こ こが知りたい成年後見制度


1-1 後見制度の意義・概要・利用法
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■後見制度の意義

痴呆性高齢者・知的障害のある方・精神障害のある方々は、ご自分の財産の管理や病院、福祉施設等への入退所についての契約を行 なうことが困難であることがあります。
このような判断能力が不十分な方々を、次のような理念を基づいて、保護、支援するのが成年後見制度です。
  1. ノーマライゼーション
    障害者や高齢者を特別視するこ、となく、できる だけ社会的な行事にも参加できるように援助し、普通の人と同じノーマルな生活を送れるようにする共 生の理念を持った制度です。

  2. 自己決定権の尊重
    たとえ痴呆の進んだ人であっても人格はあるわけですから、少しでも能力がある限りその人格の発する自己決定を可能な限り 尊重する理念をもった制度です。.
■後見制度の概要
  1. 後見、保佐、補助の三つの制度からなっています。
  2. 成年被後見人となっても、戸籍に記載されなくなりました。かわりに、東京法務局で成年後見登記がされます。
  3. 自分の判断能力があるうちに、将来に備えて信頼できる人に支援をお願いする「任意後見契約」制度ができました。
  4. 後見人を複数選任することができ、また法人も後見人になれるようになりました。
  5. 身寄りがなく、家庭裁判所へ審判の申立てをする人がいない方を保護するため、市町村長に「後見」「保佐」「補助」開始の審判の申 立権を与えました。
■後見制度の利用法
  1. 高齢になり、財産の管理につき不安なので、信頼できる人に管理を頼みたい。
  2. 子供はあてにできないので、判断能力がなくなった老後においてもも、財産を
    自分のために使いたい。
  3. 障害を持つ子供の将来のため、自分が亡くなった後の財産管理を頼みたい。


Web Legal Help Desk
行 政書士  くぼあきら