった・・・。」
はい、、そこまで〜!!
・・・・。今回は毒舌無いの?
「何?吐いて欲しいの?」
・・・。うっと。嫌な予感がするから言わなくて良いわ。
「じゃあ、一々聞かないでくれない?」
いや〜、前回が前回だからね〜・・。
反響も凄かったし。
「僕のせいなわけ?」
あんたの他に誰がいるのよ。
お、お姉ちゃん・・・・・・。
あ、そうだった!
つーわけで、仕方ないけど。勝者 レアン!!
「・・・。仕方ないって、何?」
Aグループ 代表戦
キリ VS レアン
勝者 レアン